こんにちは!宮崎大学医学部医学科の竹内壮吾です。私は理系受験生として、物理と化学を選択して医学部合格を掴み取りました。
今日は、私が実際に受験生の時に愛用していた参考書や、それをどの時期に、どんなふうに使い倒していたのかという、かなり具体的な「合格への足跡」を余すところなくお話ししたいと思います。医学部受験を目指している現役生の方はもちろん、今まさに苦しい時期を過ごしている浪人生の方、そして一度社会に出てから医学部という高い壁に挑戦しようとしている方にとって、少しでも道標になれば嬉しいです。
受験勉強をしていると、どうしても「どの参考書が最強なんだろう」とか「いつから始めれば間に合うのかな」と不安になりますよね。私も当時は、机の上に積み上がった参考書を眺めては、ため息をつく毎日でした。でも、自分なりの「武器」の使い方が見えてくると、景色は一気に変わります。
それでは、私の個人的な経験をベースにした、泥臭くも戦略的な学習法について詳しく書いていきます。
現代文という「得体の知れない敵」との向き合い方

まず最初にお話ししたいのは、私が一番苦手としていた国語、特に現代文についてです。
理系受験生にとって、現代文ほど「どう対策すればいいのか分からない」科目は他にないのではないでしょうか。数学や理科のように明確な公式があるわけでもなく、なんとなく読んで、なんとなく解いて、なんとなく間違える。そんな無限ループに陥っている人も多いかもしれません。
私もまさにその一人でした。現代文が本当に苦手で、ただ問題を解くだけでは一生成績が上がらないという恐怖を感じていました。そこで私が手を取ったのが、決める共通テスト現代文(リーディング)や、他の出版社から出ている共通テスト攻略法系の参考書でした。
ここで私が大切にしたのは、「問題を解く練習」をする前に「解き方の作法」を徹底的に学ぶことです。
スポーツでいえば、試合に出る前にラケットの振り方を教わるようなものです。現代文の読み方そのものが分かっていなかったので、演習量でカバーするのではなく、まずは「どう読むべきか」という指針が丁寧に書かれている本を読み漁りました。
具体的な時期としては、6月くらいから少しずつ触れ始めました。 そして夏休みを過ぎたあたりから、ある種の「強迫観念」に近い意識を持つようになりました。それは「読み方を忘れるのが怖い」という感覚です。
現代文の読み方のコツというのは、一度掴んだと思っても、少し触れないだけで驚くほど簡単に指針がブレてしまいます。だからこそ、夏休み以降、特に10月くらいからは、毎日必ず一度は現代文の参考書を開くことを自分に課しました。
たとえ一題解く時間がなくても、解き方のポイントを確認するだけでもいいのです。自分の思考の「軸」となるものを毎日メンテナンスし続けることで、本番でも迷わずに文章と向き合えるようになりました。
その後は、河合塾などの予備校で配布された問題や、共通テスト専用の問題集を実戦形式で解いていきました。ここで選ぶ基準にしたのは、とにかく「解説の根拠がしっかりしていること」です。
なぜその選択肢が正解で、なぜ他が間違いなのか。そのプロセスに納得がいかない解説は、復習の効率を下げてしまいます。私は復習こそが勉強の本体だと思っていたので、解説の質にはかなりこだわって選んでいました。
古文・漢文の「9割奪取」への執念
次に古文と漢文についてお話しします。これらは理系にとって、共通テストで確実に得点源にしたい分野です。
古文に関しては、学校でもらった「古文単語300」というオーソドックスな単語帳を毎日ボロボロになるまで使っていました。 毎日10語程度でいいので、とにかく忘れないようにしつこく反復することを意識しました。
そして、私が大きな影響を受けたのが「1ヶ月で9割完成」といったキャッチコピーが書かれた、共通テスト専用の参考書です。 正直に言うと、最初は「そんなにうまくいくわけないだろう」と疑っていました。でも、その本の表紙に踊る「9割」という文字に惹かれて、半ば神頼みのような気持ちで取り組んでみました。
結果として、これが大正解でした。古文を読む際の特徴や、入試特有のコツが凝縮されていたのです。私は似たようなコンセプトの本を2冊ほど買い、そのうちの1冊を「メイン武器」として、もう1冊から得た知識もどんどんそこに書き込んでいくスタイルを取りました。
基礎の基礎、本当に簡単な問題から始めて、文章として頭の中で完璧に理解できるまで何度も読み返しました。 「分かる」と「できる」の間には深い川がありますが、その川を埋めるのは、こうした地道な反復作業だけです。
漢文についても同様で、有名な「漢文早覚え速読法」のようなグリーンの参考書を活用しました。 ただ、それだけでは語彙力、特に漢字の意味が少し足りないと感じることがありました。そこで私は、模試で見かけた知らない単語をメモしたり、高校でもらった漢字の一覧表のページをわざわざ切り取って持ち歩いたりしていました。
「この10ページ分に載っている漢字さえ覚えれば戦える」と範囲を限定することで、精神的なハードルを下げていたのです。 古文も漢文も、夏休みが終わる頃まではこうした基礎固めをメインに行い、それ以降は二次試験の勉強の合間に、実力を維持するためのルーティンとして組み込んでいきました。
社会科目を「自分だけの聖書」に変える戦略

私は地理を選択していましたが、社会科目こそ「情報の集約」が勝負を分けると考えています。
4月からコツコツと進めてはいましたが、やはりメインは移動時間や、理数系の勉強で頭が疲れ果てた時の「リフレッシュ」としての活用でした。 使っていたのは、いわゆる「黄色い本」として有名な共通テスト対策の参考書です。
他にも倫理や政治・経済の、分かりやすいと評判の本をいくつか手にしたこともありました。しかし、参考書をたくさん買うことの本当の価値は、それらを並行して使うことではなく、情報を一箇所にまとめることにあります。
私は、一つの参考書を「ベース」と決めました。そして、他の参考書や模試、問題集で「あ、これ、私のベースの本には載っていないな」という新しい情報を見つけるたびに、迷わずメインの本に余白へ書き込んでいきました。
こうすることで、試験直前には「この一冊さえ完璧にすれば、私は誰にも負けない」という、自分だけの最強の聖書が出来上がるのです。 わざわざ別のノートを作る必要はありません。参考書そのものを育てる感覚で、情報を付け足していくのが一番効率的です。
過去問演習で間違えたポイントも、すべてその本に集約させました。問題自体もバラバラにならないよう、まとめて保存できるように工夫していました。
数学を「ひらめき」から「論理」と「暗記」に変える

さて、いよいよ理系科目の王様、数学についてです。
私は4月から「1対1対応の演習」シリーズを、それこそ狂ったように繰り返していました。 どのくらい繰り返したかというと、問題を見た瞬間に解法が頭に浮かび、公式を代入するように手が勝手に動くレベルになるまでです。
数学を「センス」や「ひらめき」だと思っている受験生は多いですが、私はあえて「数学は解放暗記である」と割り切っていました。 問題文の中に特定のキーワードを見つけたら、この解法パターンを繰り出す。そうした自分なりの「引き出し」をいくつ作れるかが勝負です。
1周目は、分からない問題があっても5分以上は悩みませんでした。すぐに答えを見て、解き方のプロセスを脳に叩き込みます。 そうして基礎を固めた上で、さらに上のレベルを目指すために「大学への数学」シリーズの分野別参考書、特に確率に特化したものに取り組みました。
これが私にとっての大きな転換点でした。それまで感覚で解いていた確率という分野が、確固たる論理に基づいて解けるようになったのです。 難しい難関大学の問題であっても、論理の積み重ねでしかないと気づけたことで、苦手意識は完全に消え去りました。
また、医学部受験で避けて通れない「微積分」に関しては、「微積分の極意」という本を愛用しました。 微積分は理系数学のメインディッシュであり、最も差がつく分野です。はさみうちの原理や極限の飛ばし方など、根本的な概念から理解し直すことで、初見の難問にも立ち向かえる自信がつきました。
マクローリン展開の高校生版のような、一歩踏み込んだテクニックやアプローチもこの本から学びました。こうした細かいスキルの積み重ねが、本番での数点の差、ひいては合格への切符に繋がったのだと確信しています。
最後の方は、大阪大学の赤本や、全国の難関大学の数学を集めた問題集を実戦演習として解いていました。 共通テスト対策については、正直に言うと、模試の復習以外はほとんど時間を割きませんでした。 「二次試験レベルの数学が解ければ、共通テストなんて余裕で突破できる」という、ある種の強気な姿勢でいたからです。 データの分析など、共通テスト特有の範囲だけは直前に確認しましたが、基本的には二次試験対策こそが最強の共通テスト対策になると信じていました。
物理・化学:二次試験重視の「盤石な」守り
理科についても、数学と同様の戦略を取りました。共通テスト専用の勉強はほとんどせず、二次試験を見据えた重厚な学習を続けました。
物理は「名問の森」を完璧に仕上げることからスタートしました。 その後は、難関大の物理の問題をひたすら解き、塾でもらった質の高いオリジナルテキストを信じてやり込みました。 物理の良問は、大学の過去問の中にこそ眠っています。特に特定の大学にこだわらず、名問と呼ばれる問題に多く触れることで、物理現象の本質を掴むことができました。
化学は、夏休み前までに「化学重要問題集」を全問完璧に解ける状態にしました。 これが終わった後は、新演習にも手を出しましたが、結局は旧帝国大学の過去問演習が一番力になったと感じています。
特に無機化学と有機化学については、「福間の無機化学」と「鎌田の有機化学」という、もはや受験界の伝説とも言える2冊を徹底的に繰り返しました。 これらの分野は暗記の側面が強いので、この2冊さえ信じていれば大丈夫、という状態をいかに早く作るかが重要です。
社会の時と同じように、模試で見つけた重箱の隅をつつくような知識は、すべてこの2冊に書き込んでいきました。 「無機・有機で分からないことがあったら、この本に戻れば必ず答えがある」という状態を作ることで、試験会場でもお守りのような安心感を得ることができました。
物理も化学も、二次試験レベルの根本的な考え方が身についていれば、共通テストで少し捻った問題が出ても、動じることはありません。 医学部を目指すレベルの人であれば、この「二次対策=共通テスト対策」という考え方は非常に理にかなっていると思います。
英語:苦手だからこそ「構造」に縋った日々

最後は、私が数学と同じくらい苦労した英語についてです。英語は本当に苦手で、最後まで私の足を引っ張り続けました。
単語については「LEAP」や「鉄壁」を使っていましたが、正直なところ、完璧に覚え切ることはできませんでした。 今振り返ると、鉄壁を8割程度の完成度で止めて、パス単準1級に手を広げてしまったのは、少し反省点です。 手広くやるよりも、まずは鉄壁を10割完璧にする。その2割の差が、本番での読解のスピードや正確性に直結したのではないかと感じています。
英作文については、ドラゴン桜で有名になった100文程度の例文集や、竹岡先生の英作文講義を使いました。 型を覚えることで、苦手な英語でも「大崩れしない」答案を作る練習を繰り返しました。
そして、私の英語の学力を劇的に引き上げてくれた運命の一冊が「ポレポレ英文読解プロセス50」です。 英文解釈の壁にぶち当たっていた私にとって、あの黄色い本が教えてくれる視点は、まさに目から鱗でした。 ポレポレを終えた後、長文の中の複雑な一文が、まるでパズルが解けるようにクリアに見えるようになった時の感動は今でも忘れません。
さらに「ルート」という1から4までレベル分けされた長文演習と英文解釈が合体した参考書も、非常に効果的でした。 英語は「長文を1日1題必ず解く」というルールを自分に課し、700選や長文1000などの問題集も併用しながら、毎日英語の波に浸かるようにしていました。
分からない単語に出会うたびにメモをして、自分だけの単語帳を作る作業も欠かしませんでした。 こうした地道な努力を積み重ね、1000語やそれ以上の長文にも動じないスタミナを養っていきました。
参考書を「たくさん買う」ことの真意
さて、ここまで多くの参考書を紹介してきましたが、もしかしたら「こんなにたくさん買って、中途半端にならないの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
確かに、世の中には「一冊の参考書を完璧にしろ」というアドバイスが溢れています。それは一つの真理ではありますが、私は「目的を持った多読・多習」はむしろ推奨されるべきだと思っています。
私が予備校の夏期講習や冬期講習に大金を投じるよりも、自分で参考書を選んで買うことを選んだのには理由があります。 それは、自分の足りないものを一番分かっているのは、他でもない自分自身だからです。予備校のパッケージ化された授業を受けるより、今の自分に欠けているパーツを埋めてくれる参考書をピンポイントで選ぶ方が、圧倒的に効率が良いのです。
もちろん、買ってすぐに飽きてしまうのは良くありません。 しかし、ある参考書をやっていて「あ、この説明は自分には合わないな」と感じたり、「この分野だけは別の本でもっと深く学びたい」と思ったりしたのなら、新しい本を手に取ることを躊躇う必要はありません。
私は新しい参考書を買った時、すでに知っている部分は大胆に飛ばしていました。 知っていることに時間を割くのは勉強ではありません。それは単なる確認作業です。 自分が知らないこと、できないことだけに集中するために、新しい参考書の半分を捨てる勇気を持っていました。
周りからは「参考書マニア」と揶揄されることもありましたが、私はしっかりとした意図を持って本を選んでいました。 「今の自分にはこの論理的思考が足りないから、この確率の本を買うんだ」といった目的意識があれば、参考書の数は決して学力の邪魔をしません。
というわけで

ここまで長々とお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
受験勉強という暗いトンネルの中では、誰もが「本当にこれでいいのか」という不安に押し潰されそうになります。でも、その不安を解消してくれるのは、他人からの気休めの言葉ではなく、自分が信じて使い込んだ参考書の厚みだけです。
今の自分を冷静に分析してみてください。何が足りないのか、何に躓いているのか。それが明確になれば、自ずと手に取るべき一冊が見えてくるはずです。
参考書は、あなたの夢を叶えるための「武器」です。武器を磨き、使いこなし、自分だけの戦略を立てて、医学部合格という大きな勝利を掴み取ってください。
あなたの努力が、最高の結果として結実することを、心から応援しています。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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