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医学部模試でE判定でも諦めない!焦りを自信に変える3つの復習ステップとメンタルリセット法

こんにちは!

全国の医学部受験生をサポートするオンライン塾「ローカルメディ」の宮崎大学医学部医学科の竹内壮吾と申します。

私は高校時代に現役で医学部を受験し、その後は浪人生活を経験して、現在は宮崎大学医学部医学科で充実した日々を送っています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

今日はこんなことを書きたいと思います。 前半は、毎日机に向かって苦しい受験勉強を続けている皆さんが、ふと疑問に思うであろう「医学科に入ったら、実際のところ楽しいのかどうか」という、医学部に行くモチベーションが高まるようなリアルなキャンパスライフについてです。 そして後半は、模試の判定が返ってくるたびに一喜一憂して眠れない夜を過ごしている皆さんに届けたい、「模試の判定が悪かった時に次に取るべき具体的なアクションと、私のとっておきのメンタルリセット法」についてです。

一般的に、学校の先生や予備校のチューターからは、「医学部に入ったら、そこからさらに地獄のような勉強漬けの毎日が待っているから覚悟しなさい」と言われることが多いと思います。 また、模試の判定に関しても、「E判定が出たらすぐに志望校を変えなさい」とか、「合格可能性のパーセンテージだけを見て、自分の立ち位置を厳密に把握しなさい」というような、冷徹で現実的なアドバイスがされることが一般的です。

しかし、私はそれらの考え方に対して、自分自身の受験経験、そして今の大学生活から、少しだけ疑問と新しい視点を持っています。 今日は、実際に医学科に通っている私が「大学生活はマジで楽しいです」と胸を張って言える理由について、勉強だけでなく、部活やお金事情も含めて本音でお話しします。 さらに後半では、高校時代に「ずっとE判定」を取り続け、浪人時代には判定のアップダウンに振り回されながらも、独自の分析法で不安を自信に変えていった私のリアルなメンタルリセット術について、丁寧に語っていきたいと考えています。

今、果てしなく高い医学部の壁を前にして、毎日机に向かっている中高生の皆さん。 そして、朝から晩まで予備校の重苦しい空気の自習室にこもり、「模試でまたE判定を突きつけられて、もう諦めた方がいいのではないか」「自分には医学部に行ける才能がないのではないか」と、見えない未来への恐怖に不安を抱きながら浪人生活や再受験に挑んでいる社会人や浪人生の皆さん。

「よし、今度こそ良い判定を取るぞと気合を入れて模試に臨んだのに、返ってきた結果にはまた冷たくEの文字が印字されていて、机に突っ伏して涙をこぼしてしまう」

「周りのライバルたちがA判定やB判定を並べているのを見て、自分だけが合格から程遠い場所に取り残されているような孤独感に襲われてペンが止まってしまう」

そんな風に思い悩んでしまうこと、ありますよね。そのお気持ち、私には痛いほどよく分かります。 私も受験生時代は、自分の成績の伸びなさに何度も絶望し、返ってくる判定の悪さに心が折れそうになりながら、不安と一人で葛藤していたごく普通の学生だったからです。

しかし、私が悩み抜いた末に宮崎大学医学科に合格し、実際に過ごしてきた日々を振り返ってみると、決して「医学部は遊ぶ暇が一切ない監獄のような場所」でも、「E判定が出たら合格の可能性がゼロになる」というわけでもないという真実が見えてきます。 今日は、皆さんが心の中に抱えている「本当に合格した後に楽しい生活があるのかという不安」や「模試の悪い結果に対する焦り」という深い悩みに優しく寄り添いながら、明日からの勉強が少しでも前向きになるような、心がスッと軽くなるヒントを、私のリアルな体験を交えてお話しさせていただきます。

目次

第一章 医学科へのモチベーションが高まる話。大学生活はマジで楽しいです

自分自身の興味が形になる瞬間

医学部を目指して勉強している時、私たちは「とにかく合格しなければならない」という目の前の課題に追われて、その先にある大学生活がどんなものなのか、なかなか具体的に想像できないことが多いと思います。 学校の先生などから「医者は一生勉強だ。医学部に入ったら高校の何倍も勉強することになるぞ」と脅されると、何のために今こんなに苦しい思いをしているのか分からなくなってしまいますよね。

結論からお伝えしますと、大学はマジで楽しいです。 まず、勉強の面からお話しします。 医学部の1年生の時は、まだ医学の専門的な勉強ではなく、一般的な教養科目を学ぶことが多いです。 しかし、2年生になると、いよいよ「基礎医学」という専門的な勉強がスタートします。 生物学をはじめとする、人体の複雑な仕組みや医療についての本格的な授業が本格化していくのです。

私は元々、人間の体がどうやって動いているのか、病気はどのようにして発生するのかといった人体の仕組みや医療について、強い興味を抱いていました。 だから、2年生になってそれらを実際に学んだ時、心から感動しました。 「あ、本当はこんな仕組みになっていたのだな」という、自分がずっと知りたかった未知の領域を深く知ることができる喜びは、それまでの受験勉強の「ただ公式を暗記する」といった作業とは全く異なる、本当にエキサイティングな体験でした。 自分の知的好奇心が満たされていく感覚は、医学を志す者にとって、これ以上ないモチベーションになるはずです。

仲間と勝利を目指す。部活の本当の楽しさ

「とはいえ」、勉強ばかりが大学生活のすべてではありません。 私が大学生活をこれほどまでに楽しいと感じている最大の要因は、実は勉強以外の部分にあります。 特に、部活動がすごく楽しいです。

私は現在、医学部の野球部に所属しています。 大学に入る前の私は、「大学に行ったら、高校の時のように毎日必死に練習するような部活動はもうやらないだろうな」と思っていました。 サークル活動のようなところで、スポーツを趣味として、楽な気持ちで、ゆるく楽しむ感じで取り組むのだろうと勝手に予想していたのです。

しかし、実際に医学部の部活に入ってみると、そこにはとても熱い世界が広がっていました。 もう一度、同じ志を持った仲間たちと一緒に、真剣に勝利を目指して戦うという、あの高校や中学校の部活でしか得られないと思っていた「スポーツの本当に楽しい部分」を、もう一度楽しむことができているのです。 この熱い一体感や、本気で勝ちに行く楽しさは、医学部という独自の環境にしっかりとした部活動があるからこそ経験できたことだと思います。

他の学部とは一線を画す。濃密な縦と横の繋がり

ここで、他の一般的な学部と医学部における人間関係の違いについて、少し触れておきたいと思います。

他の大きな総合大学の学部であれば、学生の数も多く、学科の枠を超えて様々な人と知り合う機会が多いように見えるかもしれません。 しかし、実は学科内で全員と話す機会があったり、先輩と個人的に仲良くなったりする機会は、研究室が同じにならない限り、あまり多くないのが一般的なのです。

それに対して、医学部というのは、非常にクローズアップされた特別な環境です。 多くの大学では、医学部だけの独立したキャンパスがあったり、あるいは医科大学として単科で完結していたりすることが多いです。 そのため、良くも悪くも、その狭いコミュニティの中で人間関係が完結することが多くくなります。

特に部活動に所属していると、毎週決まった曜日に同じメンバーで練習を重ね、一緒に遠征に行ったり、大会に出場したりします。 そうすると、必然的に同期だけでなく、先輩や後輩とも驚くほど親密になり、深い友情を築くことができるようになります。 この、他の学部にはないほど親密で深い「縦と横の繋がり」は、医学部生活の何よりの財産になります。

「とはいえ」、小さなコミュニティですから、誰が誰と付き合っているとか、誰がテストでピンチだとか、良くない噂話が広まりやすいという少し厄介な部分があるにはあります。 しかし、それを差し引いても、大学を卒業してからも一生ずっと付き合っていけるような、強い絆で結ばれた友人や先輩ができるというのは、医学部という環境の本当に素晴らしい点であると感じています。

先輩との繋がりが密接であることは、日々の大学生活を過ごしやすくする上でも非常に有利です。 医学部の進級試験はとても厳しいことで有名ですが、仲良くなった先輩から、テストの過去問や対策資料を譲ってもらうことができます。 また、「この科目はあの先生が担当するから、こういう対策をした方がいいぞ」といった、教科書には載っていない実践的なアドバイスをもらうこともできます。 さらに将来の就職活動や病院見学、マッチングなどの場面においても、実際に現場で働いている先輩から多くの貴重な生の話を聞くことができるため、就職活動にも非常に強いというメリットがあります。

医学科生だからこそ得られる。破格のアルバイト事情

もう一つ、現実的な話として、皆さんが気になる「お金事情」についてもお話ししておきます。 医学科の学生は、実はアルバイトの時給が非常に高くなる可能性を秘めています。

よくある大学生のアルバイトといえば、カフェの店員や居酒屋のスタッフなど、時給1000円前後のものが多いと思います。 しかし、医学科生が家庭教師や塾の個別指導の講師のアルバイトをする場合、事情は全く異なります。

学習塾や家庭教師の派遣会社などでは、一般的な大学生の枠とは別に、「医学科生枠」として特別に高い時給で募集をしている場所が少なからずあります。 一般的な時給が1000円台のところ、医学科の学生というだけで、時給が数千円に跳ね上がることも珍しくありません。

さらに、世の中のご家庭の中には、「将来我が子を医学部に入れたいから、実際に合格した医学科の学生に直接教えてほしい」と、医学科生のみをピンポイントで指名して求めているケースもたくさんあります。 このような高い需要があるため、限られた時間で効率よくお金を稼ぐことができ、その稼いだお金で自分の趣味を楽しんだり、旅行に行ったりと、充実したプライベートを送ることができるようになります。

このように、医学部に入ることで、勉強の面白さはもちろん、一生モノの仲間、頼りになる先輩、そして豊かな学生生活を支える経済的な基盤まで、本当にたくさんの素晴らしい価値を手に入れることができます。 だから、今勉強が苦しくて挫折しそうになっている人は、どうかこの「マジで楽しい未来」が自分のすぐ先に待っていることを思い出して、もう一踏ん張りしてほしいと思います。

第二章 高校時代の私のリアル。ずっとE判定から始まった逆転劇

現役生の甘い見通しと自己採点集計の奇跡

ここからは、後半のメインテーマである「模試の判定が悪かった時にどう立ち振る舞うべきか」という、受験生の誰もが直面するメンタルの壁についてお話ししていきます。

今、模試の結果を見て「E判定ばかりで、自分は本当に受かるのだろうか」と、涙が出そうなほどの不安に押し潰されそうになっている人がいるかもしれません。 そんな皆さんに、まず最初にお伝えしたいことがあります。

私は、高校生時代の模試において、医学部の判定はほぼすべて「E判定」でした。 本当に、ずっとE判定ばかりだったのです。

では、なぜ私がその状態でメンタルを維持できていたのか。 今振り返ると少し恥ずかしいのですが、当時の私は「メンタルが崩れることがなかった」というよりは、現役生特有の「まあ、最終的にはどうにかなるだろう」という、根拠のない甘い見通しを持っていたからでした。 「自分は現役生だから、ここから最後の最後でグンと成績が伸びて合格できるはずだ。だから今はE判定でも気にしなくていいや」と、どこか他人事のように捉えていたのです。

そんなポジティブすぎる態度で受験に臨み、共通テストを受けた後のことです。 受験生の間ではお馴染みの、共通テストの点数を入力して合格可能性を判定するシステムがあります。 私はそれを「万歳ドーム(自己採点集計)」と呼んでいましたが、その結果を見た時、私は信じられないものを見ました。

なんと、ずっとE判定だった私の結果に、初めて「D判定」と「C判定」が表示されたのです。

その時、私は「お、意外といけるんじゃないか!」と大いに喜び、やはり自分のポジティブな姿勢は間違っていなかったのだと確信しました。 「E判定でも諦めずに受ける人が合格していくんだから、自分もその一人になれるはずだ」と、自分の都合の良いように解釈していたのです。 しかし、「とはいえ」、そんな甘い考えだけで突破できるほど、医学部受験の世界は甘くはありませんでした。 現役生の時の私は、結局のところ、実力が伴わないまま本番で不合格となってしまいました。

浪人時代のプレッシャー。余裕から一転、一喜一憂の沼へ

現役での失敗を経て、私は浪人生活という新たなステージに入りました。 1年間の猶予を得て、4月に始まった予備校生活。 この頃に行われる最初の模試では、現役時代に積み重ねた貯金があるため、判定が非常に良く出ることが多いです。 私も、春先の模試ではとても良い判定が出て、「お、これは浪人したら余裕で受かるな」と、大いに油断していました。

しかし、夏が過ぎ、秋が近づいてくるにつれて、周りの現役生たちが猛烈な勢いで追い上げてきます。 さらに、模試の問題自体の難易度も一気に上がっていきます。

そんな中で受けた模試で、私は大きくこけてしまいました。 春先にあれほど良かった判定が、一気にE判定やD判定にまで急降下してしまったのです。

現役の時とは違い、浪人生にとってのE判定は、言葉では言い表せないほどの強烈な恐怖とプレッシャーを伴います。 「もう後がない。来年はどうなってしまうのだろうか。」 「私は毎日こんなに必死に勉強しているのに、結局現役の時と何も変わっていないのではないか。」

私は、典型的な「判定に一喜一憂してしまうタイプ」でした。 良い判定が出れば天にも昇るような気持ちになり、悪い判定が出ればその日の勉強が全く手につかなくなるくらい激しく落ち込む。 そんな不安定なメンタルの状態で、私は浪人生活の後半を過ごしていました。 しかし、そんな一喜一憂の沼に沈んでいた私が、このままでは絶対にまた失敗すると気づき、ある具体的なアクションを起こすことで、この負のスパイラルから抜け出すことに成功しました。

第三章 模試でこけた時の「超具体的」な3つの見直しアクション

アクション1:時間不足か、ケアレスミスか、根本的な理解不足か

模試の判定が悪かった時、多くの受験生がやってしまいがちな行動があります。 それは、返ってきた偏差値や判定の文字だけを見て「ああ、やっぱり自分はダメだ」と落ち込み、その答案を引き出しの奥深くに仕舞い込んで、見なかったことにしてしまうことです。 あるいは、逆に「次はもっと勉強時間を増やして、難しい問題を解きまくろう!」と、根性論に逃げてしまうことです。

私は、悪い判定が出た時こそ、最も冷静になってその答案と向き合うべきだということに気がつきました。 具体的には、間違えた問題に対して、以下の3つの基準で徹底的に分類と分析を行いました。

・基準1:時間が十分にあったら、この問題は自力で解けたのだろうか。 ・基準2:ケアレスミス(計算間違いや問題文の読み落としなど)がなければ、解けたのだろうか。 ・基準3:そもそも、公式の意味や現象の根本的な部分から理解できていなかったのだろうか。

特に、医学部受験において合否の要となる「数学、物理、化学」の3科目については、この分析を徹底的に行いました。 ただ「間違えた」という一言で済ませるのではなく、その間違いの「原因の正体」を正確に突き止めることが、次への第一歩になります。

アクション2:原因に合わせた、その日の対策メモ

原因が分析できたら、次はその原因に合わせた「具体的な対策」をその日のうちに決定し、ノートに書き留めます。

例えば、「時間が足りなくて解けなかった」という場合です。 これは、あなたの理解力が足りないのではなく、「問題を解くスピード(処理能力)」に課題があるという証拠です。 ですから、今後の勉強においては、ただダラダラと問題を解くのではなく、「この大問は15分以内に解き切る」といったように、常に時間を意識して解く練習を最優先にすべきだ、というアクションが決まります。

また、「計算ミスやケアレスミスで落としてしまった」という場合です。 これは非常に悔しいミスですが、実は「自分は本当は解けたはずだ」と過信して放置してしまいがちです。 しかし、私はここで自分を厳しく律しました。 「ミスをしないことも実力のうちだ。なぜここでミスをしたのか」を徹底的に考えました。 計算の途中でどの部分に気を配ればミスを防げたのかを、自分専用のノートにメモとして具体的に書き残し、同じ計算が次に出てきた時には必ずそのメモを意識して解くようにしました。

そして、「根本的に理解できていなかった」という場合です。 これが一番重症ですが、原因としては一番明確です。 すぐに教科書や基礎的な参考書に戻り、その単元の基本事項をもう一度じっくりと読み直す必要があります。

このように、悪い判定という結果を「自分の弱点を発見するための貴重なデータ」として捉え直し、具体的な対策へと落とし込んでいくことで、私は落ち込んでいる時間を「実力を伸ばすための生産的な時間」へと変えることができるようになりました。

アクション3:実力はあったと、自分に言い聞せる勇気

ここで、少しメンタル的なお話を付け加えさせてください。

先ほどのアナログな分析をした結果、「もしケアレスミスがなくて、時間も十分にあれば、自分はこの問題が解けていたはずだ。ということは、本来の自分の実力であれば、今回の模試でもあと30点は多く取れていたはずだ」ということが分かってきます。

「そんなの、ただの負け惜しみや、たらればの話じゃないか」と思うかもしれません。 確かに、みんながミスをなくして、みんなが時間内に解けたら、平均点も合格最低点も一気に跳ね上がってしまいますから、そんな仮定には意味がないという厳しい意見もあります。

しかし、受験本番を乗り切るための「メンタルコントロール」という観点から見れば、この「もし〜なら解けていた」という確認は、非常に大きな意味を持っています。 なぜなら、「自分にはそもそも解く実力がない」と思って勉強するのと、「解く実力はすでにある。あとはスピードと正確性を磨くだけだ」と自信を持って勉強するのとでは、日々の勉強の質も、本番での緊張度合いも全く違ってくるからです。

「自分の実力自体は、決して間違っていなかった。大丈夫だ」と、分析したデータに基づいて自分に言い聞かせること。 この小さな自信の積み重ねが、悪い判定のプレッシャーに押し潰されそうな私の心を、何度も救ってくれました。

第四章 心配症な私を救った「参考書マッピング法」

終わりの見えない勉強への不安

私は、自分で言うのも何ですが、かなり「心配症」な性格でした。 「このままの勉強法で本当に大丈夫なのだろうか。」 「あの参考書をやっているライバルたちに、自分は負けてしまうのではないか。」 そんな風に、勉強を進めていても常に不安がつきまとっていました。

特に、医学部受験は範囲が広いため、「やってもやっても終わらない」という感覚に陥りやすいです。 終わりの見えない暗闇を歩いているような不安から、勉強の途中で手が止まってしまうこともよくありました。

そんな心配症な私が実践していたのが、「解けなかった問題を網羅している参考書を把握し、ここまでやれば大丈夫という地図を自分で作る」という方法です。

ここまでやれば大丈夫という「地図」の構築

例えば、模試で特定の難しい問題が解けなかったとします。 その時、私はただ「難しいな」で終わらせるのではなく、自分が現在使っている、あるいはこれから取り組む予定の参考書の目次をじっくりと眺めました。

そして、「あ、今回模試で出たこの複雑な設定の問題は、私が使っているこの参考書の、第5章のこの応用問題と同じパターンだ。ということは、この参考書を最後までしっかりとやり切れば、本番で同じ問題が出ても絶対に解けるようになるな」ということを、自分の目で確認するのです。

この「解けなかった問題が、自分の持っている参考書のどこに位置しているのか」を明確にすることを、私は「参考書マッピング」と呼んでいました。 これを行うことで、「この一冊の参考書を完璧に終わらせれば、私の受験勉強は完成する。だから、余計な心配をせずに、ただ目の前にあるこの本を信じて進めればいいのだ」という、確固たる自信と安心感を得ることができるようになります。

心配症な人にこそ、この方法は本当にお勧めです。 「これさえやれば大丈夫」という明確なゴール(地図)を自分で用意してあげることで、終わりのない不安から解放され、迷うことなく日々の勉強に没頭することができるようになります。

第五章 入試直前の焦りを一瞬で消し去る「過去問安心法」

模試の問題と、志望校の過去問は「別物」である

いよいよ入試が間近に迫ってきた、秋の終わりから冬にかけての時期。 この時期に返ってくる最後の模試の結果というのは、受験生にとってまさに心臓が止まるほどのインパクトを持っています。 ここで悪い判定が出てしまうと、これまでの努力がすべて否定されたような気持ちになり、目の前が真っ暗になってしまうこともあります。

私も、入試が直前に迫った時期の模試で、決して良いとは言えない判定を取ってしまい、これまでにないほどの激しい焦りに襲われました。 「もう本番まで時間がないのに、どうしてまだこんなに点数が足りないんだ」と、夜も眠れなくなるほどでした。

しかし、そんなパニックになりそうな私を救ってくれたのは、冷静に「模試の性質」を見極めることでした。

よく考えてみてください。 あなたが受けているその全国模試は、あなたの行きたい大学が作成した問題ですか。 違いますよね。 模試というのは、全国のあらゆる大学を目指す何万人もの受験生を、一律の基準で評価するために作られた、非常に平均的で、かつ独特の難しさを持った問題です。 つまり、模試の問題の傾向と、あなたが受ける志望校の過去問の傾向は、全くの別物なのです。

過去問を解いて、自分の立ち位置を再確認する

模試の結果が悪くて焦った時、私はすぐに模試の答案を横に置き、自分が志望している宮崎大学の実際の過去問を引っ張り出してきて解いてみました。

すると、不思議なことが起きました。 模試では全然点数が取れなかったのに、実際の志望校の過去問を解いてみると、合格最低点をしっかりと超える点数が、あるいは合格者平均に近い点数が、安定して取れているということが分かったのです。

「なんだ、模試の問題は自分には合わなかったけれど、志望校の問題なら自分は十分に戦えるじゃないか。」

この事実に気づいた瞬間、私の中の焦りは一瞬で消え去りました。 模試はあくまで「周りと比べた自分の大まかな位置」を測定するためのものであり、入試本番の問題そのものではありません。 極端な話、模試の判定がどれだけ悪くても、本番の試験用紙に印刷されている問題が解けて、志望校の合格最低点より1点でも多く取ることができれば、あなたは合格できるのです。

「というわけで」、直前期の悪い判定に心を乱されそうになった時は、一度立ち止まって、志望校の過去問を解いてみてください。 過去問を解いて点数が取れているのであれば、何も恐れることはありません。 「模試の点数は悪かったけれど、私の実力は志望校にしっかりとアジャストしている」と確信を持ち、自信を持って本番の試験会場へと向かってほしいと思います。

終わりに:模試を「目的」にしない。自分の弱点を見つけるツール

今回は、私が宮崎大学医学部に合格するまでのリアルな経験に基づいた「医学科に入るモチベーションが高まる大学生活の話」について。 そして、「模試の判定が悪かった時に取るべき具体的な3つの見直しアクションと、不安を自信に変えるメンタルリセット法」について、たっぷりと語らせていただきました。

読者の皆さんが今抱いている「医学部に入っても勉強ばかりで楽しくないのではないかという不安」や「模試の判定が悪くて、もう諦めてしまおうかと悩む焦り」は、私がかつて現役時代にE判定ばかりを突きつけられ、浪人時代に判定の乱高下に一喜一憂してため息をついていたあの頃と、全く同じものです。

今日お話ししたように、医学部の生活は、あなたが想像している以上に、知的好奇心に溢れ、最高の仲間に恵まれた、マジで楽しい世界です。 そして、模試の判定というのは、あなたの価値を決めるものでも、合格の可能性を完全に否定するものでもありません。 それは、あなたの「弱点」を教えてくれる、ただの便利なツールに過ぎないのです。

悪い判定が返ってきたら、むしろ「本番前に自分の弱点を見つけることができてラッキーだった」と思ってください。 時間不足なのか、ミスなのか、理解不足なのかを冷徹に分析し、自分だけの対策ノートを作る。 そして、心配になったら参考書の地図を確認し、志望校の過去問を解いて自分の実力を信じる。 その地道な繰り返しこそが、あなたを確実に合格へと近づけてくれます。

長く過酷な受験生活の中で、心細くなる夜は何度もあると思います。 しかし、あなたが今、悪い判定の悔しさを堪えて、「次こそは絶対にできるようにするぞ」と問題集を開いているその姿勢は、本当に立派で、何よりも強い努力の証です。

どうか、自分自身の可能性と、これまでに積み上げてきた努力を信じて、今日やるべき目の前の勉強に全力で向き合ってください。 あなたがすべての壁を乗り越えて、春に笑顔で医学部の門をくぐり、私たちと一緒に素晴らしいキャンパスライフを送れるようになる日を、宮崎の地から心より応援しています。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。 一緒に頑張りましょう!

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この記事を書いた人

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