こんにちは!
全国の医学部受験生をサポートする地方医学部オンライン塾、ローカルメディの宮崎大学医学部医学科の湯浅祥平です!
私は小学校や中学校の頃、熱心に塾へ通って夜遅くまで勉強するような環境にはいませんでした。小さい頃から白球を追いかける野球少年で、毎日泥だらけになってグランドを走り回っていました。そんな私が、高校生になってから一念発起して医学部を目指すようになり、現役時代は力及ばず不合格となりましたが、他県での一年の浪人生活を経て、現在は実家のある宮崎大学の医学科に合格し、5年生として充実した病院実習の日々を送っています。今回は、将来の夢が定まらずに焦っている皆さんや、日々の生活リズムが崩れて悩んでいる皆さんのために、私の等身大の体験談をありのままに語りたいと思い、このブログを書くことにいたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
今日は、大きく分けて2つの非常に大切で、かつ実用的なテーマについて詳しくお話ししたいと考えています。
前半は、私が泥臭い野球部時代に、どのような怪我の絶望を経験し、そこからどのような葛藤を経て医師を目指したのかという、私の人生の原点となるストーリーについてです。これは、私が面接試験で堂々と語った「整形外科の先生への憧れ」という王道の動機と、実は面接ではあまり話さなかった「自分を限界まで追い込むための、最高難易度の目標設定としての医学部」という、2つの本音から成り立っています。
そして後半は、私が過酷な浪人生活や日々の自習の中で、最も自分自身を助けてくれたと感じている「究極の体調管理ハック」についてです。 「毎日長時間机に向かっているけれど、頭がぼーっとして集中力が続かない」 「夜ふかしをしてしまい、次の日の朝に起きられなくて自己嫌悪に陥ってしまう」 という、受験生なら誰もが直面する身体の悩みに対して、脳と血流を物理的にハックする「週1回の運動ルール」と、どんなに遅れても起床時間だけは絶対に譲らない「朝の時間固定術」という、明日からすぐに実践できる2つの具体的な解決策をお伝えします。
一般的に、医学部を目指す受験生は、「幼少期から勉強一筋で、一歩一歩完璧な計画を立てて、24時間いつでもモチベーションを高く保ちながら、部屋にこもってガリガリと勉強し続けている」というような、冷徹で完璧な優等生イメージを抱かれがちです。 また、合格するためのアドバイスとしても、「受験生なのだから、運動なんてしている時間があるなら英単語を1語でも多く覚えなさい」とか、「睡眠時間を限界まで削ってでも、夜遅くまで机に向かいなさい」といった、気合と根性を強いるような極端なアドバイスが一般的です。
しかし、私はそれらの一般的な常識やスパルタ的なアドバイスに対して、自分自身の怪我での挫折経験や、他県での過酷な浪人生活を振り返ってみると、少しだけ疑問と新しい視点を持っています。
本当に、運動を我慢して部屋にこもり続けることが、最も効率の良い勉強法なのでしょうか。そして、夜遅くまで机に向かって無理やり頭を動かし続けることが、最後まで走り抜くための正しい体調管理なのでしょうか。
今、果てしなく高い医学部の壁を前にして、自分のモチベーションが続かないことに焦り、勉強時間の波に振り回されて深いため息をついている受験生の皆さん。 さらに、朝から晩まで重苦しい予備校の空気の中で、体調を崩しそうになりながらも、「休んではいけない」と自分を極限まで追い詰めている浪人生や社会人受験生の皆さん。
よし、今日も1日頑張るぞと自習室の椅子に座ったのに、なぜか頭に文字が入ってこず、首や肩の痛みに耐えかねて、結局ペンを置いたままスマホを眺めて時間を無駄にしてしまうことはありませんか。
また、模試の判定や周囲のライバルたちの優秀さと自分を比べては、「自分には才能がないのではないか」「体調管理すら満足にできない自分は、医学部に受かる資格がないのではないか」と、一人で孤独な悩みを抱えていませんか。
そんな風に思い悩んでしまうこと、ありますよね。そのお気持ち、私には本当に痛いほどよく分かります。私も現役時代は、野球部引退後の急激な環境の変化についていけず、勉強習慣が作れずに浪人を経験しましたし、他県での自習室の硬い椅子の上で、自分の不甲斐なさと先の見えない不安に震えながら、一人で葛藤し続けていたからです。
しかし、私が悩み抜いた末に宮崎大学医学科に合格し、現在5年生として多くの医療現場を見てきた日々を振り返ってみると、志望動機なんて最初は「みんなが目指す高い目標に挑戦してみたい」という素直な好奇心で十分です。そして、勉強を長く持続させるために必要なのは、不健康な根性ではなく、脳の血流を良くする簡単な運動と、起床時間を死守する身体的なリズムであるという真実が見えてきます。
今日は、皆さんが心の中に抱えている、高い目標への挑戦に対する引け目や、日々の体調維持に対する不安という深い悩みに優しく寄り添いながら、読んだ後に心がスッと軽くなり、明日からの勉強が少しでも前向きになるようなヒントを、私のリアルな体験を交えて丁寧にお話しさせていただきます。
第一章 整形外科の先生への憧れと、涙のグラウンドから始まった医師への道

1 大事な大会を前にした怪我と、真っ白な診察室で流した悔し涙の記憶です
まずは、私が医師を志すようになった、本当に最初のきっかけについてお話しさせてください。 私は先ほども少し触れましたように、小さい頃から塾に通うようなお勉強中心の子供ではなく、毎日泥だらけになって白球を追いかける野球少年でした。高校でも当然のように野球部に所属し、仲間たちと一緒に、甲子園や県大会での勝利を夢見て、毎日の過酷な練習に汗を流していました。
しかし、高校生活の部活動の中で、私にとって最大のピンチであり、人生の大きな転機となる出来事が発生してしまいました。 練習中に、私は体にかなり大きな怪我をしてしまったのです。
それは、チームにとっても自分にとっても、これから始まる大事な夏の大会を控えた、本当に一番大切な時期のことでした。 激しい痛みとともにグラウンドに倒れ込んだ私は、すぐに近くの病院の整形外科へと運ばれることになりました。 冷たい無機質な診察室に寝かされ、レントゲンを撮られ、私の心は恐怖と焦りで完全に破裂しそうになっていました。
担当の整形外科の先生から、 「骨や筋肉がこういう状態だから、少なくとも数ヶ月間は、絶対に野球をすることはできないよ」 と、静かに事実を告げられた瞬間、私の頭の中は真っ白になりました。 「大事な大会が目の前に迫っているのに、自分は出場できないのか」 「これまで毎日泥だらけになって一緒にキツイ練習に耐えてきた仲間たちと一緒に、あのグラウンドに立つことができないのか」 という、あまりの悔しさと絶望感に耐えきれず、私は先生の前で、人目もはばからずにぽろぽろと大粒の涙を流して泣き叫んでしまいました。
高校生の男の子が、他人の前で声を上げて泣くというのは、本当に相当なショックの大きさだったのだと、今振り返っても感じます。 それまで私の世界のすべてだった野球という大きな光が、一瞬にして目の前でシャットアウトされてしまったのですから、当時の私の心は完全に折れ、暗闇の底に突き落とされたような状態でした。
2 先生がくれた他の選手の事例と、心に寄り添う温かいアドバイスでした
そんな、絶望のどん底で泣きじゃくっていた私の横に、その整形外科の先生はそっと寄り添ってくれました。 先生は、ただ冷たく治療計画を説明して終わりにするのではなく、私の涙が収まるのを優しく待ってから、本当に温かい声で色々な話をしてくれたのです。
先生は、ご自身の学生時代の怪我の経験や、これまでにその病院で治療をしてきた他のスポーツ選手たちの話を、たくさん聞かせてくれました。 「大会に出られないのは、本当に辛くて悔しいよね。でもね、今できることは、ただ絶望して下を向くことだけではないんだよ」 と、先生は私の顔をまっすぐに見つめて言ってくれました。
そして、先生は私に対して、非常に前向きで具体的なアドバイスをくれたのです。 「今はボールを投げたり、激しく走ったりすることはできないけれど、代わりにできる練習はたくさんあるよ。例えば、この期間を使って、上半身や体幹のトレーニングを徹底的に行い、以前よりももっと怪我をしにくい、大きくて強い体を作ってみるのはどうかな」 というように、ただ「運動禁止」と制限するのではなく、リハビリ期間を「自分をさらに強く進化させるための有意義な時間」へと変えるためのアイデアを、優しく提示してくれたのです。
この先生の一言を聞いたとき、私の胸の奥にたまっていた冷たい氷のような絶望が、じわじわと温かく溶けていくのを感じました。 「そうか、怪我をして大会に出られないのは本当に悲しいけれど、自分にはまだできることが残されているんだ」 と、再び前を向いて歩き出すための、確かな希望の光をもらうことができたのです。
3 心が折れそうな選手を本当の意味で下から支えてあげられるのはお医者さんでした
怪我のリハビリを続けながら、私は診察室でのあの先生とのやり取りを、何度も何度も頭の中で反芻していました。 そして、医師という存在の本当のすごさに、心から気づかされたのです。
スポーツを一生懸命にやっていて、「どうしても試合に勝ちたい」「この仲間と一緒に最後までやり遂げたい」と本気で願って努力してきたアスリートにとって、怪我でその夢が途絶えてしまうことは、自分の生きがいを失うほどの、本当に身を切られるような辛い出来事です。 そんな、心が完全に折れそうになって泣いている選手に対して、医療という専門技術を持って寄り添い、再び自分の足で立ち上がるための勇気と具体的な道筋を与えてあげられる人。 それこそが、他でもない「お医者さん」という存在なのだと、私は確信いたしました。
もちろん、リハビリの過程では、看護師さんや理学療法士の先生方など、本当に多くの専門職のスタッフが支えてくれますし、彼らの存在も本当に素晴らしいものです。 しかし、あの時の私にとって、最初に病名を告げ、治療の方針を決定し、「大丈夫、また強くなれるよ」と絶対的な安心感を伴う言葉をくれた整形外科の先生の存在は、まさに暗闇の中の灯台のようであり、究極の憧れのヒーローでした。
「自分も将来、あの先生のように、怪我や病気で心までボロボロに傷ついて泣いている人の隣にそっと座り、彼らを本当の意味で下から温かく支えてあげられるような、かっこいい整形外科医になりたい」 この、涙の診察室で生まれた整形外科の先生への強い憧れこそが、私が「医師になりたい、医学部を受験したい」と心の底から決意した、最も大切な第1の原動力になったのです。
第二章 受験を最後まで戦い抜くための「最高難易度の目標設定」という本音
1 東大や九大ではなく、あえて「医学部」という職業直結の壁を選んだ理由です
一方で、私が医学部を目指したのには、面接ではあまり大声では話さなかった、もう1つの極めて現実的でロジカルな「本音の理由」もありました。 それは、 「自分を限界まで追い込んで、最後まで受験勉強を頑張りきるための、最も明確で高い目標設定として医学部が最適だったから」 という、私の生存戦略的な考え方からです。
私は高校生になり、野球部を引退した後に本格的な受験勉強を始めるにあたって、 「どうせ大学受験という、人生に一度の大きくて苦しい戦いに挑むのであれば、生半可な目標ではなく、自分がギリギリ届くか届かないかという、最もレベルの高い山に挑戦して、自分自身を極限まで追い込んでみたい」 と考えるようになりました。
私の実家は宮崎県にありますので、九州の中で最も難しい大学といえば、誰もが知る旧帝国大学の「九州大学」です。あるいは、日本で最もレベルの高い「東京大学」を目指すという選択肢も、確かに勉強を頑張る上での目標としては考えられました。 しかし、当時の私は、それらの難しい総合大学を目指すことに対して、どうしても心の中で引っかかるポイントがあったのです。
それは、 「九大や東大の難しい学部に運良く合格できたとして、そこで自分は一体、何を学べばいいのだろう。将来、どのような仕事に就けばいいのだろう」 という、合格した後のビジョンが全く描けないことに対する、深い違和感でした。
ただ「頭が良い大学だから」という理由だけで、何をやるかも決まっていない学部を目標にしてしまうと、日々の辛い受験勉強の中で、 「本当に自分は、この大学に行きたいのだろうか」 「なぜ、何のために今、こんなに睡眠時間を削ってまで数式を解いているのだろう」 と、自分の目的を見失って、勉強のエネルギーが途中で切れてしまうのではないかと考えたのです。
そんな風に悩んでいた私にとって、医学部医学科という選択肢は、本当に衝撃的なほどシンプルで強力な光を放っていました。 なぜなら、医学部医学科に進学するということは、 「この目の前の受験勉強を頑張り抜いた先に、将来は『医師』という、非常に明確で尊い専門職として働く未来が100パーセント決定する」 という、人生で最も具体的で、最も重たい約束を手に入れることと同義だったからなのです。
「この勉強は、自分の将来の職業を決めるための、人生を賭けた戦いそのものなのだ」 という、圧倒的な具体性と緊張感があったからこそ、私は現役時代の失敗を乗り越えて、他県での過酷な浪人生活の1年間も、自分自身の甘えを完全に捨て去り、最後の1秒まで勉強を頑張りきることができました。 ただ難しい大学に入るという薄い目標ではなく、将来の自分の生き様を決めるという極めて強固な目標設定こそが、私を受験の勝者へと導いてくれた確かな柱だったのです。
2 みんなが目指しているから目指す、という動機でも1ミリも悪くありません
よく、インターネットの掲示板や、世間の医療教育に関する議論の中で、 「医学部には、本当に心から医師になりたいという強い使命感を持った人だけが入るべきであり、単に『自分の偏差値が高いから』とか、『周囲の優秀なみんなが医学部を目指しているから』という流された理由で入学するのは、けしからんことである」 というような、厳しい批判的な意見を耳にすることがあります。 これに、自分の動機の薄さを比べて、「こんな気持ちの自分は医学部を受けてはいけないのではないか」と、一人で悩んでしまっている受験生が本当にたくさんいます。
しかし、私は、そのような世間の厳しい常識に対して、 「みんなが目指しているから自分も挑戦してみたい、という動機でも、本当に、1ミリも悪くありませんよ」 と、優しい笑顔で、受験生の皆さんの肩の力を抜いてあげたいと思います。
なぜなら、医学部という場所は、実際に合格してみると、日本全国から、本当に凄まじいレベルの集中力と、高い知性を持った、優秀で刺激的な仲間たちがたくさん集まってくる、この上なく魅力的な最高の環境だからなのです。
たとえ最初は「レベルが高いから」というシンプルな好奇心で入学したとしても、その優秀な仲間たちに囲まれて過ごす6年間の学生生活は、あなたの人生にとって、言葉では言い尽くせないほどの大きな刺激と、最高の成長の機会を必ず与えてくれます。 それに、医学部を出たからといって、全員が100パーセント臨床の現場でお医者さんにならなければならないわけではありません。 大学で最先端の医学を学び、その中から「人体や生命の神秘についてもっと深く研究してみたい」と知的興奮を抱き、研究医として世界の医療の発展に貢献する道に進むことだって、十分に素晴らしい選択肢なのです。
ですから、受験を始める時点での志望動機が、不純で、ふわふわとしたものであっても、何一つとして恥じる必要はありません。 「面接試験のときだけ、大人の納得するような立派な理由をいくつか用意して、心を込めて堂々と話せば、ぶっちゃけそれで全く問題ありませんよ」 と、少し軽妙なユーモアを交えてお伝えしたいと思います。 大事なのは、入る前の動機の綺麗さではなく、入った後にその恵まれた環境の中で、あなたがどのように自分自身を磨き、どのような刺激を受けて成長していくか、という未来のプロセスの方なのですから。
第三章 物理的に血流を脳へ送り出す、週1回の運動習慣の医学

1 机に座り続けているだけでは、体全体の血液はドロドロに滞ってしまいます
ここからは、後半のテーマである、私が受験生活の中で最も効果を実感し、合格の最大の隠し味になったと確信している「体調管理ハック」について、具体的にお話ししていきます。
多くの受験生、特に朝から晩まで予備校の自習室のブースに引きこもって勉強している浪人生の皆さんは、 「受験生なのだから、1日のすべての時間を机の前に座って、ただ鉛筆を動かし続けることに捧げなければならない」 と思い込んでいます。 しかし、このような「1日中、同じ姿勢で机の前に座り続ける生活」は、実は脳科学や医学的な観点から見ると、勉強の効率を著しく低下させてしまう、本当に大きな罠が潜んでいるのですよ。
人間が机の前に何時間も座ったままでいると、体の中の「血流(けつりゅう)」はどうなってしまうでしょうか。 重力の影響もあり、水分や血液はすべて下半身にたまりやすくなり、特にふくらはぎや太ももの筋肉が動かないため、体全体の血液の巡りが、驚くほどドロドロに滞ってしまうのです。
脳というのは、体全体のわずか数パーセントの重さしかありませんが、体全体の酸素やブドウ糖の何十パーセントをも消費する、極めて大食いな、エネルギー消費の激しい臓器です。 体全体の血流が滞ってしまい、脳に新鮮な酸素や栄養を運ぶための温かい血液が十分に届かなくなってしまったら、いくら本人が「集中しよう」と気合を入れても、頭の中は徐々に酸欠状態になり、文字がただの記号に見え、ペンを持ったままぼーっとしてしまうのは、生物としての当然の生体反応なのです。
つまり、ただ座っているだけでは、脳の活動エネルギーはどんどん低下していき、結果として「勉強しているつもりなのに、全然頭に入っていない」という、最も効率の悪い時間を過ごすことになってしまいます。 心やモチベーションが原因で集中できないのではなく、単に「体全体の血流が滞っていること」が、あなたの集中力を奪っている本当の犯人だったのですよ。
2 週に1回、ランニングで汗を流すことで、脳は劇的に活性化されてリフレッシュします
この「ドロドロの血流による脳の酸欠」を、物理的に、一瞬でハックするための最強の方法こそが、私が実践していた「週に1回、あえて勉強を完全に休みにして、ランニングなどの適度な運動をする習慣」だったのです。
運動をすると、私たちの心臓は力強くドクドクと脈打ち、滞っていた体全体の血液が、ものすごいスピードで全身を駆け巡り始めます。 運動によって体温が上がり、爽やかな汗を流すことで、脳の最も深い部分に対して、大量の新鮮な酸素と豊かな栄養を乗せた温かい血液が、一気になだれ込んでいくことになります。
これによって、運動した後は、 「え、さっきまであんなに重たくて、何を読んでも理解できなかった物理の数式や英単語が、驚くほど頭の中にスルスルと吸い込まれるように入っていくぞ」 という、劇的な脳の覚醒状態(リフレッシュ効果)を体験することができるのですよ。
特に、毎日同じような重苦しいルーティンの繰り返しで、体育の授業すら存在しない浪人生の皆さんは、自分の意思で運動を取り入れない限り、一生ドロドロの血流のまま戦い続けることになってしまいます。 「勉強時間を削って運動するなんて、ライバルに置いていかれそうで怖い」と、最初は葛藤を感じるかもしれません。 しかし、だらだらと血流の悪い頭で10時間机に向かうよりも、週に1回、1時間だけ外を全力で走って脳を最高にフレッシュな状態に整えてから、高い集中力で5時間勉強した方が、脳の記憶の定着率や学習効率は、本当に何倍も圧倒的に高くなります。 自分のやる気や心の弱さを責める前に、まずはランニングシューズを履いて、近所の公園を軽く走って、脳に最高のエネルギーを送り出してあげましょう。
第四章 睡眠不足を解決するための、起床時間固定という私の朝型習慣ルール
1 夜のスケジュールは柔軟に遅れても良いですが、朝起きる時間だけは絶対に譲りません
体調管理における、もう1つの極めて重要な大原則が、「睡眠と起床時間のマネジメント」についてです。
受験生の皆さんは、毎日、朝起きる時間や夜寝る時間がバラバラになって、生活リズムの波に振り回されていませんか。 「昨日は夜遅くまで勉強がはかどったから、今日は昼の12時まで寝てしまった」 「朝早く起きようと目覚ましをセットしたのに、どうしても眠くて布団から出られず、自己嫌悪で1日がスタートしてしまった」 というような生活の崩れは、長丁場の受験生活において、あなたの精神力を最も激しく消耗させる原因になります。
このような睡眠の悩みを解決するために、私が受験生時代に自分に課していた、絶対に譲らない1つの鉄則がありました。 それは、 「夜寝る時間は、日々の課題の進み具合に合わせて、1時間や2時間遅れてもヨシとする。しかし、朝起きる時間だけは、何があっても絶対に固定して譲らない」 という、非対称な起床時間固定の朝型習慣ルールだったのです。
日々の勉強を進める中で、 「今日はこの数学の問題だけはどうしても今日中に理解しておきたい」 「予定していた英単語の暗記が、どうしても終わらなかったから、あと少しだけ夜遅くまで頑張りたい」 というように、夜のスケジュールがどうしても後ろにズレ込んでしまうことは、人間の生活である以上、当然のように発生します。 そこで、夜寝る時間まで「絶対に12時に寝なければならない」とキチキチに決めてしまうと、予定通りに進まなかったときに強いストレスを感じ、計画自体を諦めてしまう原因になります。 ですから、夜の遅れは、ある程度「仕方がないこと」として、大らかに許容してあげる優しさが大切なのですよ。
2 太陽の光を浴びて、朝から勉強している方が、人間の脳は絶対に長持ちします
しかし、そのように夜寝る時間が遅くなったとしても、次の日の朝、 「昨日は1時間遅く寝たから、今日は1時間遅く起きよう」 と、起床時間まで一緒に後ろにズラしてしまうことだけは、何があっても、絶対に全力で阻止しなければなりません。
なぜなら、朝起きる時間を一度でもズラしてしまうと、あなたの体の中の「体内時計」が一瞬にして狂い始め、次の日の夜の睡眠の質が著しく低下し、結果として数日間にわたって勉強時間の波が大きく乱れてしまうという、最悪のスパイラルに突入してしまうからです。
朝、どんなに眠くて、布団の中が恋しくて、身体が重たく感じられたとしても、そこは頑張って歯を食いしばり、 「いつもの同じ時間」 に、お布団を跳ね除けて、カーテンを開けて、眩しい太陽の光を部屋いっぱいに浴びるようにしてください。
人間の脳は、網膜から太陽の光を取り入れることで、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌をストップさせ、脳の活動を活性化させるセロトニンの分泌をスタートさせます。 太陽の光を浴びて、日中の明るい時間帯に脳をフル回転させて勉強している方が、夜の薄暗い蛍光灯の下で無理やり頭を動かすよりも、人間の精神的なエネルギーや集中力は、圧倒的に長く、健康的に「長持ち」していくのですよ。
もし、朝早く起きることで睡眠時間が足りなくなってしまったのであれば、その日の夜の寝る時間を少しだけ前倒しにして調整すれば良いだけのことです。 「夜は柔軟に、朝は頑固に」。 この、起床時間の固定という、シンプルですが最も強力な習慣のルールを日々守り通すこと。 これさえ徹底しておけば、あなたの生活リズムに大きな波が生まれることはなくなり、ご飯もしっかりと美味しく食べられ、夜もランニングの適度な疲れとともに泥のように深く眠ることができ、体調管理で困ることは本当に、生涯にわたって一切なくなるのです。
終わりに:体調管理を完璧にして、等身大のあなたのままで、一歩ずつ進んでいきましょう

今回は、私が宮崎大学医学部に合格するまでの、泥臭い受験経験と5年間の学びに基づいた、「整形外科の先生への憧れから始まった、心が折れそうなアスリートに寄り添う医師への志」について。 そして、「自分を限界まで追い込むための最高難易度の目標設定としての医学部受験の本音、脳の血流を物理的にハックする週1回の運動習慣、起床時間を絶対に譲らない頑固な朝型固定ルール」について、たっぷりと語らせていただきました。
読者の皆さんが今抱いている、「これといった崇高な志望動機がなくて、自分の本音の薄さに悩んでいる焦り」や、「日々の勉強時間や睡眠のリズムが乱れて、自分をコントロールできない不甲斐なさに泣きそうになっている孤独」は、かつて私が、高校のグラウンドで怪我をして泣き崩れ、他県の浪人自習室の蛍光灯の下で、生活リズムの乱れと先の見えない不安に震えながら、自分の弱さにため息をついていたあの頃と、何一つ変わりません。
しかし、今日お話ししたように、完璧な人間なんて、この世界には最初から一人も存在しないのですよ。 志望動機なんて「みんなが目指す高い目標に挑戦してみたいから」という素直な好奇心で十分ですし、体調が優れない日は、机の前で頭を抱えるのをやめて、外に出て週1回の気持ちの良いランニングで汗を流し、次の日の朝だけ同じ時間に起きて太陽の光を浴びれば、あなたの身体のリズムはいつでも、最高に賢くて強い状態へとリセットされるのですから。
今、皆さんが自分の弱さと向き合い、眠い目をこすりながらカーテンを開け、一歩ずつ前に進もうとこの記事を読み、ランニングシューズを履こうとしているその姿勢は、本当に立派で、何よりも美しい挑戦の姿です。
どうか、自分自身の身体の仕組みと、今日から始める地道な一歩を信じて、目の前の課題に、全力で、しかし心穏やかに向き合ってください。 あなたがすべての葛藤を乗り越えて、春に笑顔で医学部の門をくぐり、私たちと一緒に素晴らしいキャンパスライフを送れるようになる日を、宮崎の地から心より応援しています。
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