こんにちは!
長崎大学医学部医学科の優馬と申します!私は高校を卒業した後、三年の浪人期間という、出口の見えない非常に苦しく長いトンネルを経て、現在の医学科に合格することができたという経験を持っています。
今日はこんなことを書きたいと思います。 一般的に医学部受験といえば、「分厚くて難解な網羅系の参考書を何冊も完璧にしなければならない」と言われることが多いですが、実はそれが大きな罠であるということについてです。そして、三浪という過酷な経験を通して私がようやく気づいた、「プライドを捨てて基礎からやり直すことの本当の価値」や、学校指定の薄い問題集の隠された威力、さらに直前期に行った「精神的筋トレ」とも呼べる過酷な共通テスト対策について、詳しくお話ししていきたいと考えています。
今、医学部という途方もなく高い壁を目指して、毎日机に向かってペンを握りしめている中高生の皆さん。そして、「これだけ長い時間勉強しているのに、一向に成績が伸びないのではないか」と、見えない恐怖に不安を抱きながら再受験や多浪生活に挑んでいる社会人や浪人生の皆さん。
「医学部に合格するためには、誰も思いつかないような解法を一瞬で閃く天才にならなければいけないのではないか」と焦ってしまうこと、ありますよね。本屋さんに行って、一番分厚くて難しそうな参考書を何冊も買い込み、それを机の上に積み上げないと不安で仕方がないという気持ち、私には痛いほどよく分かります。私も現役時代から一浪目にかけては、まさにその「難しい参考書をやらなければならない病」に深く陥り、結果として長期間もがき苦しむことになってしまったからです。
しかし、実際の医学部入試の合否を分けるポイントを冷静に分析していくと、決して「一部の天才にしか解けない魔法のような難問」が解けるかどうかで決まっているわけではないという真実が見えてきます。今日は、皆さんが心の中に抱えている「こんなに難しい勉強、自分には一生理解できないかもしれない」という深い不安に寄り添いながら、明日からの勉強が少しでも前向きになるような、心がスッと軽くなるようなヒントを、私の泥臭い三浪の経験を交えてたっぷりと語らせていただきます。
分厚い網羅系参考書の罠。一浪目の私が陥った「鉄壁」と「レジェンド」の呪縛

まずは、私が一浪目の頃にどれほど間違った勉強の方向に進んでしまっていたのかという、リアルな失敗談からお話しさせてください。
医学部を目指す多くの受験生は、「数学なら青チャートやレジェンドのような分厚い網羅系参考書をやり込みなさい」「英語なら鉄壁のようなハイレベルな単語帳をマスターしなさい」と、先輩やインターネットの情報からアドバイスを受けることが多いと思います。 私もその一般的なアドバイスを完全に鵜呑みにしていました。高校生の時から一浪目にかけて、私の机の上には「レジェンド」という非常に分厚い数学の参考書と、「鉄壁」という難関大学向けの英単語帳が常に置かれていたのです。
そうは言っても、当時の私には、それらのハイレベルな参考書を使いこなすだけの「基礎力」が全く備わっていませんでした。 レジェンドを開いて応用問題にぶつかるたびに、解説を読んでも何が書かれているのかさっぱり理解できません。一つの問題に一時間も二時間も悩み続け、結局答えをただノートに丸写しするだけの作業になっていました。英語の鉄壁にしても同じです。難しい派生語や語源がたくさん載っていて非常にかっこいいのですが、そもそも基本となる英単語すら覚えていない私にとっては、情報量が多すぎて頭がパンクしてしまっていたのです。
網羅系の参考書というのは、確かにすべてを完璧にすれば絶大な力がつく素晴らしい本だと思います。 しかし、その圧倒的な問題量の多さと、基礎から応用までが混在しているという性質上、基礎力が定着していない人が手を出すと、消化不良を起こして途中で挫折してしまう危険性が非常に高いのです。当時の私は自分の実力に見合わない武器を振り回し、ただ体力を消耗しているだけだったのだと、今になって深く反省しています。
読者の皆さんも、周りのライバルたちが難しそうな問題集を開いているのを見て、「自分もあれをやらないと置いていかれるのではないか」と焦ってしまうことがあるかもしれません。 しかし、自分がまだそのレベルに達していないと感じるなら、勇気を持ってその分厚い本を一度閉じる必要があるのではないでしょうか。
プライドを捨てた二浪目の春。「緑色」の基礎問題精講からの再出発

一浪目の受験も見事に失敗に終わり、私は二浪目に突入することになりました。 この年、私は新しく予備校に通い始めることになります。そして、最初の面談の時に、予備校の先生から非常に厳しい、しかし愛のある言葉をかけられました。 「優馬くん、君はまず、徹底的に基礎を固めよう。難しい問題に手を出すのはそれからだ。」
二浪もしている自分が、今さら高校一年生がやるような基礎の基礎からやり直さなければならないのか。その事実を受け入れるのには、正直言ってかなり心理的な抵抗がありました。 「医学部を受けるのだから、もっと難しいことをやらなければ間に合わないのではないか」という焦りや、「後輩たちと同じレベルの薄い問題集をやるなんて恥ずかしい」という、くだらないプライドが邪魔をしていたのだと思います。
「とはいえ」、私はここで大きな決断をしました。 自分のやり方で一浪目まで失敗し続けてきたのだから、ここは先生の言葉を信じて、受験生一年目のつもりで完全にゼロからスタートしようと腹を括ったのです。
数学は、レジェンドを机の奥にしまい込み、代わりに「基礎問題精講」という緑色の薄い参考書を買ってきました。 これは本当に基礎的な問題だけが厳選されている参考書です。私はこれをメインの武器に据え、予備校のテキストと並行しながら、二浪目の春から夏にかけて何度も何度も繰り返し解き続けました。 すると、どうでしょう。あんなに数学に苦手意識を持っていたのに、二ヶ月から三ヶ月ほどで「あ、数学の基礎の枠組みが少し見えてきたぞ」という確かな手応えを感じることができるようになったのです。
英語に関しても、分厚い鉄壁を一旦置いて、「ターゲット一九〇〇」という、学校で配られるようなオーソドックスな単語帳からやり直すことにしました。 一週間に五百個の単語を覚えると決めて、ひたすらガーッとものすごいスピードで回していく泥臭い作業です。英語は単語を知らなければ、長文を読むスタートラインにすら立つことができません。見栄を張って難しい単語帳をやるのではなく、誰もが知っているような標準的な単語帳を一冊完璧に仕上げる方が、はるかに実戦で役に立つのだと気づくことができたのです。
学校指定を舐めてはいけない。「セミナー化学」と地方国公立過去問の威力

続いて、私が理科の二科目である「化学」と「物理」にどのように向き合っていたかについてお話ししたいと思います。
まずは化学からです。私は化学のメインの参考書として、高校で配られる「セミナー化学」をずっと使い続けていました。 皆さんは、「セミナー化学のような学校指定の問題集なんて、簡単すぎて医学部受験には通用しないだろう」と心のどこかで舐めてしまっている部分はありませんか?
確かに、基礎的な確認問題から始まっているため、最初は簡単に感じるかもしれません。しかし、セミナー化学の後半に載っている「発展問題」や「総合演習」までしっかりと解き切ることができれば、実はそれだけで九州大学のような難関大学のボーダーラインまで到達できるだけの十分な力がつく構成になっているのです。
私はこのセミナー化学を徹底的にやり込みました。長崎大学の化学は有機化学の分野が二題出題されるという特徴があったため、そこだけは「新演習」という有名な問題集の少し簡単なバージョンのものを追加して演習しましたが、基本となる土台はすべてセミナー化学で作られていました。 分厚くて難しい市販の参考書を新しく買い足す必要は、全くなかったのです。
次に物理についてです。物理は、私にとって非常に悩ましい科目でした。 一浪目の時は、共通テストの物理であれば「この選択肢はあり得ないから消去法でこれだろう」と、なんとなくテクニックで解けてしまうことはありました。しかし、二次試験の真っ白な解答用紙を前にすると、全く手が動かなくなってしまうという致命的なレベルだったのです。
そこで二浪目、三浪目と進むにつれて、私は「地方国公立大学の二次試験の過去問」をかき集めて、それを物理のメインの演習として使うようになりました。 長崎大学の物理は、突出して難しい奇問が出るわけではなく、様々な分野から満遍なく標準的な問題が出題されます。ですから、九州大学などの難しすぎる問題に手を出すのではなく、レベルが近い地方国公立大学の過去問をたくさん解くことが、一番の対策になると考えたのです。
ある程度まで基礎が身についてきたら、あとはひたすら地方国公立の過去問を解き、間違えたところを丁寧にやり直す。この地道な作業を繰り返すことで、最終的には二次試験の物理でもしっかりと合格点が取れるレベルにまで成長することができました。
狂気の共通テスト対策。毎日二年分を解く「精神的筋トレ」

基礎を固め、二次試験の演習を積んでいく一方で、医学部受験生にとって絶対に避けて通れないのが「共通テスト(旧センター試験)」の存在です。 共通テストで大きな失敗をしてしまうと、二次試験でどれだけ実力があっても、出願すらできなくなってしまうというプレッシャーが常に付き纏いますよね。
私は二浪目以降、共通テストの対策を八月頃から少しずつ始めていました。そして、十一月の半ば頃からは、完全に共通テストに特化した本格的な対策へとシフトしていきました。 ここで私が実践していた、少し異常とも言える英語の共通テスト対策についてお話しします。
共通テスト本番まで残り一ヶ月を切った直前期。私はなんと、「英語の共通テストの過去問や予想問題を、毎日必ず二年分ずつ解く」という過酷なノルマを自分に課していました。 一回分の試験を解くのに八十分かかりますから、二年分で百六十分です。それに加えて、間違えた問題のやり直しや分析の時間を含めると、毎日途方もない時間を共通テストの英語だけに費やしていたことになります。
「いくらなんでも、毎日二年分はやりすぎではないか。体力が持たないだろう。」 と、驚かれる方も多いかもしれません。実際、インタビュアーの方にも「今まで聞いた中で一番やっているかもしれない」と驚かれました。
では、なぜ私がそこまで自分を追い込んだのか。 それは、共通テスト本番という極限のプレッシャーの中で、最高のパフォーマンスを発揮するためには、「疲労困憊の状態でも正確に英文を読む訓練」が必要だと考えていたからです。 共通テストの会場は、独特の緊張感に包まれています。周囲の受験生の鉛筆の音やため息、そして「この科目を失敗したら一年が終わるかもしれない」という恐怖心。そのような精神的に非常にすり減った状態の中で、後半の科目を解き切らなければならないのです。
毎日二年分をぶっ通しで解くというのは、もはや頭脳の訓練というよりも「精神的な筋トレ」に近いものでした。 「もう文字を見たくない」「頭が痛い」と感じるような疲労の極致の中で、それでも正確に情報を処理し続ける練習を繰り返すことで、本番の異常な緊張感の中でも揺るがないタフなメンタルを作り上げることができたのだと確信しています。 結果として、決して得意ではなかった共通テストの英語でも、本番では八割以上の点数をしっかりと確保することができました。
参考書は三周では足りない。十周して「解法プロセス」を血肉にする泥臭さ

ここまで、私がどのような参考書を使い、どのようなスケジュールで勉強してきたかをお話ししてきました。 しかし、医学部受験において最も重要なのは、「どの参考書を使うか」ではなく、「その参考書をどのように、どれくらいの深さまでやり込むか」ということにあると私は強く感じています。
皆さんは、一冊の参考書を終わらせるのに、大体何周くらい繰り返しているでしょうか。 「間違えた問題を中心に、二周か三周くらいは解き直しているよ」という方が多いかもしれませんね。
「とはいえ」、三浪という長い時間をかけて様々な勉強法を試行錯誤してきた私から言わせていただくと、参考書を二周や三周した程度では、医学部の入試問題には全く太刀打ちできないという厳しい現実があります。 私は、「本当に一冊を完璧にするためには、最低でも十周くらいする気持ちで向き合わなければならない」と考えています。
もちろん、初見でスラスラと解けた問題を十回も繰り返す必要はありません。それはただの時間の無駄になってしまいます。 私が言いたいのは、「自分が解けなかった問題が、自力で完璧に解けるようになってから、さらにそこから何回継続して解き直すか」が勝負の分かれ目になるということです。
例えば、先ほどお話しした「セミナー化学」ですが、私の使っていた本は、問題番号の横に私がつけた「マル」と「バツ」の印が、本当に数え切れないほどビッシリと書き込まれていました。苦手な問題やよく間違える問題に関しては、本当に十周近く解き直していたと思います。
なぜそこまで執拗に繰り返す必要があるのでしょうか。 それは、三回くらい解き直して「正解の数字」を出せるようになった状態というのは、単にその問題の「答えを暗記してしまっただけ」の可能性が高いからです。 その状態のまま本番の試験に臨み、もし問題の条件設定が少しだけ変えられてしまったら、途端に頭が真っ白になり、対応できなくなってしまいます。
そうならないためには、ただ答えを出すだけでなく、「なぜこの問題に対して、この公式を選んだのか」「なぜこの解法プロセスを辿らなければならないのか」、そして「この問題の背景にある教科書的な知識は何なのか」というところまで、自分の言葉で説明できるレベルまで深く理解しなければなりません。 その「深い理解の境地」に到達するためには、どうしても十周という途方もない反復練習が必要になるのです。
もし、参考書の解説を読んでも、どうしてもその解法プロセスが納得できない時。 私は決してそこで考えるのをやめず、必ず「教科書」に立ち返るようにしていました。 セミナー化学などは問題数が多すぎるため、解説が少し簡素になっている部分があります。そういう時は、教科書を開いて基本の定義を確認し、それでも分からなければ予備校の先生のところに質問に行きました。 三浪目の時、答えが二つ考えられるような問題にぶつかり悩んだことがありましたが、教科書に「こちらの条件が優先される」と書いてあったおかげで救われた経験があります。 教科書というのは、すべての学習の絶対的な基準であり、バイブルなのです。そこを疎かにして、テクニックだけで乗り切ろうとするのは非常に危険なことだと私は考えています。
まとめ。医学部合格は難問を解くことではなく、基礎を落とさないこと
今回は、私自身の三浪という泥臭い経験を通して、「分厚い網羅系参考書の危険性」や「プライドを捨てて基礎からやり直すことの重要性」、そして「参考書を十周して解法プロセスを血肉にすることの大切さ」について、たっぷりと語らせていただきました。
読者の皆さんが今抱いている「自分の実力がなかなか伸びない」という焦りや、「このまま勉強を続けて意味があるのだろうか」という深い不安は、かつての私が毎日机の前で感じ、押しつぶされそうになっていたものと全く同じです。
しかし、どうか安心してください。 医学部の受験というのは、決して誰も解けないような難問や奇問を華麗に解き明かした人が受かる試験ではありません。 合格と不合格の差が最も顕著に現れるのは、「誰もが取れるはずの基礎的な問題を、いかにミスなく確実に得点できるか」という部分なのです。
レジェンドや鉄壁といった難しすぎる問題集に無理をして手を出す必要はありません。 緑色の基礎問題精講や、学校で配られたセミナー化学、そしてターゲット一九〇〇といった基礎的な参考書を、ボロボロになるまで、十周でも二十周でもやり込んでください。 その泥臭い反復練習の先にこそ、医学部合格という輝かしい未来が待っているのだと、私は自分自身の経験から確信しています。
あなたが今、不安に押しつぶされそうになりながらも、毎日同じ参考書を開いて地道に繰り返しているその努力は、決して間違っていません。どうか自分を信じて、最後まで基礎を大切に走り抜けてください。
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