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【紙もペンも不要】脳の仕組みをフル活用して暗記スピードを劇的に高める頭の中の白紙アウトプット勉強法【現役医学科生の声】

こんにちは!

全国の医学部受験生をサポートするオンライン塾の宮崎大学医学部医学科のKです!

私は決して最初から天才だったわけではなく、泥臭い受験勉強の日々を必死に乗り越えて、現在はここ宮崎大学医学部医学科で本当に充実した毎日を送っています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

今日は、毎日机に向かって一生懸命にペンを動かしている皆さんのために、大きく分けて2つのテーマについて書いてみたいと思います。

1つ目は、皆さんが日々の辛い勉強を乗り越えるための強力なガソリンになるような、医学科に行くモチベーションがグンと高まるリアルな大学生活のお話です。

そして2つ目は、皆さんが日々最も頭を悩ませているであろう暗記の壁を、スマートに、そして圧倒的なスピードで突破するための効率的な暗記法についてです。それぞれ丁寧に、たっぷりと語っていきたいと考えています。

一般的に、学校の先生や予備校の進路指導の場などでは、「医学部に入ったら、そこからさらに地獄のような勉強漬けの毎日が待っているから覚悟しなさい」と、少し脅すようなアドバイスをされることが多いと思います。

また、暗記や日々の勉強法に関しても、「エビングハウスの忘却曲線に従って、人間は忘れる生き物なのだから、3回も7回も機械的に復習を繰り返しなさい」というような、とにかく回数を重ねる根性論に近いアドバイスが一般的です。

しかし、私はそれらの一般的な考え方に対して、自分自身の受験経験、そして今の大学生活から、少しだけ疑問と新しい視点を持っています。

本当に、医学部の生活は遊ぶ暇もないような苦しい場所なのでしょうか。そして、暗記というものは、ただひたすらに同じ参考書を何十回も眺めるだけの、退屈で辛い作業なのでしょうか。

今、果てしなく高い医学部の壁を前にして、毎日自習室にこもっている高校生の皆さん。 そして、朝から晩まで予備校の重苦しい空気の中で、自分の成績が本当に伸びるのか、先の見えない未来への恐怖に不安を抱きながら浪人生活や再受験に挑んでいる社会人や浪人生の皆さん。

よし、今日も1日頑張るぞと意気込んで机に向かったのに、ふと目の前にある分厚い単語帳や参考書を見て、こんな気の遠くなるような暗記を自分は最後までやり切れるのだろうかと、急に不安になってペンが止まってしまう。

周りの友達が楽しそうに遊んでいるSNSの投稿を見て、自分だけが暗闇のトンネルに取り残されたような気持ちになり、どうして自分だけがこんなに辛い思いをしなければならないのだろうと、寂しさを抱えていませんか。

そんな風に思い悩んでしまうこと、ありますよね。そのお気持ち、私には本当に痛いほどよく分かります。 私も受験生時代は、自分の暗記力のなさに何度も絶望し、見えない未来に怯えながら、一人で葛藤していたごく普通の学生だったからです。

しかし、私が悩み抜いた末に医学科に合格し、実際に過ごしてきた日々を振り返ってみると、決して医学部は永遠に暗闇が続くような勉強ばかりの場所ではありませんでした。そして、暗記というものも、脳の仕組みを正しく理解して、アプローチを変えてあげれば、驚くほどスッキリと頭に残り、むしろ少し楽しくなっていくものだという真実が見えてきます。

今日は、皆さんが心の中に抱えているやる気が出ない自分への焦りや、暗記に対する苦手意識という深い悩みに優しく寄り添いながら、明日からの勉強が少しでも前向きになるような、心がスッと軽くなるヒントを、私のリアルな体験を交えて丁寧にお話しさせていただきます。

目次

第一章 医学部に入ったら本当に楽しい?現役医学生が語るキャンパスライフのリアル

1学年100人という狭いコミュニティが生み出す一生モノの人間関係

医学部を目指して勉強している時、私たちはとにかく合格しなければならないという目の前の課題に追われて、その先にある大学生活がどんなものなのか、なかなか具体的に想像できないことが多いと思います。 大学に行けば楽しい生活が待っていると信じたい反面、医学部は入ってからもずっと勉強ばかりで辛いらしいという噂を耳にして、モチベーションが下がってしまうことがありますよね。

結論からお伝えしますと、私は大学生活が結構楽しいです。 大学生になると自由な時間が増えるとか、自分のやりたいことができるといった魅力は、他のどの学部でも言えることだと思います。 そこで、今回は医学部ならではの、他とは一線を画す面白い特徴についてお話ししたいと思います。

医学部生活における最も大きな特徴の一つは、他の学部に比べて、コミュニティが非常に狭くなりがちだという点です。 多くの総合大学では、1つの学部や学科に何千人もの学生が在籍しているため、誰が誰だか分からないということがよくあります。 しかし、医学部医学科という場所は、1学年に100人やそこらしか学生がいません。

この100人ほどのメンバーが、毎日同じ教室に朝から通い、同じ講義を聴き、同じ実習を行い、グループワークを共にすることになります。 そうなると、必然的に、学年全員が顔見知りになります。 誰がどのような性格で、どのような趣味を持っているのか、自然と耳に入ってきて、お互いのことを深く知るようになります。

さらに、医学部というのは部活動やサークル活動が非常に盛んです。 医学部独自の体育系の大会なども用意されているため、部活に入ると、同期だけでなく、先輩や後輩とも驚くほど密接な知り合いになる機会が多いです。

私の他の学部に通っている友達に話を聞くと、大学には行っているけれど、実はそこまで深い友達がいないとか、先輩や後輩の名前も全く知らないという人が意外とたくさんいます。 それに対して、医学部では、いつでも声を掛け合える仲間や、親身になって相談に乗ってくれる先輩、慕ってくれる後輩といった温かい人間関係が、最初から用意されているような状態です。 このように、人と深く知り合えて、たくさんの友達や信頼できる先輩後輩に囲まれて毎日を過ごせるということは、私の大学生活における本当に大きな、そして楽しいポイントであると感じています。

医学科でしか経験できない、厳かで圧倒的な実習の裏側

そして、医学部を最も象徴する特別な体験といえば、やはり解剖実習や、実際の病院実習でオペを見学させてもらうといった、臨床に直結する医療現場での経験です。 これらは言うまでもなく、医学部以外の学部では絶対に経験することができない、唯一無二のものです。

私たちは、まだ医師の免許を持っていない学生の身分ではありますが、大学の教育課程の中で、ご遺体、すなわちご献体を自らの手で解剖させていただき、人体の複雑な構造を学ばせていただくという、極めて尊い授業を受けます。 また、病院の実習では、実際にメスが握られ、命が救われていく手術室に立ち入り、その張り詰めた空気の中でオペの様子を間近で見学させてもらいます。

大人になってから、どんなに知的好奇心から解剖やオペを見たいと思っても、一般の社会人がそれを見学することは、倫理的にも法律的にも絶対に不可能なことです。 学生のうちからこのような貴重な機会を与えられ、命の重みと人体の神秘を肌で感じることができるのは、本当に特別な体験です。

私自身、解剖実習が一通り終わった時のことを、今でも鮮明に覚えています。 実習室の重い扉を閉め、すべての日程を終えた瞬間、心の中に込み上げてきたのは、言葉では言い表せないほどの厳かな感情でした。 自分の未熟な学びのために、自らの体を捧げてくださったご献体に対する、深い感謝の気持ち。 そして、他では得られない本当に特別な、貴重な体験をさせてもらったのだという、ずっしりとした手応えでした。 この実習を乗り越えた時、私は医学部に来て本当に良かった、医師になるための第一歩を確実に踏み出したのだと、心から実感することができました。

第二章 「医学部は留年だらけの勉強地獄」という噂に潜む罠

受験勉強を突破した皆さんなら、大学の勉強は全然大丈夫です

医学部に入るための受験勉強だけでも、今こんなに苦労して、ボロボロになっているのに、もし合格できたとしても、大学に入ってからのもっと難しくて膨大な勉強に自分はついていけるのだろうかと、不安に思っている人がいるかもしれません。 「医学部は進級がものすごく厳しくて、少しでも手を抜くと一瞬で留年してしまう」という話をネットなどで見かけると、行く前から腰が引けてしまいますよね。

しかし、私の個人的な意見としては、皆さんが今まさにされている死に物狂いの受験勉強に比べたら、大学の勉強は全然大丈夫です。 決して、怯えるほどのものではありません。

では、なぜ世間では「医学部の勉強は大変だ」と、あんなにも騒がれるのでしょうか。 他の学部と比べた時に、テストの範囲が果てしなく広かったり、覚えなければならない英単語や医学用語の数が尋常じゃなかったりして、内容的に難しいのは確かです。 先輩から譲り受けた過去問を丸暗記するだけで簡単に合格点を取れるようなテストも、中にはあることにはありますが、そこまで多くはありません。 やはり、自分できちんと教科書を読み、理解して、暗記しなければ合格できないシビアな試験がほとんどです。

それなのに、なぜ私が「受験勉強よりは全然楽だ」と言い切るのか。 その理由は、大学の試験は「落とすための試験」ではなく、「基本を理解していれば通すための試験」だからです。 受験勉強のように、周りのライバルたちと1点を競い合って、上から数名だけが合格できるという過酷なサバイバルではありません。 一定の基準をクリアすれば、全員が合格できる仕組みになっています。 だから、正しい方法でコツコツと準備をしておけば、不合格を恐れる必要はまったくないのです。

大学生になると、なぜか1時間も座っていられなくなる不思議な現象

それにもかかわらず、なぜ現在の私たちが、テスト期間になるたびに「やばい、辛い」とヒーヒー言いながら、頭を抱えて焦ることになるのでしょうか。 ここには、大学生になると誰もが陥る、少し不思議でユーモラスな現象が関係しています。

それは、大学生になると、どういうわけか、受験生時代にあれほど当たり前にできていた勉強が、まったくできなくなってしまうという現象です。

受験生の皆さんは、今、毎日4時間も5時間も、あるいはそれ以上の長い時間、当たり前のように机に向かって、高い集中力を保ったまま勉強をされていますよね。 これは本当に素晴らしいことですし、それだけの学習習慣が今の皆さんには身についています。

しかし、ひとたび大学に入学し、あの過酷な受験のプレッシャーから解放されると、私たちの生活はガラリと変わります。 朝早く起きて予備校に通う必要もなければ、毎日の勉強時間を誰かに管理されることもなくなります。 さらに、魅力的な部活動や、自分でお金を稼ぐ楽しさを知るアルバイトなど、勉強以外に時間とエネルギーを割くべき楽しいイベントが、日常生活の中に怒涛のように押し寄せてきます。

そうすると、かつてあれほど強固だった勉強習慣というものが、跡形もなく、きれいに消え去ってしまうのです。

普段、勉強から完全に離れた生活を何ヶ月も送っているため、いざテストの直前になって「来週から試験だから、勉強を始めよう」と決意しても、机の前に座った瞬間に、1時間もじっとしていられなくなっている自分に気がつきます。 「あれ、どうやって勉強していたっけ」 「ペンを握るだけで手が疲れるな」 そんな情けない状態のまま、目の前にある膨大な試験範囲の資料を前にして、「全然頭に入らない、勉強が難しすぎる、大変だ」と自業自得のパニックに陥ることになります。

つまり、医学部の勉強そのものが超人的に難しいというよりは、勉強習慣を完全に失ってしまった大学生が、自ら蒔いた種によって焦り狂っているというのが、あの「ヒーヒー言う」ことの本当の正体なのです。 したがって、日頃から少しずつでも、コツコツと勉強する習慣さえ維持していれば、怯える必要はまったくありません。 入学試験という非常に厳しいハードルを見事にクリアできた皆さんであれば、普通に、真面目に日々を過ごしていれば、留年してしまうことは基本的にはありません。 現実に留年してしまう人の多くは、テストの難しさに敗れたというよりは、日頃の生活習慣が完全に乱れてしまっていたり、遊びに夢中になりすぎてしまったりしている人がほとんどですので、どうぞ安心してください。

大きな声では言えない、医学部のリアルなお財布と恋愛事情

ここで、多くの先輩があまり大きい声では言わない、しかし皆さんのモチベーションを確実に爆上げするであろう、ちょっと恥ずかしくてリアルなお話をしたいと思います。

それは、医学部というのは、他の学部に比べると、やはりモテます。 特に、男の子にとっては、非常に魅力的な環境が整っていると言えます。

これを聞いて、「いやいや、勉強ばかりの医学部生がモテるわけがない」と疑う人もいるかもしれません。 しかし、ここには医学部ならではの非常に合理的な理由が存在します。

多くの大学の医学部には、私たちがいる医学科だけでなく、看護学科が併設されています。 そして、この看護学科というのは、伝統的に女の子の比率が非常に高いという特徴があります。 つまり、医学部という1つのキャンパス、あるいは部活動という共通のコミュニティの中に、必然的にたくさんの女の子がいるということになります。

毎日、同じ狭い校舎の中で顔を合わせ、部活動やサークルで一緒に汗を流し、時には学祭などのイベントで協力し合う。 このような自然な関わりが多い環境だからこそ、他大学の一般的な学部に比べて、恋愛に発展するチャンスが劇的に多くなるのです。 勉強が大変な時期でも、お互いに励まし合い、支え合えるパートナーがすぐ近くに見つかりやすい。 これは、受験生の皆さんにとって、目の前の暗記カードをめくる手が少し早くなるような、ちょっと嬉しい、本音のモチベーションになるのではないでしょうか。

第三章 世間の常識を疑え!「複数回繰り返す」暗記法に潜む大きな罠

エビングハウスの忘却曲線という呪縛から、脳を解放する

さて、ここからは後半のテーマである、受験生にとっての生命線「効率的な暗記法」について、具体的にお話ししていきたいと思います。

暗記について勉強していると、必ずと言っていいほど紹介される有名な理論がありますよね。 それが、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが提唱した「忘却曲線」に関する理論です。 「人間は、覚えた直後からものすごいスピードで忘れていく。だから、記憶を定着させるためには、3回は復習をしないと覚えられない。いや、7回は繰り返した方がいい」といったアドバイスが、勉強法の本などには当たり前のように書かれています。

もちろん、この忘却曲線の科学的な事実そのものを否定するつもりはありません。 しかし、私はこの「何回も繰り返すことを前提とした勉強法」の考え方に対して、自分自身の受験勉強の経験から、非常に強い危機感と疑問を抱いていました。

なぜなら、「どうせ人間は忘れるのだから、3回繰り返して覚えればいいや」と最初から思っていると、私たちの脳は、1回目の勉強の時に、恐ろしいほどサボり始めてしまうからです。

皆さんも、単語帳の1ページ目をめくっている時、心の中でこのように考えていませんか。 「まあ、1回読んだだけじゃ覚えられないだろうから、とりあえずサラッと目を通して、また後で戻ってこよう」 この「あとで戻ってくる」という甘えが、脳の最大の敵なのです。

「1回で覚える」というマインドセットが、脳の底力を引き出す

私が受験生時代に実践していた暗記の基本方針は、世間の常識とは正反対のものでした。 それは、「目の前にあるこの知識を、今、この1回で絶対に覚え切る」という、非常に強い覚悟を持って取り組むという方法でした。

もちろん、現実問題として、人間の脳はそれほど完璧ではありませんから、どんなに気合を入れても、すべての情報を1回で完璧に覚えることは不可能です。 だから、結果として私は、その暗記のプロセスを3回ほど繰り返すことになりました。

ここで、皆さんに強くお伝えしたい、非常に重要な違いがあります。 それは、「3回で覚えようとして3回繰り返す」人と、「1回で覚えようとする本気の挑戦を、結果的に3回行う」人では、脳に刻み込まれる記憶の深さと効率が、天と地ほどに違ってくるという事実です。

3回で覚えようと思って1回目に取り組んでいる時、あなたは本当に、その目の前の英単語を脳に焼き付けようとしていますか。 「あとでやるから大丈夫」という気持ちが、あなたの集中力のフィルターを極限まで薄くしてしまっているはずです。 1回じゃ覚えられないという、自分の中で勝手に作り上げた常識(ブレーキ)が、脳のパフォーマンスを著しく低下させているのです。

しかし、自分の頭に入ってきやすい知識や、日常生活の中で落とし込みやすいエピソードに関連した知識というのは、本気で1回で覚えようとすれば、本当に1回の初見で頭にカチッと残るものが、実はたくさんあります。 だからこそ、私は初めてその知識に出会った最初の1回目(初見読み)の時に、全力で、本気で、1回で絶対に覚えてやるという強い気持ちで取り組みました。

そして、2回目をやる時に、「うわ、ここ、1回目で覚えたはずなのに抜け落ちているな」と、自分の不甲斐なさに強い「悔しさ」を感じながら復習を行います。 この「悔しい」という感情の動きこそが、脳の海馬を刺激し、記憶をさらに強固に定着させるための強力なトリガーになります。

そして、3回目をやる時には、「もうこれ以降は絶対にこの単語帳は開かないぞ。3回やって覚えられないなんて、自分のプライドが許さない」という、不退転の決意で臨みました。 「何回もやればいい」という甘えを捨て、1回1回の真剣勝負を繰り返すこと。 この気持ちのアップグレードを行うだけで、同じ勉強時間であっても、頭の中に残る知識の量は驚くほど劇的に増えていきました。 暗記と気持ち(マインドセット)には、私たちが想像している以上に、非常に強い相関関係があると、私は確信しています。

第四章 手を動かさずに脳をフル稼働させる!白紙アウトプット暗記法

合否を分けた受験期の向き合い方に関連する教材や勉強机の写真

頭の中に「真っ白なキャンバス」を召喚する

では、ここからは、単なる気持ちの話だけではなく、私が受験期に実際に毎日実践していた、より具体的な、そして現実に即した強力な暗記テクニックをご紹介したいと思います。

皆さんは、覚えたい事柄がある時、どのようにしてアウトプットの練習をされていますか。 一般的には、青ペンを使ってノートに何回も書き殴ったり、自分で赤いシートを使ってテストをしたりする方法がよく知られています。 しかし、ノートに書くという作業は、手が疲れますし、何より紙とペンがない場所では勉強ができないという物理的な制限があります。

そこで私が開発し、愛用していたのが、紙もペンも一切使わない「頭の中の白紙アウトプット法」でした。

これを分かりやすく説明するために、まずは漢字の暗記を例に挙げてみましょう。 例えば、あなたが今、難しい漢字や、定期テスト用の専門用語を覚えようとして、参考書をじっと見ているとします。 文字の形や、細部のパーツをしっかりと目に焼き付けたら、ここからがスタートです。

参考書から目を離し、そっと目を閉じます。 そして、暗闇に包まれた自分の頭の中に、「真っ白な一枚の紙(白紙)」を、具体的に、鮮明にイメージしてください。

これが、この暗記法の最も重要な最初のステップです。 ただぼんやりと暗闇を眺めるのではなく、目の前に真っ白なキャンバスが置かれている様子を、頭の中でスクリーンとして作り出すのです。

スタンプを押すな、脳内のペンでシャッシャッと細部まで描け

頭の中に白紙を召喚できたら、目を閉じたまま、参考書を一切見ずに、自分が今覚えたその漢字を、その白紙の上に1から描いていきます。

この時、絶対にやってはいけない、ありがちな失敗があります。 それは、今見た漢字の映像を、スタンプをポンと押すように、一瞬で画像として頭の中に貼り付けて満足してしまうことです。 一瞬だけパッと浮かんだ画像は、一時的な残像に過ぎないため、時間が経つと一瞬で霧のように消え去ってしまいます。

そうではなく、頭の中の白紙に向かって、自分の指や、脳内のペンをしっかりと握り、 「まずは、ここの横棒を左から右に引いて」 「次に、ここの縦棒を上から下に下ろして」 というように、実際のペンのインクが白い紙に染み込んでいく様子を想像しながら、シャッシャッシャッと、一筆ずつ、細部まで丁寧に描いていくのです。

この「細部を自分の意思で、一筆ずつ再現していくプロセス」こそが、脳にとって最も強力なアウトプット(想起練習)になります。 目を閉じて脳内で文字を書こうとした時に、「あれ、ここの部首の細かい横棒は、突き抜けるんだっけ、それとも止めるんだっけ」と、自分が曖昧にしか覚えていなかった部分が、恐ろしいほど明確に浮き彫りになります。 そこですかさず目を開け、参考書を確認することで、「あ、突き抜けるのが正しいのだな」と、自分の弱点を正確に補強することができます。

この頭の中で白紙に描くという方法は、漢字の暗記はもちろんのこと、歴史の年号と出来事の流れを書き出したり、数式の展開をイメージしたり、定期テストで正確な漢字表現を求められる理科や社会の重要ワードを覚える時など、あらゆる暗記分野において絶大な効果を発揮します。

信頼できる教育心理学の研究においても、単に教科書を繰り返し読む受動的なインプットよりも、小テストなどで強制的に記憶を思い出そうとする「検索練習(Retrieval Practice)」を行う方が、長期的な記憶の定着率が劇的に高まることが実証されています。 私の実践していたこの方法は、まさにこの脳の仕組みに100パーセント合致した、最も効率的で手軽な検索練習なのです。

腕を物理的に動かして紙に書く必要がありませんから、自習室の席だけでなく、通学中の電車やバスの中、お風呂に入っている時、ベッドに入って電気を消した後の暗闇の中でも、いつでも、どこでも、何回でも実践することができます。 紙とペンを使う勉強に比べて、圧倒的なスピードで大量のアウトプットをこなすことができますので、暗記が苦手で困っているという方は、ぜひ今日の夜から、一度試してみてくださいね。

終わりに:皆さんの泥臭い努力が、眩しい未来へと繋がっています

今回は、私が宮崎大学医学部医学科で日々感じている「最高に楽しくてエキサイティングなキャンパスライフのリアル」について。 そして、世間の常識を疑うことで生まれた「1回で覚えるマインドセット」と、脳の仕組みをフル活用した「頭の中の白紙アウトプット暗記法」について、たっぷりと語らせていただきました。

読者の皆さんが今抱いている「医学部に入っても勉強ばかりで楽しくないのではないかという不安」や、「何度やっても暗記ができなくて、自分には才能がないのではないかと悩む焦り」は、かつて私が、重苦しい自習室の空気の中で、何度も不合格の通知を前にしてため息をつき、暗記カードをめくる手の震えが止まらなかったあの頃と、全く同じものです。

しかし、今日お話ししたように、医学部の生活は、あなたが自分の行動に責任を持てる限り、これ以上ないほど自由で、知的好奇心に溢れ、一生付き合っていける最高の仲間に恵まれた、眩しいくらいに楽しい世界です。 そして、あなたが今、必死になって覚えようともがいているその一つ一つの単語や公式は、決して無駄にはなりません。 それらはすべて、将来あなたが解剖実習で人体の神秘に触れ、いつか医師になって目の前の患者さんの命を救うための、大切な大切な「点」なのです。 その無数の点が、大学に入ってから鮮やかに繋がり、大きな「線」となる日が必ずやってきます。

長く過酷な受験生活の中で、模試の結果を見て涙を流す夜や、暗記の果てしなさにペンを投げ出したくなる日もあると思います。 しかし、あなたが今、その不安を堪えて、もう一歩だけ前に進もうとこの記事を読み、問題集を開こうとしているその姿勢は、本当に立派で、何よりも強い努力の証です。

どうか、自分自身の秘めた可能性と、これまでに積み上げてきた地道な努力を信じて、今日やるべき目の前の課題に全力で向き合ってください。 あなたがすべての葛藤を乗り越えて、春に笑顔で医学部の門をくぐり、私たちと一緒に素晴らしいキャンパスライフを送れるようになる日を、宮崎の地から心より応援しています。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。 一緒に頑張りましょう!ローカルメディでお待ちしております!


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この記事を書いた人

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