こんにちは、皆様お元気でしょうか!
全国の医学部受験生をサポートする地方医学部オンライン塾、ローカルメディの宮崎大学医学部医学科の大許真菜です!
私は決して最初から医学部合格が約束されていたようなエリートではなく、親戚や家族の中に医師が一人もいない、ごく普通の家庭で育ちました。高校生になってから医師になることを決意し、そこから多くの苦手科目の壁にぶつかりながら、自分なりの勉強法やモチベーション管理を模索して、なんとか現在の宮崎大学医学部医学科への合格を掴み取ることができました。本日は、受験勉強に悩み、自分の成績の伸び悩みに不安を抱えている皆さんのために、私の個人的な経験や泥臭い勉強ハックについて、ありのままの本音をお届けしたいと考えています。
今日は、大きく分けて2つの非常に大切なテーマについて書いていきたいと思います。
前半は、私が全く医師の家系ではない状態から、なぜ医学部を目指そうと決意したのかという、綺麗事なしの原点ストーリーについてです。これは、私の弟の重いアトピーをめぐる家族の深い苦悩と、あるお医者さんとの温かい出会いから始まっています。
後半は、皆さんが日々の学習で最も頭を悩ませているであろう、英語や社会、生物などの暗記・理解の効率を爆発的に引き上げる「音読・アウトプット勉強法」の真実についてです。
多くの受験生が、「音声を使った勉強法は本当に効果があるのか」という疑問や、「孤独な自習時間の中で、どのように知識を脳に定着させればいいのか」という悩みを抱えているのではないでしょうか。今回は、そうした疑問に対して、共通テストで英語9割を達成した私のやり方や、浪人時代の友達との楽しい協力プレイについて、丁寧にお話ししていきたいと考えています。
一般的に、医学部受験を突破するような人は、代々医師の立派な家系に生まれ、最初から高い偏差値を持って優秀な道を歩んできた人ばかりだと思われがちです。 また、日々の勉強法に関しても、「受験生なのだから、自習室では1秒もおしゃべりをせず、1人で黙々と静かに参考書を睨みつけていなさい」といった、とにかく孤独な根性論を強いるアドバイスが一般的です。
しかし、私はそれらの一般的な考え方やアドバイスに対して、自分自身の泥臭い受験経験を振り返ってみると、少しだけ疑問と新しい視点を持っています。
本当に、医師の家系でなければ医学部を目指してはいけないのでしょうか。そして、ただ自習室に引きこもって1人でインプットを繰り返することだけが、私たちの脳に知識を定着させるための最善の方法なのでしょうか。
今、果てしなく高い医学部の壁を前にして、自分の偏差値や家柄に自信を失い、自習室の机に向かって深いため息をついている中高生の皆さん。 さらに、朝から晩まで予備校の重苦しい空気の中で、自分の勉強法が本当に合っているのか、先の見えない未来への恐怖に不安を抱きながら、孤独な日々を過ごしている浪人生や社会人受験生の皆さん。
よし、今日も1日頑張るぞと意気込んで英語 of 長文問題集を開いたのに、何度読んでも頭の中に英語がスッと入ってこず、自分の才能のなさに急に焦ってしまい、ペンを握る手が止まってしまうことはありませんか。
また、毎日ひたすら1人で単語帳を暗記しているのに、次の週のテストでは綺麗さっぱり忘れてしまい、「自分はなんて記憶力が悪いダメな人間なのだろう」と、一人で孤独な悩みを抱えていませんか。
そんな風に思い悩んでしまうこと、ありますよね。そのお気持ち、私には本当に痛いほどよく分かります。私も受験生時代は、周りの優秀な人たちと自分を比べては自信を失い、大嫌いだった英語が伸びずに「自分には医学部に受かる資格がないのではないか」と、見えない未来に怯えながら一人で葛藤していたごく普通の学生だったからです。
しかし、私が悩み抜いた末に宮崎大学医学科に合格し、実際に過ごしてきた日々を振り返ってみると、医師の家系であるかどうかは合格に1ミリも関係ありません。そして、一見ただのおしゃべりに見えるような「友達との出し合いゲーム」や「音声を使った泥臭い音読」こそが、脳の記憶の仕組みをハックし、結果として成績をグングンと伸ばしていく最強のショートカットになるという真実見えてきます。
今日は、皆さんが心の中に抱えている、医学部への漠然とした憧れと現実とのギャップや、暗記科目に対する苦手意識という深い悩みに優しく寄り添いながら、読んだ後に心がスッと軽くなり、明日からの勉強が少しでも前向きになるようなヒントを、私のリアルな体験を交えて丁寧にお話しさせていただきます。
第一章 医師を志した私の原点と、弟の病気がくれた温かい気づき

1 8歳の時に出会った小さな命の誕生と、医療への最初の興味でした
まずは、私医学部を目指すことになった、本当に泥臭くてリアルな動機についてお話しさせてください。 私は先ほども少しお話ししたように、家系に医師が1人もおらず、親戚をどれだけ見渡しても病院を経営しているような人は存在しない、ごく普通のサラリーマン家庭で育ちました。
そんな私が、初めて「医療」という世界をぼんやりと意識するようになったのは、私が8歳の時のことでした。
その年、私の母親が新しい命である「弟」を出産することになったのですが、その出産に、家族みんなで立ち会うという本当に貴重な機会をもらったのです。 救急車のサイレンのような緊迫感や、病院の独特のアルコールの匂いが漂っていました。 そして、お医者さんや看護師さんたちのテキパキとした動きに、私は圧倒されるばかりでした。 その張り詰めた緊張感の中で、母の苦しそうな声の後に、元気な産声とともに小さな弟の姿が現れたとき、私は8歳ながらに言葉にできないほどの大きな感動を覚えました。
私は、「お医者さんや看護師さんって、こんなに新しい命が生まれる素晴らしい瞬間に立ち会える、本当にかっこいいお仕事なんだな」と、幼心に強い憧れのようなものを抱き始めました。 dream のような強い決意など、微塵もありませんでした。 私はスポーツを長く続けていたこともありました。 ですから、「将来はなんとなく看護師さんになるのもいいな」と考えたり、「それとも、スポーツ選手のサポートができる理学療法士の道を目指すのも楽しそうだな」と考えたりしていました。 医療に関わる仕事を本当に軽く、ぼんやりと思い描いている程度のごく普通の少女だったのです。
2 弟が重いアトピーだと分かり、家族の中に広がった深い葛藤でした
そんな私が、医療に対して「なんとなくの憧れ」から「人生を賭けた強い想い」へと変化していく決定的な出来事が、弟の成長とともに訪れることになりました。
私の可愛い弟は、成長するにつれて、かなり重めのアトピー性皮膚炎であることが分かってきたのです。
アトピーの痒みというのは、本当に見ていて胸が締め付けられるほど過酷なものです。 弟は、夜寝ている間も自分の体を無意識のうちに掻きむしってしまい、朝起きるとシーツが血や浸出液で赤く汚れてしまっているような、痛々しい日々が続きました。 皮膚のバリア機能が低下し、少し動くだけでも体が痛むようで、小さな弟は毎日ぐったりと弱っていきました。
この状況に対して、私の母親は、本当に深い悩みを抱えていました。 なぜなら、世間一般の皮膚科に行くと、必ず非常に強いステロイド薬を処方されるのですが、当時の母親は強い不安を感じていたからです。 母親は、「これほど小さな我が子の体に、そんなに強い薬を毎日使い続けて本当に大丈夫なのだろうか」と、毎日のように悩んでいました。 また、「一時的に肌が綺麗になっても、薬を塗るのをやめたら、もっとひどいリバウンドに襲われるのではないか」という不安も、母親の頭から離れませんでした。
母親は、我が子の体を救いたい一心で、様々な治療方針を調べては、深く頭を抱えていました。 しかし、弟の体調がだいぶ弱り、肌の状況も限界に達していたある日、通っていた病院の医師から、「これ以上強い薬を使うのを拒むのであれば、もう自力では治せません。すぐにでも入院しないといけなくなってしまいますよ」と、冷たく現実を突きつけられてしまったのです。
「薬を使わないと、すぐに入院になってしまうのです」
このお医者さんの言葉は、ただでさえ我が子の苦しむ姿に胸を痛めていた母親の心を、完全にポキリと折ってしまいました。 母親は、「薬を使いたくないという自分のわがままのせいで、子供をさらに苦しめて入院に追い込んでしまうのだろうか」と、暗いリビングで自分を責めて、シクシクと泣いていました。その母親の辛そうな姿を見ることは、当時の小学生だった私にとっても、本当に胸が張り裂けそうなほど辛くて悲しい光景でした。
3 偶然の出会いから繋がった、患者さんの心に寄り添うお医者さんとの出会いでした
そんな絶望的な暗闇の中にいた私たちの家族を救ってくれたのは、本当に些細な、しかし奇跡のような偶然の出会いでした。
ある日のこと、母親がたまたま市が主催している定期検診に弟を連れて行った時のことです。 待合室のプラスチックの椅子の横で、弟のボロボロになった肌を見て、近くにいた他の子供のお母さんが、そっと母に話しかけてくれたのです。 そのお母さんは、「私の子供も、以前は本当にひどいアトピーで悩んでいたけれど、あそこの先生の病院に通うようになってから、本当に嘘みたいに綺麗に治ったのですよ」と、ある小さなお医者さんの名前を教えてくれました。
母親は、すがるような想いで、その教えてもらった先生のクリニックへ弟を連れて行くことにしました。 診察室に入ると、そこには白髪の優しそうなお医者さんが座っていました。 母は、これまでの経緯と自分の不安を、涙ながらに一生懸命に話しました。 「前の病院で、強い薬を使わないと入院だと言われて、本当にどうしていいか分からなくて悩んでいます」と、母親は泣きながら打ち明けました。
その先生は、母の震える手を優しく見つめながら、本当に温かい声で、こう言ってくれたのです。 「大丈夫です、強いお薬を使わなくても、時間はかかるかもしれないけれど絶対に綺麗に治せるから、一緒に頑張りましょうね」
この先生の一言を聞いた瞬間、私の母親の肩から、それまで背負っていた何十キロもの重たいプレッシャーが一瞬で消え去り、母親は診察室で声を上げて大泣きしてしまいました。
それから、私たちはその先生の治療方針を信じて、毎週のようにその小さなクリニックへ通い続けました。 先生は、弟の肌を毎回丁寧に観察し、食事の指導や生活習慣のアドバイスをくれながら、「今日より明日、明日より明後日は、きっともっと良くなるからね」と、毎回弟と母に、温かいエールを送り続けてくれたのです。
その治療を続けた結果、弟のお肌はみるみるうちに改善していきました。 あんなに血だらけだったお肌が、驚くほどツルツルと綺麗な、健康なお肌へと生まれ変わっていったのです。 高校生になった現在の弟は、今でも少しだけアレルギーはあるものの、あの頃の面影が全くないほど綺麗な肌になり、毎日を本当に健康に、元気に楽しそうに生活することができています。
4 患者さんだけでなく、その家族の涙まで丸ごと救ってあげる医師になりたいと思いました
私は、弟の体が綺麗に治っていくこの一連の素晴らしい過程を、一番近くでずっと見守ってきました。 その中で、私の脳には、医師という存在の本当の尊さが、強烈なインパクトとともに刻み込まれました。
まず第一に実感したのは、「患者さんやそのご家族の希望にしっかりと寄り添い、彼らの想いを尊重した治療方針を一緒に探っていくことの素晴らしさ」でした。 もちろん、医学的な限界や不可能な治療方針もあるとは思います。 しかし、あの白髪の先生のように、患者の「薬を極力使いたくない」という不安に真摯に耳を傾け、それを否定せずに自分の技術で応えようとする姿勢こそが、患者にとってどれほど救いになり、嬉しいことなのかを、私は母親の笑顔を取り戻した姿から痛いほど学びました。
そしてもう一つ、私が気づいた非常に大切な真実があります。 それは、「病気で本当にしんどい思いをして苦しんでいるのは、患者さん本人だけではない」ということです。
当時、お肌が痒くて夜も眠れず、毎日泣いていた弟は、確かに身体的にも精神的にも本当に辛そうでした。 しかし、その弟の横で、「自分のせいで子供をこんな目に合わせてしまっているのではないか」と自分を責め続け、ご飯も喉を通らないほどボロボロに傷つき、今にも壊れてしまいそうなほど悲しそうにしていた母親の後ろ姿は、弟以上に、見ていて胸が痛くなるほど辛いものでした。
病気は、患者本人の体だけでなく、その人を心から愛している親や、家族全体の「心」まで、一瞬にして壊してしまいます。 だからこそ、私は、「病気の患者さんの体だけを診て治すお医者さんではなく、その横で一緒に涙を流して苦しんでいるご家族の心まで診て、関わる人全員を丸ごと温かく元気にしてあげられるような、そんな素晴らしいお医者さんになりたい」と、心の底から強く願うようになりました。
この「弟の病気と家族の救済」という私の原体験こそが、医師の家系でもなんでもない私が、医学部受験という果てしなく高く、険しい山に挑むための、一生消えることのない不滅のモチベーションになったのです。
第二章 英語が一番の大嫌いだった私が共通テストで9割を出すまで
1 記述模試では壊滅的な点数を連発していた、暗黒の苦手意識でした
ここからは、後半のテーマである、皆さんが日々の受験勉強で最も頭を悩ませているであろう「暗記科目、特に英語の勉強法」についてのリアルなハックをお伝えしていきます。
今、英語の長文読解やリスニングの勉強をしていて、「英語の文章を何度読んでも、頭の中に意味がスッと入ってこない」と悩んでいませんか。 また、「リスニングの音声がただの雑音にしか聞こえず、聞き取れなくて焦ってしまう」と、自分の英語センスのなさに、絶望的な気持ちになっている人、いませんか。
実は、現在医学部に通っている私ですが、受験生時代は、英語が全ての科目の中で一番大嫌いで、本当に壊滅的に得意ではなかった苦手科目でした。
特に、記述模試や記述式の2次試験対策の英語の点数は、言葉にするのもおぞましいほど低く、模試の成績表が返ってくるたびに、英語の判定だけが足を引っ張っていて自習室で落ち込んでいました。
ただ、共通テストの英語リーディングに関しては、最初からなぜか8割程度の点数を取ることができていました。 ため、「記述は苦手だけれど、共通テスト形式の英語マーク模試であれば、このままいけばなんとかなるかな」と、どこか心の片隅で、自分の実力を過信して甘く考えていた部分がありました。
しかし、その甘い期待を完全に粉砕したのが、共通テストにおけるもう一つの強敵である「リスニングテスト」の存在でした。
私のリスニングの点数は、本当に日によって波が凄まじかったのです。 たまたま自分の聞き取りやすい発音のスピーカーだったり、状況設定が分かりやすかったりする回は、なんとか8割をギリギリ超えることができました。 しかし、少しでもスピードが速くなったり、イギリス発音や癖のある話し方が混ざったりした瞬間に、「え、何について話しているのか全く分からないぞ」と頭がパニックになり、その大問の点数を丸ごと落として、合計点数が「6割台」にまで急降下してしまう、ということを何度も連発していました。
「良い時は8割、悪い時は6割でした」
このような、実力ではなくその日の「運」に左右されているような極めて不安定な状態では、1点のミスが合否を分ける国公立大学の医学部受験において、到底戦えるはずがありません。 「このままでは、本番でリスニングが壊滅した瞬間に、自分の医学部合格の夢は一瞬で泡となって消えてしまう」という強い恐怖を抱いた私は、自分のこれまでのやり方を根本から見直し、英語という言語を脳の奥深くに完全に定着させるための「音読勉強法」へ、本気で舵を切ることに決めたのです。
2 世間で人気の参考書があなたに合うとは限らないという真実です
インターネット上の合格体験記や、予備校の授業、書店に並んでいる魅力的な勉強法の本をめくると、「リスニングや長文の音読には、有名な熟語集を買いなさい」と言われることが多いと思います。 また、「この音読専用のCD付き教材を、1日何時間も聞き込みなさい」と、特定の参考書を使ったアプローチが、さも絶対的な正解であるかのように紹介されています。
しかし、私はこのような「特定の有名参考書に縛られるやり方」に対して、自分自身の受験勉強のプロセスを通して、少しだけ疑問を感じていました。
なぜなら、私はその有名な熟語集などを、自分の勉強には全く使わなかったからなのです。 「音読をするための教材は、わざわざ新しく難しいものを買いに行く必要は、本当に、1ミリもありませんよ」と、皆さんの教材選びの悩みに、優しく教えてあげたいと思います。
大切なのは、どの単語帳を使うかというパッケージではなく、「あなたが一度解いたことがあり、ストーリーの全体像をすでに100パーセント理解できている文章を、どのように自分の声を使ってアウトプットするか」という、勉強のプロセスそのものだからです。
私が音読の教材として実際に使っていたのは、以下の2つだけでした。
- 教材1:共通テストの英語リーディングの過去問や、模試で実際に解いた問題の、大問の最後に掲載されている「一番長くて、ストーリー性のある長文」です。
- 教材2:共通テストの英語リスニングの過去問で、最後に流れる「分量の多い長文問題のスクリプト」です。
これらは、すでに問題演習の時に、自分が辞書を引いて単語の意味を調べ、構文の構造を把握し、「どのような意味のストーリーなのか」が完璧に理解できている状態の文章です。 リスニング問題の過去問スクプトであれば、正しい発音で吹き込まれた「お手本となる音声CD」や音声データが、最初から必ず付属しています。 わざわざ新しく本屋さんに行って難しそうな音読本を買うよりも、この自分が解いた過去問の残骸こそが、あなたの英語力を劇的に覚醒させるための、世界で一番最強の「隠れた名著」になるのですよ。
3 コロナ休校という孤独な自習期間中に、自宅で毎日CDを再生し続けた泥臭いトレーニングでした
ここで、私が高校3年生の時に送っていた、少し特殊な受験生活についてお話しします。
私が高校3年生になったまさにそのタイミングは、世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るい始め、全国のすべての学校が長期の臨時休校に追い込まれてしまった、本当に異例の暗黒の時期だったのです。 楽しみにしていた部活動もイベントもすべてストップし、毎朝学校に行くという当たり前のペースメーカーが、一瞬にして失われてしまいました。 私は、朝から晩まで、自分の部屋の狭い机の前で、ただ1人で孤独に参考書と向き合い続けるしかありませんでした。 自習室も閉まっており、友達とも会えず、「本当にこのまま受験を迎えて合格できるのだろうか」という、押し潰されそうなほどの孤独と焦りが、毎日のように襲ってきました。
しかし、私はこの「毎日1日中家にいなければならない」という逆境を、「誰の邪魔も入らず、部屋で大きな声を出して音読をやりまくるための、人生最大のチャンス期間」へと、ポジティブに捉え直すことにしたのです。
私は、毎日必ず、自分の勉強スケジュールの最初の時間帯に、お気に入りのラジカセに共通テストのリスニング過去問のCDをセットし、以下の「大許流・シャドーイング音読法」を徹底的に実践しました。
- ステップ1:まずは何も見ずに、CDから流れてくる英語の長文音声を、全神経を耳に集中させて2回ほど聴きます。
- ステップ2:次に、英文のスクリプトを目の前に開き、CDから聞こえてくる英語の音声とまったく同じタイミング、まったく同じイントネーションで、自分の声を出してスクリプトを一緒に音読していきます。
- ステップ3:何回か繰り返して、スクリプトを見ながらであれば、CDのネイティブの発音スピードと一寸のズレもなくスラスラと同調して声に出せるようになるまでやり切ります。
- ステップ4:最後の仕上げとして、目の前のスクリプトをパタンと閉じ、耳から聞こえてくるCDの音声だけを頼りに、聞こえてきた瞬間にその言葉を追いかけるように自分の口から英語を声に出します。
この「CDのスピードと完全に同調して、自分の口から英語の文を淀みなくアウトプットする」という一連のステップは、文字で見ると簡単そうに思えるかもしれませんが、実際にやってみると、本当に最初は全く舌が回らず、途中で言葉が詰まってしまい、凄まじい脳の汗をかくことになります。
しかし、私は「この1つの長文が、CDとまったく同じスピードでスラスラ言えるようになるまで、絶対に次の勉強には進まないぞ」と決め、毎日泥臭く、部屋で何度も何度も声を出し、ラジカセの再生ボタンを押し続けました。
このトレーニングを、コロナ休校中の毎日のルーティンとして1ヶ月、2ヶ月と諦めずに継続した結果、私の英語力に、本当に奇跡のような驚くべき変化が起きました。
それまで、英語を読んでいるときに、「英文を日本語に頭の中で翻訳してから、ようやく意味を理解する」という、非常にスピードの遅い読解をしていた私の脳が、音読を繰り返したことで、「英語を、英語の語順のまま、頭からスッとダイレクトに理解できる、ネイティブに近い英語脳」へと、完全にアップデートされたのです。
英語を聞いた瞬間に、その状況や意味がビジュアルとして脳内に直接浮かび上がるようになりました。 このおかげで、あんなに波が激しくて苦手だったリスニングテストにおいて、どんなに速いスピードで複雑な長文が流れてきても、「普通に聞き取れる、何を言っているのか、すべて日本語のように頭に入ってくる」と、感動しました。
結果として、私の共通テストの模試の点数は、リスニングもリーディングもともに、安定して「9割以上」をいつでも当たり前のように叩き出せる、医学部受験における最大の得意科目へと、大逆転の進化を遂げました。 英語の成績を根本から、魔法のように爆発的に引き上げたいと考えている人。 今すぐ、本棚にある過去問のCDをラジカセに入れて、スクリプトを広げて、今日から自分の部屋で大きな声を出して音読を始めてみてください。あなたの口から出たその英語の声こそが、あなたの英語脳を覚醒させるための、最も強力なスイッチになるのですよ。
第三章 浪人自習室の孤独を破壊する友達との「おしゃべりアウトプット勉強法」

1 1人だけで黙々と知識を詰め込むインプットの限界でした
受験勉強、特に長く過酷な浪人生活において、多くの受験生が直面するもう一つの深い悩みに、「暗記科目の限界と、それに伴う精神的な孤独感」があります。
一般的に、受験勉強というのは、「朝から晩まで自習室の狭いブースの壁に向かって、1人で黙々と単語帳や一問一答を睨みつけ、紙に書いて必死にインプットする孤独な作業である」と考えられがちです。
確かに、基礎知識を頭に叩き込むインプットの時間は必要不可欠です。 しかし、このような「1人での黙々インプット」だけを毎日10時間以上、何ヶ月も続けていると、人間の脳にはいくつかの深刻な限界が訪れてしまいます。
まず第一に、脳がマンネリ化してしまい、暗記の効率が急激に低下します。 ただ無機質に文字を見つめているだけでは、脳が「これは自分にとって重要な情報ではない」と勝手に判断してしまい、どれだけ時間をかけて紙に書いても、驚くほどスルスルと右の耳から左の耳へと知識が抜けていってしまうのです。
そして第二に、何よりも「精神的なストレスと孤独感」が、皆さんの心を確実に蝕んでいきます。 1日中、誰とも会話をせず、ただ自分の不甲斐なさや成績への焦りと闘い続ける自習室の空気は、時に呼吸をするのも苦しくなるほど重たいものです。 「このまま1人で暗記を続けていて、本当に合格できるのだろうか」 「誰かと少しだけでもいいから、この勉強の苦しさを共有したいな」 そんな風に思い詰めて、自習室の窓の外を見つめながら、寂しさに押し潰されそうになること、ありますよね。私も浪人時代、塾の帰りの夜道で、一人で寂しさに泣きそうになった夜が本当に何度もありました。
2 友達とお昼ご飯や夜ご飯を食べながら問題を出し合うという小さな幸せでした
そんな、インプットの暗記効率の低下と、浪人生活の底知れない孤独という2つの大きな壁を、一瞬にしてハックし、私の受験生活を最高に楽しいものに変えてくれた、素晴らしい「おしゃべりアウトプット勉強法」があります。
それは、浪人時代に一緒に自習室で切磋琢磨していた友達と、「お昼ご飯や夜ご飯を食べるという毎日の短い休憩時間に、社会や生物の問題を、お互いに口頭で出し合う1問1答ゲーム」を、私の日々のルールとして取り入れたことでした。
多くの受験生は、ご飯を食べる時間は勉強を完全にストップさせてスマホを見たり、あるいはご飯中も1人で黙々と単語帳を睨みつけたりしていると思います。 しかし、私たちは、お弁当の温かいお味噌汁をすすりながら、 「ねえねえ、社会のこの範囲から問題を出しますよ、〇〇という事件の時に、裏で暗躍していたこの人物の名前は何でしょうか」 「ええ、誰だったでしょうか、ちょっと待ってください、確か『あ』から始まる人ですよね」 「残念でした、正解は〇〇でした、と笑い合いました」 というように、まるでお笑い番組のクイズ大会のように、本当に楽しそうに問題を出し合いっこしていたのです。
この「友達と問題を出し合う」というアクションは、実は学習科学の観点から見ても、驚くほど極めて合理的なメリットに満ち溢れています。
まず、問題を解く側は、自分の頭の中の引き出しから、一生懸命に知識を言葉として引っ張り出してアウトプットしなければなりません。 書くアプローチに比べて、口で答えるアウトプットは脳の広い領域を刺激するため、記憶への定着率が劇的に跳ね上がります。
さらに素晴らしいのは、実は「問題を出す側の勉強効率も、爆発的に高まる」という点です。 友達に問題を出そうとするとき、あなたは問題集のページをめくりながら、 「どこを問題にしたら、友達が悔しがってくれるかな」 「ここの細かい注釈の知識は、今回のテストでも出そうだから、意地悪して出してやろう」 と、教科書の大事なポイントや、見落としがちな重要知識を、主体的かつ貪欲に、自分自身の頭で探し出すことになります。 この「問題作成者の視点」に立って教科書を眺めることそのものが、1回普通に読むことの何倍もの深いインプットになり、あなたの知識の解像度を究極にまで引き上げてくれるのですよ。
3 あの時、〇〇ちゃんと一緒にやったやつだというエピソード記憶の魔法でした
そして、私がこの友達との出し合い勉強法において、何よりも最強だと確信している最大のメリットは、人間の脳が最も得意とする「エピソード記憶の魔法」をフル活用できることにあります。
受験生の皆さんは、「本番の試験中に、どうしても思い出せない公式や単語があって、頭を抱えてしまった」という経験はありませんか。
自室の机で、1人で黙々と単語帳を3周、5周と回して覚えたはずの知識は、脳の中では「単なる無機質な文字情報」として整理されています。 無機質な文字情報は、緊張感のある本番の試験会場では、脳の引き出しからスッと取り出すのが非常に難しく、度忘れをしやすいという弱さを持っています。
一方で、友達と喋りながら、「あ、あの時に塾の食堂のあの席で、〇〇ちゃんが半分お味噌汁をこぼしそうになりながら、ケラケラ笑いながら確認したあの問題だ」というように、その場の空気感、友達の笑顔、その時の悔しい感情などと一緒に覚えた知識は、脳の奥深くの「エピソード記憶」として格納されます。
エピソード記憶は、無機質な文字情報に比べて、信じられないほど強固に脳に保存され、何ヶ月経っても、どんなに本番で緊張して頭が真っ白になっていても、「これは、あの時の〇〇ちゃんが笑顔で出してくれた問題です、と思い出すことができました」と、瞬時に、完璧に思い出すことができるのですよ。
実際、私も宮崎大学医学部の試験本番の最中、生物の非常に細かくて、普段なら絶対にド忘れしてしまいそうなマニアックな知識を問われた大問に遭遇しました。 その瞬間、私の頭の中に、浪人自習室の夕方の休憩時間に、自習室の外の廊下で、友達の〇〇ちゃんがドヤ顔で私に出題してきた時の、あのいたずらっぽい笑顔が、映画のワンシーンのように鮮明に蘇りました。 おかげで、私はその大問を完璧に解答することができ、合格点を確実にかっさらって、今ここに立つことができています。
1人で孤独に戦うばかりが受験ではありません。 休み時間や、毎日のご飯の時間に、勇気を出して隣の友達の肩をぽんと叩き、「ねえ、ちょっと5問だけ、社会の出し合いっこしない?」と声をかけてみてください。 その時のお互いのたわいもないおしゃべりや、悔しがった笑顔こそが、あなたたちの脳の引き出しを豊かにし、過酷な受験ロードを最高に楽しく、そして確実に合格へと導いてくれる、かけがえのない魔法の羅針盤になるのですから。
第四章 自分に優しく、時にはメリハリをつけて。最高の春を迎えましょう

今回は、私が医師の家系ではない普通の家庭から、なぜ宮崎大学医学部を目指すに至ったのかという「弟の病気と、寄り添うお医者さんとの出会い」の原点ストーリーについて。 そして、暗記科目の苦手意識を完全に粉砕するための「リーディング・リスニング英語音読ハック」や、孤独を味方に変えて記憶をハックする「友達との楽しいおしゃべりアウトプット勉強法」について、たっぷりと語らせていただきました。
読者の皆さんが今抱いている、「家系に医師がいなくて、自分なんかが医学部を目指しても良いのだろうかという漠然とした不安」や、「1人で黙々と暗記していても全然覚えられず、自習室の重苦しい空気に押し潰されそうになっている孤独」は、かつて私が、弟の綺麗な肌を見つめながら、部屋でカセットテープやCDの音声を何度もリピートし、友達の優しい笑顔に救われていたあの頃と、何一つ変わりません。
しかし、今日お話ししたように、完璧な人間なんて、この世界には一人も存在しないのですよ。 自分の適性や希望に合うやり方を見つけて、過去問をフル活用した音読で英語脳を鍛え、ご飯の時間に友達と楽しく問題を出し合う。そうした、自分に優しいメリハリをつけた勉強を毎日一歩ずつ進めていけば、合格への扉は必ず、あなたの前に美しく開かれます。
今、皆さんが自分の不器用さと向き合い、汗を拭いながら必死に声を出し、ペンを動かしているその時間は、決して無駄にはなりません。 その地道な、泥臭い努力の積み重ねこそが、将来、多くの患者さんの痛みに寄り添い、彼らとその横で泣いているご家族全員を丸ごと救って元気にしてあげられる、素晴らしい医師になるための、何よりの強固な土台になるのです。
途中で心が折れそうになったり、模試の結果を見て諦めたくなったりする日も、きっとあると思います。 しかし、あなたが今、その不安を堪えて、もう一歩だけ前に進もうとこの記事を読み、音声を聞いてみよう、友達に声をかけてみようとしているその姿勢は、本当に立派で、何よりも美しい挑戦の姿です。
どうか、自分自身の秘めた無限の可能性と、今日積み上げた小さな一歩を信じて、目の前の課題に、全力で向き合ってください。 あなたがすべての葛藤を乗り越えて、春に笑顔で医学部の門をくぐり、私たちと一緒に素晴らしいキャンパスライフを歩き出せる日を、宮崎の地から心より応援しています。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。 一緒に頑張りましょう!
ローカルメディでお待ちしております!
【終了間近】医学部受験を成功させる「3つの武器」を無料でプレゼント!

最後までお読みいただきありがとうございました。
医学部受験は情報戦です。
ひとりで悩まず、正しい戦略と先輩の生の声を手に入れましょう。
現在、私たちが運営するオープンチャットに参加するだけ、
合格者が実際に使っていた「秘伝のデータ」を含む【豪華3大特典】を期間限定でプレゼント!
- 全国の医学科生の生音声&記事まとめ (合格・不合格のリアルな体験談が聴き放題)
- 医学科受験 攻略ガイドスライド (合格者が使った参考書や勉強法を網羅 ※随時更新)
- 志望大学別!傾向と対策レポート (希望する大学の近年の傾向を分析してプレゼント)
不安や疑問は、先に医学科へ進んだ先輩や同じ志を持つ仲間に相談できます。
今すぐ参加して、特典を受け取り、合格への最短ルートを走り出しましょう!
