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【国際医療福祉大医学部】海外志向は本当に必要?現役医学生が語るUSMLEと大学生活のリアル

こんにちは!国際医療福祉大学医学部医学科4年のひかるです!今回は、2つのテーマについて書いていきます。

1つ目は、医学部の大学生活で大変なことや厳しさについてです。2つ目は、少し興味がある人が限られるかもしれませんが、海外の医師免許につながるUSMLEについてです。僕の大学は英語で医学を学ぶ環境や海外志向の学生もいるので、海外で働くことに少しでも興味がある人には、参考になる部分があるかもしれません。

医学部を目指していると、「医学部に入ったらずっと勉強で大変ですか」とか、「海外で医師として働く道も考えた方がいいですか」とか、ぼんやり気になることがあると思います。受験勉強中は目の前の偏差値や過去問で精一杯だと思うので、そこまで具体的に考えられないのも普通です。

ただ、医学部に入ってからの6年間は長いです。しかも、ただ授業を受けて試験に受かるだけで終わるわけではありません。自分が何に時間を使うのか、どんな医師になりたいのか、どの選択肢を残しておきたいのかを、少しずつ考える時間でもあります。

というわけで、今日は医学部生活のリアルと、USMLEを考えるときに僕が大事だと思うことを、できるだけそのままの感覚で書いていきます。

目次

医学部生活の大変さは、勉強量の多さから始まります

医学部の勉強量をイメージした医学生の学習机

まず、医学部生活で大変なことについてです。これは正直、無限にあります。

いきなり重いことを言ってしまいましたが、脅したいわけではありません。医学部は大変です。でも、大変だから終わりという話ではなくて、どう大変なのかを知っておくと、変に怖がりすぎなくて済むと思います。

医学部で学ぶ医学という学問は、量が本当に多いです。しかも、医学部の6年間で勉強したからといって、医学を完全にマスターできるわけではありません。むしろ、6年間勉強して、やっと臨床の入り口に立てるくらいの感覚に近いと思います。

大学受験とは少し違います。大学受験は、範囲が広いとはいえ、入試というゴールがあります。医学は、医師になってからもずっと続いていきます。新しい治療、薬、研究、ガイドラインが出てきます。学び終わるというより、学び続ける学問です。

これは、想像しているより奥が深いです。少し言い方を柔らかくすると、終わりのないマラソンみたいな感じです。柔らかくしても、マラソンはマラソンです。

低学年では、興味を持ちにくい科目との付き合い方が大切です

医学部の勉強は、すべてが最初から臨床っぽいわけではありません。1年生や2年生の頃は、教養科目や基礎医学を学ぶことが多いです。

この時期の勉強は、将来なりたい診療科と直接関係がなさそうに見えることもあります。たとえば、将来は外科に行きたいと思っていても、低学年ではそのイメージと遠い科目を勉強することがあります。正直、あまり好きではない科目が出てくる人もいると思います。

ここでよくある一般論として、「医学部に入ったんだから全部の勉強に興味を持つべきだ」という考え方があります。もちろん、興味を持てるならそれが一番いいです。でも、実際には全部に同じ熱量を持つのは難しいと思います。

僕の感覚としては、そこはある程度、試験勉強だと割り切ることも必要です。

もちろん、適当にやっていいという意味ではありません。進級がありますし、試験があります。大学によっては、低学年の科目で留年する人も10人、20人といることがあります。だから、軽く見ていいわけではないです。

ただ、大学受験と比べると、試験前に集中して勉強すればなんとかなる科目もあります。1週間しっかり勉強する、必要な範囲を押さえる、過去問や授業資料を確認する。そういう現実的な対応が大事だと思います。

医学部生活では、時間よりお金のやりくりに悩むことがあります

医学生の生活費とお金の管理をイメージした机

勉強以外で大変なこととして、大学生活では本当にお金がないと感じることがあります。

時間については、人によります。バイトを詰め込みすぎると、時間は一気になくなります。夜勤を入れたり、予定を詰めたりすると、かなり忙しい生活になります。逆に、授業以外の時間をどう使うかによっては、時間に余裕を感じる人もいると思います。

ただ、お金は意外とすぐになくなります。食費、移動費、友達とのご飯、部活動、教材、ちょっとした買い物。大学生活では、細かい出費が積み重なります。

ここで「じゃあバイトをたくさんすればいい」と考える人もいると思います。僕も1年生の頃からバイトをかなりやっていました。さらに陸上部に入って部長もしていました。遊びにたくさん行くタイプではないのですが、自分で事業っぽいことをしたり、SNSをやったりもしているので、毎日かなりバタバタしています。

忙しいです。でも、僕は忙しいのがけっこう好きです。

忙しさを楽しめるかどうかは、人によってかなり違います

忙しくしていると、毎日は大変です。授業もあります。勉強もあります。バイトもあります。部活もあります。SNSや自分の活動もあります。予定表を見ると、自分で入れた予定なのに少し引くことがあります。

とはいえ、それが楽しい人もいます。自分をある程度追い込んで、やりたいことを詰め込んでいく方が充実する人もいます。

一方で、全員がそうする必要はありません。ここはかなり大事です。医学部に入ったら部活もバイトも研究も英語も全部やるべき、みたいに考えると、かなり苦しくなると思います。

大学生活で大事なのは、自分が何をしたいのかを少しずつ見つけることです。これが意外と難しいです。

自由な6年間だからこそ、やりたいことを見つけるのが難しいです

大学生活は自由です。自由ということは、何もしなくても時間が過ぎるということでもあります。

気づいたら飲み会だけして終わっている。YouTubeを見て、ゲームをして、なんとなく時間が過ぎている。そういう6年間になる可能性もあります。それが全部悪いというわけではありません。息抜きも大事です。人間なので、ずっと意識高く走り続けるのはしんどいです。

ただ、せっかく医学部に入って6年間あるなら、何か好きなことや頑張れることを見つけられるといいのかなと思います。

それは勉強でもいいです。部活でもいいです。英語でもいいです。研究でもいいです。SNSでもいいです。地域医療でもいいです。何か1つ、自分が「これは自分で選んでやっている」と思えるものがあると、大学生活の見え方が変わると思います。

よく「医学部は勉強が大変だから遊べない」と言われることがあります。これも半分は合っていますが、半分は違うと思います。大変ではあります。でも、自分の時間をどう使うかによって、かなり楽しい大学生活にもなります。

だから、受験生の皆さんには、医学部を重く考えすぎなくてもいいと言いたいです。大変です。でも、楽しいです。少なくとも僕は、忙しくてもけっこう楽しんでいます。

USMLEは、海外で医師として働く道を考えるための選択肢です

USMLEと海外医師キャリアをイメージした学習風景

ここからは、USMLEについて書いていきます。

USMLEは、アメリカの医師国家試験のようなものです。日本の医学部に在学していても受けることができます。Step 1、Step 2などの段階があり、学生のうちに進めていく人もいます。

僕が通っている国際医療福祉大学は、日本にある大学ですが、最初の2年間を英語で学びます。授業もテストも英語です。いい意味で、なかなかすごい大学です。ちょっと頭がおかしい大学と言ってもいいかもしれません。もちろん、いい意味です。

そういう環境もあって、USMLEを意識する学生もいます。学生のうちにStep 1とStep 2を終わらせられると、将来アメリカに行く選択肢を持ちやすくなります。いつでも行けるというより、行こうと思ったときに必要な条件の一部を持っている状態に近いです。

USMLEに興味を持つ人はいても、実際に受ける人は限られます

USMLEを取りたいと考える人は、学年の中でも意識が高い層に多いと思います。ただ、実際に取る人はそこまで多くないです。

学年の10%くらいが強く意識しているかもしれませんし、20%くらいが興味を持っているかもしれません。ただ、実際に受けて取る人は、学年で5人から10人くらい、大学や学年によってはもっと少ないかもしれません。

それくらいの試験です。

僕自身も、もともとはUSMLEを取りたいと思って大学に来ました。海外で働くことに興味がありましたし、英語で医学を学べる環境にも惹かれていました。

でも、現実を見ていくと、簡単に「取ります」と言えるものではないなと思うようになりました。

USMLEを目指すなら、費用と勉強時間の重さは避けて通れません

まず、お金がかなりかかります。

試験の費用や教材費だけでも、Step 1とStep 2を合わせると50万円くらいはかかるのではないかというイメージがあります。もちろん、状況によって変わると思いますが、少なくとも軽い出費ではありません。

大学生にとって50万円は大きいです。医学部生活はただでさえお金がかかります。そこにUSMLEの費用が乗ってくるので、かなり現実的な負担になります。

さらに、勉強期間も長いです。Step 1だけでも最低半年、場合によっては1年くらい勉強する人もいます。Step 2も3か月から半年くらいはかかることがあります。

つまり、医学部生活のかなり大きな時間をUSMLEに使うことになります。

「海外に行けたらいいな」だけでは、途中でかなり苦しくなります

ここでよくある考え方として、「海外で働けたらかっこいいから、とりあえずUSMLEを取っておこう」というものがあります。気持ちは分かります。海外で働く医師はかっこいいですし、選択肢が広がる感じもあります。

でも、僕の個人的な意見としては、中途半端な気持ちで目指すとかなりしんどいと思います。

お金もかかります。時間もかかります。試験勉強も重いです。しかも、USMLEを取ったからといって、自動的にアメリカで働けるわけではありません。

Step 1を取ってから一定期間の中で次の選択をしていく必要もあります。専門医や初期研修との兼ね合いもあります。結婚や生活のことも関係してきます。人生全体の選択と絡んでくる話です。

だから、USMLEは「持っていたら便利そう」くらいの気持ちだけで進めるには、少し重い選択肢だと思います。

アメリカで働くには、試験合格の先にもハードルがあります

USMLEに合格すれば、それだけでアメリカの病院にすぐ行けるわけではありません。

実際には、受け入れてくれる病院を探す必要があります。応募して、書類を出して、面接を受けて、マッチングしていく必要があります。しかも、海外からの応募は簡単ではありません。100個応募しても、返事が来るのは数%というような厳しい世界もあります。

これは、やる気だけではどうにもならない部分もあります。実力、英語力、実績、タイミング、運も関わってくると思います。

だからこそ、USMLEを考えるなら、「なぜアメリカに行きたいのか」をかなり具体的に考えた方がいいです。

心臓外科に行きたい。脳外科に行きたい。ある分野でアメリカでずっと働きたい。そういう強い目的がある人にとっては、USMLEは目指す価値が大きいと思います。むしろ、その道を考えるなら必要な選択肢になると思います。

一方で、なんとなく海外に興味があるくらいなら、まずは情報を集める方がいいと思います。

海外に行くことが、自分の理想の医師像につながるかを考えます

これからの日本の医療を考えると、海外に行く選択肢を模索すること自体は大事だと思います。日本だけを見ているより、海外の医療や研究、教育を知ることには意味があります。

ただ、海外に行くことが自分のキャリアに本当に必要なのかは、人によって違います。

たとえば、アメリカに行った後に日本に戻ってきた医師もいます。海外で学んだことを日本で活かす人もいます。逆に、アメリカで働き続ける人もいます。どれが正解というより、自分の理想の医師像とつながっているかが大事です。

だから、USMLEに興味がある人は、実際にアメリカに行った医師や、海外経験のある先輩に話を聞くのがいいと思います。直接アポを取って話を聞くのも、かなり価値があります。

「自分は絶対に行きたい」と勢いだけで決めるのでもなく、「自分には関係ない」と最初から切り捨てるのでもなく、自分のキャリアにとってどういう意味があるのかを考えるのが大切だと思います。

Step 1は4年生から5年生で考える人が多いです

実際にUSMLEを取る人は、4年生や5年生でStep 1を取り、5年生や6年生でStep 2を取るような流れが多いと思います。もちろん大学や個人の状況によって違います。

かなり労力は必要です。でも、選択肢の1つとして知っておくことは大事です。

医学部受験生の段階で、USMLEの制度を完璧に理解する必要はありません。ただ、医学部に入った後には、こういうキャリアの選択肢もあると知っておくと、英語の勉強や大学選びの見え方が少し変わるかもしれません。

まとめ:医学部生活は大変ですが、何を選ぶかで面白くなります

医学部生活は、勉強量が多いです。試験もあります。お金の問題もあります。時間の使い方も難しいです。やりたいことが見つからないと、なんとなく時間が過ぎてしまうこともあります。

とはいえ、医学部生活は大変なだけではありません。自分が何に時間を使うかを選べる6年間でもあります。部活を頑張る人もいます。バイトをする人もいます。研究をする人もいます。英語を頑張る人もいます。USMLEを目指す人もいます。

大事なのは、周りに流されすぎず、自分がどうしたいのかを考えることだと思います。

受験生の皆さんは、今は合格することで頭がいっぱいだと思います。それでいいです。まずは合格が大事です。でも、少しだけその先も想像してみてください。医学部に入った後、自分はどんな6年間を過ごしたいのか。どんな医師になりたいのか。海外という選択肢を持ちたいのか。

答えはすぐに出なくていいと思います。僕もまだ考えながら進んでいます。

というわけで、今回は医学部生活の大変さと、USMLEについて書きました。医学部に向けて頑張っている皆さんが、少しでも大学生活のイメージを持てたらうれしいです。ありがとうございました。

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