こんにちは!
宮崎大学医学部医学科の竹内壮吾と申します!私は現役時代の悔しい不合格を経て、1年間の予備校での浪人生活を経験し、現在は宮崎大学医学科にご縁をいただいて学んでいます。受験生時代は理系クラスに所属しており、理科は物理と化学を選択していました。本日はよろしくお願いいたします。
今日はこんなことを書きたいと思います。 世間一般の医学部受験界隈で、まるで絶対の掟のように言われている「参考書は絶対に1冊を極めろ。色々なものに手を出す参考書浮気は、落ちる受験生の典型パターンだ」という常識に対する、私なりの疑問と新しい視点についてです。 そして、実際に私が浪人時代、予備校の夏期講習や冬期講習をほとんど取らず、本屋で大量の参考書を買い込み、「自分に必要な部分だけをつまみ食いする」という、一見すると邪道に思えるような方法で、どのように各教科の学力を医学部合格レベルまで引き上げていったのかというリアルなストーリーをお話しします。 さらに、現代文への恐怖と毎日の泥臭い習慣、数学の解法暗記と確率の壁、英語の『ポレポレ』による開眼など、具体的な参考書名やその使い方についても、小見出しをつけながらたっぷりと語っていきたいと考えています。
今、果てしなく高い医学部の壁を前にして、毎日机に向かっている中高生の皆さん。そして、朝から晩まで予備校の重苦しい空気の自習室にこもり、「自分のやっている勉強法は本当にこれで合っているのだろうか」と、見えない未来への恐怖に不安を抱きながら浪人生活や再受験に挑んでいる社会人や浪人生の皆さん。
「学校の帰り道に大きな本屋の学習参考書コーナーに立ち寄ると、どれも素晴らしい魔法の書のように見えてしまい、つい新しいものを買って帰るけれど、先生からは『1冊を完璧にしろ』と厳しく言われているため、ものすごい罪悪感に苛まれてしまう」 「分厚い問題集を最初から最後まで律儀に解き進めているけれど、すでに完全に理解している簡単な問題にまで貴重な時間を奪われてしまい、本当にこれが効率の良い勉強法なのか疑問に思っている」 「現代文や確率など、どうやって勉強していいか分からない苦手分野がいつまでも放置されていて、模試のたびに点数が乱高下し、夜寝る前に強烈な焦りに襲われて眠れなくなる」 そんな風に思い悩んでしまうこと、ありますよね。そのお気持ち、私には痛いほどよく分かります。私も、浪人時代は「どうすればこの限られた時間の中で最大の効果を出せるのか」と深く悩み、周囲の優秀な受験生たちが立派な予備校のテキストを広げている中で、一人で何冊もの市販の参考書と向き合いながら、自分のやり方を信じきれずに不安な夜を過ごしていたごく普通の受験生だったからです。
しかし、私が悩み抜いた末に宮崎大学医学科に合格できた道のりを振り返ってみると、決して「誰もが使っている1冊の神参考書を、1ページ目から最後のページまで完璧に暗記したから」でも、「予備校のカリキュラムや講習にすべてを委ねて受動的に勉強していたから」でもないという真実が見えてきます。 今日は、皆さんが心の中に抱えている「参考書をたくさん買うのは悪いことなんじゃないか」「効率的な勉強法が分からない」という深い不安に優しく寄り添いながら、明日からの勉強が少しでも前向きになるような、そして心がスッと軽くなるようなヒントを、私のリアルな経験と戦略を交えてお話しさせていただきます。
ブラックボックスへの恐怖。現代文との戦いと古典の基礎固め

現代文は「センス」だという絶望的な思い込み
理系の受験生にとって、国語という科目は非常に厄介で、できることなら目を背けたい存在だと思います。 数学や物理のように、明確な公式や定理があるわけではありません。勉強に時間を割いたからといって、すぐに次の模試で点数が伸びる保証もどこにもありません。 特に現代文は、「その日の自分の体調や気分、あるいはたまたま出題された文章のテーマとの相性で点数が決まってしまう」という、ある種のブラックボックスのような恐怖を抱えている人が多いのではないでしょうか。
私もまさにその一人でした。現役時代から現代文が本当に苦手で、模試のたびに文章の海の中で溺れ、どうやって勉強すればいいのか全く分からずに途方に暮れていました。 「現代文は結局、生まれ持った読解のセンスや、幼い頃からの読書量で決まるんだ」と、半分諦めのような気持ちを持っていた時期もあります。
「とはいえ」、医学部を受験する上で、共通テストの国語から逃げ切ることは不可能です。国語の失点が原因で、医学部の足切りに引っかかってしまう受験生を、私は何人も見てきました。 そこで私は、浪人生活の中で、とにかく「現代文の読み方」を根本から理論的に学ぶ必要があると考えました。
ただ漠然と過去問を解き散らかすのではなく、『きめる!共通テスト現代文』といった参考書や、時には英語のリーディングの読み方を解説しているような参考書まで読み漁りました。 文章を論理的に構造化して読む方法を探求したのです。 「筆者はこの段落で何を主張したいのか」「この『しかし』という接続詞の後には、必ず筆者の強い主張が来るはずだ」といった、解き方のプロセスや思考の型が丁寧に書かれている参考書を選んで、その型を自分の中に徹底的に落とし込もうとしました。 感覚で解くのではなく、理詰めで解く。理系だからこそ、現代文を論理パズルとして捉え直すアプローチが合っていたのだと思います。
毎日触れないと忘れてしまうという強迫観念
そして、夏休みに入る頃の 6 月くらいからは、毎日必ず 1 回は現代文の参考書に触れるというルールを自分に課しました。 なぜこれほどまでに毎日やることにこだわったかというと、せっかく身につけた「論理的な読み方」の感覚を、 1 日でも休むとすぐに忘れてしまい、また元の感覚頼りの読解に戻ってしまうのではないかという強烈な恐怖があったからです。 毎日少しずつでも活字に触れ、自分の指針となる読み方のルールを確認してから、河合塾のテキストや共通テスト専用の問題集などを使って実践演習を行うようにしていました。
復習の際も、ルールを設けていました。なんとなく正解した問題で「ラッキー」と満足するのではなく、しっかりと根拠を持った解説が載っている参考書だけを選びました。 「なぜこの選択肢が正解になり、他の選択肢はどこが間違っているのか」を、自分以外の誰かに論理的に説明できるレベルまで落とし込むようにしていました。 復習が最も大事だと考えていたので、解説の薄い問題集は避けるようにしていました。
古典は薄い参考書をベースキャンプにする
一方、古文と漢文に関しては、徹底的に基礎から固める戦略を取りました。 古文は、高校の時にもらった『古文単語300』という単語帳を、毎日 10 個ずつ、絶対に忘れないように地道に回し続けました。 それに加えて、「 1 ヶ月で 9 割完成!」といったような、赤い表紙の共通テスト専用の薄い参考書を 2 冊ほど買い込みました。 そういった参考書には、古文を読む上での文法のコツや、当時の時代背景の特徴などが分かりやすくまとまっています。
私はその参考書を「自分のベースキャンプ」としてメインに据えて、学んだ新しい知識やテクニックをどんどんその本に書き込んでいくようにしました。 一番簡単な基礎の問題から徐々にレベルを上げ、文章全体が自分の頭の中でしっかりとストーリーとして映像化できるようになるまで、しつこく読み込みました。
漢文については、『早覚え速答法』という緑色の表紙の有名な参考書を愛用していました。 句法を覚えるのはもちろんですが、漢文においては、漢字そのものの意味を知らないと致命傷になることがあります。 そこで私は、模試で見つけた知らない漢字の意味をメモしたり、高校でもらった参考書の後ろの方に載っている漢字の一覧ページをカッターで乱暴に切り取ったりして、隙間時間に常に眺めるようにしていました。 漢文も古文と同じように、解き方のコツが書かれた『 9 割完成』のような参考書で型を学んでから、ひたすら演習を繰り返すという流れを作っていました。 夏休みが終わる頃からは、これらの国語の対策をメインの学習スケジュールに組み込み、毎日少しずつ確実に得点源にできるように育てていきました。
社会と理科の「一元化」戦略。自分だけの最強の1冊を錬成する
地理の黄色い本と、参考書探しの旅
次に、社会科目の対策についてお話しします。 私は理系でしたので、社会は地理を選択していました。 浪人生活が始まった 4 月から、私は毎日コツコツと隙間時間や、数学や物理といった重たい理系科目の勉強に疲れた時の息抜きとして、地理の勉強を進めていました。 使っていたのは、共通テスト対策としてよく名前が挙がる、黄色い表紙の参考書です。
実は、私は地理だけでなく、倫理や政治経済といった他の社会科目の参考書にも本屋で手を出していました。 「分かりやすい!」と評判のものや、「これだけで 9 割取れる!」と派手に謳っている参考書を、本屋の棚で見つけては色々と漁っていたのです。 ここで、皆さんは「そんなに色々な参考書に手を出して、結局どれも中途半端に終わってしまったのではないか」と疑問に思うかもしれません。
分散した知識を一つの場所に集約する魔法
しかし、私には明確な戦略がありました。 それは、「複数の参考書から情報を集め、 1 冊のメイン参考書にすべて書き写して『一元化』する」という方法です。 例えば、メインで使っている黄色の参考書に書いていないマニアックな情報や、分かりやすい図解が、別の新しく買った参考書に載っていたとします。 私はそれをただ読んで「へえ、そうなんだ」と満足するのではなく、メインの参考書の関連するページに、自分の手で書き込んでいくのです。
それぞれの参考書にバラバラにアンダーラインを引いたりメモをしたりするのではなく、すべての知識を 1 つの場所に集約する。 こうすることで、最終的にはどの市販の参考書よりも情報が網羅された、「自分だけの最強の参考書」が完成するのです。 過去問演習や模試で間違えた問題の知識も、すべてその 1 冊に書き込みました。 試験会場の張り詰めた空気の中には、そのボロボロになった 1 冊だけを持っていけば絶対に安心できるという状態を作り上げたのです。
化学の暗記分野は「福間」と「鎌田」にすべてを託す
この「一元化」の戦略は、理科の勉強、特に化学の暗記分野において、非常に強力な効果を発揮しました。 化学の無機化学と有機化学については、『福間の無機化学』と『鎌田の有機化学』という参考書が、私には信じられないほど分かりやすく、完璧に肌に合っていました。 暗記が中心となるこれらの分野において、私はこの 2 冊を完全にメインの武器として据えました。
そして地理の時と同じように、模試や過去問で出てきた初見の知識、他の問題集に載っていた細かい反応条件や例外事項などを、すべてこの「福間」と「鎌田」の余白に書き足していったのです。 「足りない情報を自分で継ぎ足して、完璧な参考書を自分の手で育てていく」という感覚です。
無機と有機に関しては、もし迷ったらこの 2 冊に戻れば絶対に答えが書いてある、という安心感は、本番の極度の緊張の中で私を大いに救ってくれました。 ちなみに、化学の計算問題などについては、『重要問題集』を夏休み前までに完璧な状態に仕上げました。 そこからは、塾でもらったプリントや、旧帝大の実際の過去問などを解いていきました。『化学の新演習』などのさらに難しい問題集もありましたが、結局は旧帝大の過去問を解く方が、実戦的な力がついたと個人的には感じています。 物理に関しても、『名問の森』をどんどん進め、〇〇大の物理といった過去問シリーズを中心に演習を重ねました。
物理も化学も、私は共通テスト専用のマーク対策などは特にしませんでした。 模試の復習をする程度で、「二次試験の記述問題が解ける深い根本の理解があれば、共通テストの少しひねられた問題にも自然と対応できるはずだ」という強い信念を持っていたからです。
数学の解法暗記と、確率・微積の壁を越えるピンポイント学習

数学は「解法暗記」であるという割り切り
続いて、医学部受験における最大の難関とも言える、数学の勉強法についてお話しします。 私は浪人生活のスタートである 4 月から、『 1 対 1 対応の演習』という参考書を徹底的にやり込みました。 この参考書に載っているすべての問題を見た瞬間に、解法が頭に浮かび、瞬時に手が動くようになるまで、何周も何周も繰り返しました。
この時、私が強く意識していたのは、「数学は解法暗記である」と潔く割り切ることです。 1 周目を解く時、問題を見て 5 分考えても具体的な手立てが思い浮かばなければ、私はすぐに答えの解説を読んでいました。 自分で何十分もウンウンと悩んで、新しい公式を自力で発明できるわけではありません。 「こういう条件が問題文に書かれていたら、この解法パターンを引き出しから持ってくるんだ」という、問題の条件と解法の紐付けを、ひたすら頭の中にストックしていくことに全力を注いだのです。
この方法は賛否両論あるかもしれませんが、時間が限られている受験生にとっては、非常に効率的なアプローチだと思います。 『 1 対 1 対応の演習』が完璧になった後、私はさらに高いレベルへと進むために、『理系数学の良問プラチカ』や『やさしい理系数学』といった難易度の高い参考書に取り組んでいきました。
確率と微積分。本質を教えてくれた名著たち
そして、この時期に出会ったいくつかの参考書が、私の数学の学力を劇的に、そして本質的に引き上げてくれることになります。
一つ目は、「大学への数学」シリーズが出している、確率に特化した参考書です。 私は元々、確率という分野がそこまで苦手ではなかったのですが、どこか「なんとなくこうなるだろう」という感覚に頼って解いている部分がありました。 しかし、この参考書に取り組んだことで、確率に対する見方が根本から変わりました。 感覚ではなく、「こういう理由があるから、こう立式する」という論理的なアプローチを学ぶことができたのです。 このおかげで、難関大学の複雑で条件が入り組んだ確率問題にも、全く動じずに立ち向かえるようになりました。
もう一つは、『微積分の極意』という参考書です。 理系の数学において、数Ⅲの微積分は最も配点が高く、合否を直接的に分ける超重要分野です。 この参考書は非常にレベルが高く、マクローリン展開の高校生版のような、少し大学数学に足を踏み入れたような深い内容も含まれていました。
しかし、ただ難しい問題を機械的に解かせるだけでなく、「そもそも微積分とは何なのか」「ハサミウチの原理や、極限に持っていく時の本質的な考え方はどういうものか」といった、根底にある概念から深く解説してくれていたのです。 この本質的な理解のおかげで、見たこともないような複雑な微積分の問題が出題されても、「出題者はきっとこういうアプローチを求めているはずだ」と落ち着いて対応できるようになりました。 受験の後半戦では、大阪大学などの旧帝大の過去問や、赤本のチャート式のシリーズなどを実践演習としてひたすら解いて、本番への感覚を研ぎ澄ましていきました。
英語への強烈な苦手意識。『ポレポレ』の救済と毎日の長文読解
単語帳選びでの痛恨のミスと後悔
各教科の中で、私が最も苦労し、最後まで頭を悩ませたのが「英語」でした。 本当に英語が苦手で、長文を見てもアルファベットの羅列にしか見えず、どうすれば点数が伸びるのか皆目見当がつかない暗闇からのスタートでした。
まずは単語の知識を頭に詰め込もうと思い、『鉄壁』や『ターゲット』といった有名な単語帳に取り組んでいました。 しかし、ここで私は一つ大きな反省点を持っています。 浪人時代、私は『鉄壁』を 8 割ほど覚えた段階で少し中だるみしてしまい、「もっと難しい単語を知らないと受からないのではないか」という焦りから、『英検準 1 級のパス単』というさらに難易度の高い単語帳に手を出してしまったのです。
結果として、パス単も半分くらいしか覚えられず、非常に中途半端な状態になってしまいました。 今振り返ると、「新しい単語帳に浮気して手を出すよりも、『鉄壁』の残りの 2 割を完璧に仕上げて、 1 冊を隅々まで覚え切るべきだった」と強く後悔しています。 単語帳に関しては、やはり 1 冊を完璧にするという基本が何よりも大切なのかもしれません。
英作文に関しては、『ドラゴン・イングリッシュ』という 100 文ほどの基本例文が載っている参考書や、竹岡先生の英作文の参考書を使って、自分が確実に使える表現のストックを増やしていきました。
『ポレポレ』が教えてくれた、英語の本当の読み方
そして、私の英語学習において最大の転機となったのが、英文解釈の参考書である『ポレポレ』との出会いです。
それまでの私は、英語の長文を読む時、なんとなく知っている単語の意味を適当に頭の中で繋ぎ合わせて、想像でストーリーを作って読んでいました。 しかし、この黄色い表紙の『ポレポレ』に取り組んだことで、 SVOC の構文を正確に把握し、複雑な修飾関係を論理的に紐解いていくという「英文解釈の本当のやり方」を学ぶことができたのです。 この 1 冊を終えた後、私の英語の読解力は自分でも驚くほど明確にレベルアップしました。 「あ、英語ってこうやって構造を把握して読むんだ」という視界がパッと開けた瞬間でした。
読解の基礎ができた後は、レベル別になっている英語長文の参考書(緑、オレンジ、紫、水色といったレベル順になっているもの)や、『やっておきたい英語長文700』や『1000』などを次々と買い込みました。 個人的には、英文解釈と長文演習が合体したような、そのレベル別の参考書が一番学力を伸ばしてくれたと感じています。
そして、「毎日必ず 1 題は初見の長文を解く」というルールを徹底しました。 長文を解いていく中で分からない単語に出会うたびに、私はそれをノートにメモして、自分だけのオリジナルの単語帳を作っていました。 毎日必ず長文に触れることで、英語を英語の語順のまま理解するスピードが上がり、極度に苦手だった英語を、なんとか医学部合格の戦いに持ち込めるレベルまで引き上げることができたのだと思います。
予備校の講習か、参考書の大人買いか。意図を持った「つまみ食い」戦略

夏期講習の誘惑と、私の決断
さて、ここまで私が使ってきた様々な参考書についてお話ししてきましたが、皆さんは「竹内はなんてたくさんの参考書を使っているんだ」「これこそまさに参考書浮気の典型パターンではないか」と思われたかもしれません。
確かに、私は浪人時代、本当に数え切れないほどの参考書を買い込みました。 予備校に通っていると、夏休みや冬休みの時期には「夏期講習」や「冬期講習」の分厚い案内パンフレットがたくさん配られます。 周りの浪人生たちは、見えない不安を解消するかのように、高いお金を払って何個も講習を申し込んでいました。 予備校の先生からも、「この講習を取らないと本番に間に合わないぞ」とプレッシャーをかけられることも多々ありました。
「とはいえ」、私はあえて予備校の講習をほとんど取らないという決断をしました。 なぜなら、予備校の講習で何万円も払って決められたペースで授業を受けるくらいなら、本屋で 1 冊数千円の参考書を大量に買った方が、はるかに安上がりで、かつ「自分のペースで一番効率よく勉強できる」と考えたからです。
意図があれば、参考書浮気は最強の戦略になる
一般的に「参考書をたくさん買うのは良くない」と厳しく言われるのは、 1 冊を最後までやり切らずに次々と新しいものに手を出して、結局何も身につかないからです。 しかし、私の参考書の使い方は少し違っていました。 私は、新しい参考書を買ってきたら、 1 ページ目から最後まで律儀に順番に解くようなことはしませんでした。
パラパラと中身を見て、「あ、ここの分野はもう自分は完璧に理解しているな」と思ったら、その章は丸ごと迷わず飛ばしてしまいます。 そして、「今の自分の学力に足りない知識」「自分がどうしても理解できない解法の別アプローチ」が載っている部分だけをピンポイントで探し出し、そこだけを徹底的にやり込むのです。 半分以上知っている内容の本であっても、知らない部分を埋めるためにあえて買う。そういう割り切った使い方をしていました。
周りの受験生から見れば、「あいつはいつも違う参考書を開いている。参考書マニアで、結局落ちるパターンのやつだ」と冷ややかな目で見られていたかもしれません。 しかし、私の中には「自分にはこの知識が足りないから、それを補うためにこの参考書を買うんだ」という、明確で強固な【意図】がありました。 ただ漠然とした不安から逃げるために買うのではなく、自己分析に基づいた戦略的な「つまみ食い」だったのです。 もしあなた自身が、自分の弱点を正確に把握し、それを埋めるための目的を持って参考書を選ぶことができるのなら、何冊参考書を買っても全く問題はないと私は考えています。
終わりに:自分を分析し、自分だけの最強のルートを構築しよう
今回は、現代文の泥臭い毎日のルーティンから、社会や化学の一元化による自分だけの最強の参考書作り、数学の解法暗記と本質へのダイブ、そして英語の『ポレポレ』による開眼まで、私のリアルな浪人時代の試行錯誤のプロセスをたっぷりと語らせていただきました。
読者の皆さんが今抱いている「参考書選びに迷っている」「1冊を極めろと言われて息苦しい」という不安は、私が浪人時代に本屋の参考書コーナーの前で一人で立ち尽くし、悩んでいた感情と全く同じものです。
「というわけで」、今日お話ししたように、医学部受験における参考書選びに「全員に当てはまる絶対の正解」はありません。 学校の先生が言う「1冊を完璧にしろ」というアドバイスは確かに正しい基礎ですが、それがあなたにとっての最短ルートであるとは限らないのです。
大切なのは、周りの意見や一般論に流されるのではなく、常に自分自身の学力と現在地を冷静に客観視すること。 そして、「自分には今何が足りないのか」「それを補うためにはどの参考書のどの部分が必要なのか」を分析し、明確な意図を持って教材を選び取っていくことです。 その意図さえあれば、参考書を何冊買い込んでも、それは「浮気」ではなく、合格のための立派な「戦略」になります。
どうか、本屋に並ぶ無数の参考書を恐れないでください。そして、無駄な罪悪感を持たないでください。 それらはすべて、使い方次第であなたを助けてくれる強力な武器になります。 自分の弱点から目を逸らさず、必要な知識を貪欲に吸収して、あなただけの最強の勉強ルートを構築していってください。
長く苦しい受験生活ですが、自分の頭で考えることをやめず、戦略的に立ち回りながら、将来白衣を着て笑っている自分を想像して、最後まで諦めずに駆け抜けてください。 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!あなたの挑戦を、心から応援しています!
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