こんにちは!
宮崎大学医学部医学科の湯浅祥平です! 私は浪人生活という、出口の見えないトンネルの中を歩くような経験を経て、今の医学科への合格を掴み取りました。今日は、私が受験勉強の過程で実際に手に取り、共に戦ってきた「参考書」たちについて、その使用時期や具体的な取り組み方を包み隠さずお話ししたいと思います。
受験生の皆さん、特に医学部を目指して日々机に向かっている現役生や浪人生、そして一度社会に出た後に決意を固めて再受験に挑んでいる皆さんは、今どんな気持ちで参考書を選んでいますか?「あの人が使っているから」「合格体験記に載っていたから」という理由だけで、本棚の肥やしを増やしてはいないでしょうか。今日はそんな皆さんの心が少しでも軽くなり、明日からの学習に迷いがなくなるような視点をお届けできれば嬉しいです。
参考書を選ぶ前に、立ち止まって考えてほしいこと

まず、どの教科の話に入るよりも先に、皆さんに伝えておきたいことがあります。それは「その参考書を使って、自分はどんな力をつけたいのか」という目的を、自分自身で明確に決めてほしいということです。
よくある光景ですが、本屋さんの参考書コーナーで「これさえやれば合格!」というキャッチコピーに惹かれたり、SNSで有名な「神参考書」をそのままカゴに入れたりしていませんか?正直に言うと、それはまだ「受験初心者」の段階かもしれません。もちろん、医学部に受かるような元々頭のいい人たちの中には、適当に選んだ参考書を力技でこなしてしまう人もいます。でも、それがこの受験を難しくさせている要因でもあるのです。
大切なのは、その一冊が自分の現在のレベルと、目指すべきゴールとの間の「どの階段」を埋めてくれるのかを冷静に見極めることです。周りに流されず、自分に必要な力を見据えて選ぶ。この「選ぶ力」こそが、合格への第一歩になります。
国語:学校の教材を信じ抜く勇気

まずは国語からお話ししますね。国語、特に古文や漢文に関しては、多くの受験生が「何か特別な問題集を買わなきゃ」と焦りがちです。でも、私の経験から言えば、学校で配られる教材だけで十分合格レベルに達することができます。
例えば、古文・漢文の文法書や単語帳。これらは、学校で指定されたものを一冊、ボロボロになるまで使い倒せばいいのです。何冊も手を出して知識が分散してしまうより、一冊の内容を完璧に頭に叩き込む方が、結果として得点に直結します。
一方で、私が問題だと感じているのは「現代文」です。現代文が苦手な人や、点数が安定しない人って、意外と多いですよね。学校のテストではそこそこの点数が取れるからと油断していると、共通テストで足元をすくわれることがあります。
現代文の対策として私がおすすめしたいのは、とにかく「実戦形式で問題を解く量」を確保することです。実は、センター試験時代の過去問などは、古本屋さんに行けば驚くほど安く手に入ります。解説が丁寧なものであれば、正直どんな問題集でも構いません。まずは量をこなし、論理的な読解のプロセスを体に染み込ませることが、医学部受験における国語の十分な対策になると考えています。
「国語に時間をかけすぎるのは不安……」という葛藤もあるかもしれませんが、一日30分でも「論理」に触れる時間を作ることで、不思議と他の教科の読解スピードも上がってきますよ。
英語:長文は「筋トレ」と同じ。音読で脳に刻む
次に、受験の要である英語についてです。私は英語の学習において、一貫して「長文対策」を軸に据えていました。
なぜ長文なのか。それは、長文の中には単語、熟語、文法、構文、そして段落の構成といった、英語学習に必要なすべての要素が詰まっているからです。私は二次試験レベルの長文を、一週間に2〜3個のペースで徹底的に読み込み、信頼できる先生に添削をお願いしていました。
具体的な参考書としては、『やっておきたい英語長文700』などが非常に使い勝手が良かったです。ただ、最初に取り組むときは、その難易度に圧倒されてしまうかもしれません。「一文を読むのにこんなに時間がかかるなんて、自分はダメなんじゃないか」と、モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
でも、そこで萎えないでください。一つの長文から学べることはすべて吸収する、という欲張りな気持ちで取り組むのがコツです。そして、勉強が終わった後に必ずやってほしいのが「音読」です。
ここで注意したいのは、ただ単に声を出すだけでは意味がないということです。音読は、いわば「脳の筋トレ」です。
「音読は、視覚と聴覚を同時に使うことで、脳の言語処理領域を活性化させる効果がある」 (参考:認知心理学における学習効果の研究より)
このように、音読中に頭をフル回転させ、学んだ構文や単語の意味を瞬時に思い浮かべながら読む。これは非常に疲れる作業ですが、繰り返すことで読解スピードは劇的に向上します。一人でやるのが辛い時は、友達や先生を巻き込んで、一緒に頑張れる環境を作るのも一つの手です。
時期については、共通テストが近づくまではずっと二次試験レベルの長文に触れていていいと思います。春休みや高校2年生のうちから始めても、決して早すぎることはありません。
単語学習の「深掘り」術
単語についても少し触れておきます。1冊目の単語帳(学校で配られるようなもの)は、気合で丸暗記してください。ここは避けて通れない道です。
しかし、医学部を目指すなら2冊目以降の使い方が重要になります。2冊目以降は「広く浅く」ではなく、「狭く深く」を意識してみてください。例えば、以前覚えたはずなのに長文で出てくると意味が取れない単語があれば、辞書を引いて語源を調べてみたり、例文ごと丸暗記したりするのです。
『速読英単語』のように、長文の中で単語を覚えるタイプのものを使うと、単語に対する立体的なイメージが湧きやすくなります。「この単語、あの長文のあの場面で使われていたな」という記憶のフックをたくさん作ることが、実戦で使える語彙力につながります。
さらに、英語の長文が読めない原因として意外と盲点なのが、「テーマに関する知識不足」です。選挙、教育、医学など、そのテーマ自体に馴染みがないと、日本語で訳されていても理解できないことがあります。国語の先生が「新聞を読みなさい」と言うのと同じで、英語でも色々な背景知識に触れておく必要があります。
どうしても評論が苦手なら、あえて英語の絵本や簡単な読み物から入って、口語的な表現や物語の展開に慣れるのも、心を楽にする良い勉強法だと思いますよ。
数学:出題者と「対話」し、俯瞰する力を養う

数学において、私が皆さんに一番伝えたいのは「高校数学を俯瞰して見る」という視点です。
教科書レベルの問題が解けるようになった後、二次試験対策で壁にぶつかっている人も多いでしょう。ここで、私の浪人時代のエピソードをお話しさせてください。
浪人中、私はある有名な予備校に通っていました。そこには、自ら参考書を執筆したり、大学入試の模範解答を作成したりするような、まさに「数学の神様」のような先生がいらっしゃったんです。その先生が何度も口にしていたのが、「出題者の意図を汲み解くことの大切さ」でした。
「この問題を作った人は、受験生にどの公式を使わせたいのか?」「このレベルの受験生なら、(2)までは解けてほしいと思っているはずだ」
そんなふうに、問題の向こう側にいる出題者の意図を考える練習を繰り返しました。すると不思議なことに、医学部合格のために「絶対に落としてはいけない問題」と「差がつく問題」の境界線が見えてきたのです。この視点を持ってから、模試の点数も判定も驚くほど安定するようになりました。
参考書の使い分けと「網羅」の罠
参考書選びについても、戦略が必要です。基礎を固める時期に「網羅的」にやりたいという気持ちはわかりますが、『チャート式』を1から10まで全部解くのは、少し遠回りかもしれません。『チャート式』はどちらかというと「辞書」として手元に置き、わからない時に調べるために使うのが賢い選択です。
演習用としては、**『プラチカ』シリーズなど、厳選された良問が載っている薄めの問題集を1冊仕上げる方が、達成感もあり、網羅した気分にもなれるのでおすすめです。実際には『チャート』の方が網羅性は高いかもしれませんが、大切なのは「見たことがある問題を増やす」ことよりも、「手持ちの武器でどう戦うかを考える」こと。そのためには、『大学への数学』**のような、問題を深く考察している系の参考書を1冊読んでみるのも、数学的な視界を広げる助けになります。
理科:物理は「対話」、科学は「環境」
理科(物理・化学)については、少し特殊なアプローチが必要です。
まず物理ですが、これは非常に概念が難しく、公式を覚えただけでは歯が立たない教科ですよね。物理で悩んでいる皆さんに提案したいのは、「最初から参考書を読んで理解しようとしない」ということです。
物理こそ、まずは人から話を聞くべき教科です。先生の授業や講義動画で「考え方のエッセンス」を耳から入れ、それを自分なりに噛み砕く。その後に参考書を読んで、「あ、あの時先生が言っていたのはこういうことか!」と結びつけるプロセスが最も効率的です。
参考書は、『物理のエッセンス』のような超メジャーなものを選んでください。なぜなら、有名な参考書を使っていれば、周りの友達や先生も内容を知っているため、質問がしやすくなるからです。「この本のこの部分がわからない」と具体的に言語化して相談できる環境を作ることが、物理の成績を爆上げするコツです。
次に化学。私は現役時代は学校のオリジナル教材、浪人時代はそれに加えて『化学重要問題集』を使っていました。 学校の教材の良いところは、先生の教え方と解答の書き方がリンクしている点です。まずはそれを信じて使い倒すのが、化学へのハードルを下げる近道になります。
とはいえ、学校の教材だけに頼りすぎるのもリスクがあります。外部の模試では、学校の先生が使わないような表現や用語が出てくることがあるからです。そのギャップを埋めるために、『重要問題集』のようなスタンダードな問題集を一冊完璧にすることをおすすめします。化学は全体像さえ掴めれば安定して点数が取れるようになるので、あまり多くの参考書に浮気せず、信じた一冊をやり抜いてください。
社会:最小限の努力で、英数への時間を捻出する
最後に、意外と時間を奪われがちな社会(私の場合は日本史)について。
結論から言うと、社会は「教科書と学校の教材だけ」で十分です。医学部受験の本質は、あくまで英語と数学、そして理科にあります。社会で高得点を取りたいがために何冊も参考書を買い込み、熱心に取り組む生徒さんもいますが、それは少し戦略的ではないかもしれません。
英語や数学は、どれだけやっても「完成」が見えず、不安になる教科です。だからこそ、ついつい「覚えれば点になる」社会に逃げたくなる気持ちもわかります。でも、そこをグッと堪えて、社会は最低限の労力でクリアし、捻出した時間を英数に充てる。この「引き算の勉強法」ができるかどうかが、医学部合格の分かれ道になります。
おわりに:自分に合った「階段」を見つけるために

ここまで各教科の参考書についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後にもう一度お伝えしたいのは、参考書選びに正解はない、ということです。難しすぎれば効率が落ち、簡単すぎれば成長が止まってしまいます。今自分が立っている場所から、次のステップへ進むための「ちょうどいい階段」になっているか。それを見極めるために、一度立ち止まって、冷静に考えてみてください。
「周りがやっているから」という不安から解放され、自分だけの戦略を持って参考書に向き合えるようになった時、合格への道ははっきりと見えてくるはずです。
というわけで、私の経験が皆さんの受験勉強のヒントになれば幸いです。医学部受験は長く険しい道のりですが、自分を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう。
皆さんの努力が実を結ぶことを、心から応援しています! 最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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