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睡眠を削る受験生はNG!? 現役医学科生が語る「攻めの睡眠」とスマホ遮断術

こんにちは!宮崎大学医学部医学科のKと申します!

私は高校時代から自分自身の行動や習慣と徹底的に向き合い、日々の生活リズムを整えることで、現在はここ宮崎大学医学科にご縁をいただき、充実した医学生としての日々を送っています。本日はよろしくお願いいたします。

今日はこんなことを書きたいと思います。 現代の受験生にとって最大の誘惑であり、最も付き合い方が難しい「スマートフォンとの向き合い方」について。 そして、受験期にどうしても削りがちになってしまう「睡眠時間の確保とその方法」についてです。

一般的に、受験界隈や学校の進路指導などでは、「スマートフォンは学習アプリや解説動画を見るのに便利だから、自分で時間を決めて賢く使いこなしなさい」と言われることが増えてきていると思います。 また、睡眠時間に関しても、「医学部という高い壁を越えるためには、ある程度睡眠時間を削ってでも、夜遅くまで机に向かって勉強時間を確保しなければならない」というような、根性論に近いアドバイスが飛び交うことがよくあるように感じます。

しかし、私はそれらの考え方に対して、少しだけ疑問と新しい視点を持っています。 今日は、私が高校生の頃に直面したスマートフォン依存のリアルな経験から、なぜあえて「完全シャットアウト」という極端な方法を選んだのかというお話をします。 さらに後半では、受験期によく耳にする「寝てない自慢」の無意味さについて触れ、私が1日8時間の睡眠を意地でも死守していた理由と、明日の最大のパフォーマンスを引き出すための「攻めの睡眠」という考え方について、たっぷりと語っていきたいと考えています。

今、果てしなく高い医学部の壁を前にして、毎日机に向かっている中高生の皆さん。 そして、朝から晩まで予備校の重苦しい空気の自習室にこもり、「スマホを勉強に使っているつもりなのに、気がついたら関係ない動画を見てしまっている」「昨日も夜中の2時まで頑張ったのに、今日の授業は頭がボーッとして内容が全く入ってこない」と、見えない未来への恐怖に不安を抱きながら浪人生活や再受験に挑んでいる社会人や浪人生の皆さん。

「よし、今から英語の長文読解に取り組むぞと気合を入れたのに、机の端にあるスマホの画面がふと明るくなった瞬間、誰からのLINEだろうと気になってしまい、長文の文構造が頭からすっぽり抜けてしまう」

「周りのライバルたちが夜遅くまで自習室に残っているのを見て、自分も帰るわけにはいかないと無理をして起きていた結果、翌日の模試で計算ミスを連発して激しく落ち込む」

そんな風に思い悩んでしまうこと、ありますよね。そのお気持ち、私には痛いほどよく分かります。 私も受験生時代は、手元にあるスマートフォンの魔力に何度も心を揺さぶられ、限られた24時間の中でいつ勉強し、いつ休むべきなのかと一人で葛藤していたごく普通の学生だったからです。

しかし、私が悩み抜いた末に医学科に合格できた道のりを振り返ってみると、決して「最初から器用にスマホを勉強のツールとして使いこなしていたから」でも、「睡眠時間を極限まで削って、フラフラになりながら勉強時間を稼いでいたから」でもないという真実が見えてきます。 今日は、皆さんが心の中に抱えている「やめられないスマホいじり」や「睡眠と勉強時間のジレンマ」という深い悩みに優しく寄り添いながら、明日からの勉強が少しでも前向きになるような、心がスッと軽くなるヒントを、私のリアルな経験を交えてお話しさせていただきます。

目次

第一章 スマートフォンという便利で恐ろしい罠

高校1年生の時の私とSNSの沼

医学部を目指すにあたって、私たちは日々膨大な量の勉強をこなさなければなりません。 その中で、現代の受験生にとって最も身近であり、同時に最大の障壁となるのがスマートフォンの存在です。

私は現在でこそ、スマートフォンとは適切な距離を保つことができていますが、最初からそうだったわけではありません。 正直にお話ししますと、高校1年生の頃の私は、バリバリにスマートフォンを使い倒し、完全に依存している状態でした。 学校から帰ってくると、まずはソファに寝転がってYouTubeを開きます。 そして、次から次へとおすすめに表示される動画を見続け、気がつけば外が暗くなっている。 その後も、InstagramなどのSNSを開いては、友達の投稿を見たり、自分の興味のある情報をダラダラとスクロールし続けたりしていました。

「勉強しなければいけない」という頭の片隅にある小さな声は、画面から溢れ出る圧倒的な娯楽の刺激によって簡単にかき消されてしまっていたのです。 しかし、高校2年生になった頃、ふと自分のスマートフォンの「スクリーンタイム」という、1日の使用時間を表示する機能を見た時に、私は強い衝撃を受けました。 そこに表示されていた数字は、自分が想像していたよりもはるかに長い時間でした。 「私はこんなにも多くの時間を、ただ画面を見つめることだけに使ってしまっているのか。」 周りの大人たちからも「スマホ依存は怖いよ」という情報が耳に入ってくるようになり、私はようやく、「自分はかなりスマートフォンに依存してしまっている。ついつい触りすぎてしまっている。このままでは絶対に医学部には受からない」という強烈な危機感を抱き始めました。 これが、私がスマートフォンとの付き合い方を根本から見直すことになった最初のきっかけです。

勉強に使えるという都合の良い言い訳

「とはいえ」、現代の受験生を取り巻く環境では、「スマートフォンは勉強の最高のツールになる」という意見が非常に多く存在します。 実際に、分からない問題を写真に撮って検索すればすぐに解説が出てきますし、YouTubeには予備校のカリスマ講師の授業動画が無料でたくさん転がっています。 また、通学の電車の中で英単語を覚えるための便利なアプリもあります。 これらのメリットは非常に分かりやすく、誰もが納得できるはっきりとした意見です。

私自身も、この「勉強にも使えるじゃないか」という誘惑の言葉に何度も心が揺れました。 「私は今、YouTubeで数学の解説動画を見ているのだから、これは立派な勉強だ」と自分に言い聞かせ、机の上にスマートフォンを堂々と置いていた時期もあります。 確かに、うまく活用できればこれほど素晴らしいツールはありません。 しかし、私は自分の心の弱さと冷静に向き合った時、ある残酷な真実に気がついてしまったのです。

それは、多くの人がスマートフォンの「メリット」ばかりに目を向け、その背後に潜む巨大な「デメリット」から目を背けようとしているのではないか、ということです。 解説動画を見るためにスマートフォンを開いたはずなのに、ほんの数分のつもりでSNSのアイコンをタップしてしまう。 英単語アプリをやっている最中に友達からのメッセージが届き、そのまま長時間のチャットに発展してしまう。 そんな経験をしたことがある人は、私だけではないはずです。

無意識下に潜むデメリットの正体

私がスマートフォンを机の上に置くことをやめた最大の理由は、この「無意識下に作用してくるデメリット」が、勉強において致命的な障害になると確信したからです。

スマートフォンのメリットは、先ほどもお話ししたように、「このアプリが使える」「すぐに調べられる」といったように言語化しやすく、表面に見えやすいものです。 しかし、デメリットというのは非常に厄介で、人間の深層心理に静かに忍び込んできます。

例えば、スマートフォンが机の端に裏返しで置かれているとします。 あなたは数学の難問に集中して取り組んでいます。 しかし、スマートフォンの存在が視界に入っているだけで、脳のどこか一部の領域が、「いつ通知が来るだろうか」「後であの動画の続きを見よう」というように、無意識のうちにスマートフォンに気を取られてしまっているのです。

この「ついつい気になってしまう」「ついつい手が伸びそうになる」という小さな葛藤が、長時間の深い集中を必要とする医学部受験においては、とてつもなく大きなエネルギーのロスになります。 集中力が途切れるたびに、再び同じ深さの集中状態に戻るためには、多大な時間と労力が必要になるからです。

私は、この無意識に働きかけてくる障害の大きさを痛感しました。 「勉強ツールとして便利」というメリットと、「無意識に集中力を奪い、時間を浪費させる」というデメリットを天秤にかけた時、私にとっては圧倒的に後者のデメリットの方が大きかったのです。 だからこそ、私は自分自身に中途半端なルールを課すことをやめ、スマートフォンという存在そのものを勉強環境から完全に排除する決断を下しました。

第二章 完全シャットアウトという決断と独自のアナログ戦略

自習室には持っていかないというシンプルなルール

私が導き出した結論は、非常に極端で、しかし最も効果的な方法でした。 それは、「学校や予備校の自習室など、勉強をする場所に向かう時は、スマートフォンを家に置いていく」という「完全シャットアウト型」のルールです。

現代の受験生にとって、スマートフォンを持たずに外出するというのは、ある種の恐怖を伴うかもしれません。 「もし何か緊急の連絡があったらどうしよう」「友達と待ち合わせをしているのに連絡が取れなかったらどうしよう」と不安になる気持ちはよく分かります。 しかし、冷静に考えてみてください。 高校生や浪人生が日中に自習室で勉強している数時間の間に、自分自身の人生を左右するような緊急事態が起こる確率は、一体どれくらいあるのでしょうか。

私は、意地でも携帯電話から物理的な距離を取りました。 朝、家を出る時に机の引き出しの中にスマートフォンをしまい、そのまま学校や自習室へと向かいます。 手元に物理的に存在しなければ、「触りたい」という欲求自体が湧いてきません。 自習室の机の上には、鉛筆と消しゴム、そして分厚い参考書だけが置かれています。 この静かで純粋な環境を作り出すことで、私はようやく、目の前の問題に対して100パーセントの集中力を注ぎ込むことができるようになりました。

分からない問題はどうするのか?アナログな解決法

ここで必ず出てくる疑問があります。 「スマホを持っていなかったら、勉強中に分からない問題が出てきた時、どうやって調べるのか」という疑問です。 今の時代、多くの受験生がスマートフォンでパッと検索して解決していることでしょう。

しかし、私はあえてアナログな方法でこの問題に対処していました。 まず、学校や予備校には、各教科のプロフェッショナルである先生がいます。 そして、同じ目標に向かって切磋琢磨している友人たちもいます。 分からない問題があれば、まずは先生や友達に直接聞きに行けばいいのです。 人に質問するという行為は、自分の分からない部分を言語化する必要があるため、ただ画面の解説を読むよりもはるかに思考が整理され、記憶に定着しやすくなります。

それでも、どうしても周りに聞ける人がいない時や、後でじっくりと調べたい内容が出てきた時はどうするか。 私はそのために、「分からないことメモ用ノート」というものを一冊作っていました。 自習室で勉強していて疑問に思ったことや、後で検索して深掘りしたいテーマなどを、そのノートに箇条書きでメモしておくのです。 そして、夜に家に帰ってきてから、そのノートを開き、家のパソコンやスマートフォンを使ってまとめて調べるという手順を踏んでいました。

その場でパッと答えを知ることはできませんが、「なぜだろう?」という疑問を頭の中に抱えたまま一定時間を過ごすことで、脳はその問題に対してより強く関心を持つようになります。 そして、家に帰ってから自分自身の手で答えを見つけ出した時の達成感は、記憶の定着率を飛躍的に高めてくれました。 このアナログな工夫があったからこそ、私はスマートフォンなしでも全く不便を感じることなく、むしろ効率的に勉強を進めることができたのです。

周りの声に流されない自分だけの戦略

私の周りにも、もちろんスマートフォンを常に手元に置き、器用に勉強アプリを使いこなしている友人はたくさんいました。 彼らを見ていると、「もしかして自分のやり方は古くて効率が悪いのではないか」と不安になることもありました。

人間というのは、どうしても自分に都合の良いように物事を解釈してしまう生き物です。 スマートフォンを使い続けている人たちは、心の中では「動画を見すぎてしまった」という罪悪感を抱えていても、表面上は「このアプリのおかげで単語が覚えられた」というメリットの部分だけを強調してしまいがちです。 私はそんな周囲の姿を少し斜めから観察しながら、「彼らはメリットばかりを見ようとして、本当のデメリットから目を背けているのではないか」と、自分自身を納得させていました。

結果として、この完全シャットアウトという戦略は、私にとって大正解でした。 意地でも距離を置いたことで、私の学習の質は劇的に向上しました。 もしあの時、スマートフォンに依存したままの生活を続けていたら、今のような充実した医学生としての生活を手に入れることはできなかったと断言できます。 もちろん、スマートフォンの付き合い方は人それぞれです。 しかし、もしあなたが自分の意志の弱さに悩んでいるのであれば、一度「完全に物理的に手放す」という究極の選択肢を試してみる価値は十分にあると思います。

第三章 睡眠を削ることは本当に「努力」なのか

受験期に蔓延する「寝てない自慢」への違和感

さて、ここからはもう一つの大きなテーマである「睡眠時間の確保」についてお話ししたいと思います。

皆さんの学校や予備校でも、こんな会話を耳にしたことはありませんか。 「昨日、数学の過去問がどうしても解けなくて、結局夜中の3時まで起きてたわー。今日めっちゃ眠い。」 「え、すごいな!俺なんか1時で限界きて寝ちゃったよ。もっと頑張らないとダメだな。」

受験生という特殊な環境下では、なぜか「睡眠時間を削ってまで机に向かっていること」が、一種のステータスであり、偉大な努力の証明であるかのように語られる空気が蔓延しています。 私も高校生の頃、周りの友人たちが「昨日は何時間しか寝ていない」と競い合うように話しているのを聞いていました。 しかし、私はそのたびに、心の中で静かにこう思っていました。 「それって、一体何がすごいのだろうか?」と。

私には、睡眠を削ってフラフラになりながら勉強することが、合格への近道だとは到底思えませんでした。 むしろ、それは自分の体を痛めつけ、学習の効率を著しく下げる非常に危険な行為だと感じていたのです。

意地でも8時間寝るというマイルール

「というわけで」、私は周囲の「寝てない自慢」には一切同調せず、自分自身に非常に厳しい睡眠のルールを課していました。 それは、「意地でも最低8時間は寝る」というルールです。

私は毎晩、必ず11時半から12時の間にはベッドに入っていました。 「12時を超えてしまったらもうやばい、明日の自分に申し訳ないから早く寝ないと」と、焦りを感じるほどでした。 そして、翌朝は7時半から7時40分頃に起きていました。 幸いなことに、私の家から学校まではそれほど遠くなかったので、朝起きてから15分や20分という驚異的な短時間で準備を済ませて家を出ることが可能でした。 顔をバシャバシャと洗い、用意しておいた服に着替え、朝ご飯を流し込むようにして食べる。 朝の時間を極限まで圧縮することで、睡眠時間を削ることなく、1日をスタートさせていたのです。

夜11時半に寝て朝7時半に起きる。 これを計算すると、ぴったり8時間の睡眠になります。 私は受験生であるにもかかわらず、この8時間睡眠という贅沢とも言える習慣を、どんなにテストが近づいていようとも、意地で守り抜いていました。

授業中の眠気は最大の敵である

なぜ私がそこまで異常なほど睡眠時間にこだわっていたのか。 理由は非常にシンプルです。 「勉強に集中する上で、授業中や自習中に眠くなるという状態は、絶対に避けなければならない最悪の事態だ」と考えていたからです。

よく、食事と運動と睡眠のバランスが大切だと言われます。 もちろん、栄養のあるものを食べ、適度に体を動かすことも非常に重要です。 しかし、私は医学部合格という目標を達成するためには、その中でも「睡眠」が圧倒的に1番大切だと思っています。

人間の脳は、しっかりと休息を取らなければ、新しい知識を吸収したり、複雑な論理を組み立てたりすることはできません。 自習室の机に向かっている時や、予備校の授業を聞いている時に、まぶたが重くなり、頭がボーッとしてしまう。 その状態に陥ってしまった時点で、その時間の学習効率はほぼゼロに近いと言っても過言ではありません。 私にとって、勉強中に少しでも眠気を感じるということは、「自分の睡眠管理が甘かった」という明確な反省材料であり、すぐに改善しなければならない緊急事態でした。 (※ただし、昼食を食べた後に訪れる眠気については、消化のために副交感神経が優位になるという人間の生理的なメカニズムによるものなので、どんなに夜寝ていても防ぎようがありません。これは睡眠不足とは全く別の話として捉えてください。)

だからこそ、私は授業中に絶対に眠くならないために、8時間という十分すぎる睡眠を確保していました。 勉強の計画を立てる時に、「頑張る」という選択肢の中に、「睡眠時間を削る」という項目を絶対に入れてはいけないと、強く自分を戒めていたのです。

第四章 明日のための「攻めの睡眠」という考え方

日中を全力で駆け抜けるための準備

では、どうすればしっかりと睡眠時間を確保しつつ、膨大な受験勉強をこなすことができるのでしょうか。 その答えは、これ以上ないほどシンプルです。

「日中の起きている時間に、全力で頑張る。」

これに尽きます。 学校の授業中、休み時間、そして放課後の自習室。 この限られた時間の中で、スマートフォンなどの余計な誘惑をすべて排除し、極限まで集中力を高めて勉強に向かうのです。 日中を全力で駆け抜ければ、夜には自然と心地よい疲労感が訪れます。 「今日はやるべきことをすべてやり切った」という達成感とともに、11時半にはスムーズに眠りにつくことができるはずです。

もし、夜の11時半になった時点で、「まだ今日のノルマが終わっていない」「明日までにこの単元をもう少し進めたい」と思った時はどうするか。 多くの受験生は、ここでコーヒーを飲み、夜中の1時や2時まで無理をして起きていようとするでしょう。 しかし、私はその誘惑をきっぱりと断ち切り、「今日はもう寝て、明日すっきりした頭で頑張ろう」と決断してベッドに入っていました。 (もちろん、明日の朝一番に絶対に提出しなければならない課題があるなど、特殊な状況であれば多少の無理は仕方ないかもしれませんが、基本的にはこのスタンスを崩しませんでした。)

逃げの睡眠と攻めの睡眠の違い

ここで皆さんに誤解してほしくない、非常に重要なポイントがあります。

私が言っているのは、「勉強するのが面倒くさいから、現実逃避をして寝てしまおう」というような、怠惰な「逃げの睡眠」ではありません。 そうではなく、「明日、今日よりも高い集中力とパフォーマンスを発揮して、さらに質の高い勉強をするために、今あえて寝るという選択をする」という、ポジティブで積極的な「攻めの姿勢の睡眠」なのです。

人間の体は機械ではありません。 特に皆さんのような中高生は、心も体もまだまだ成長している大切な時期です。 そんな時期に睡眠時間を削り続けることは、健康を害し、体に深刻な障害をもたらす可能性すらあります。

例えば、睡眠時間を30分削って、その分だけ夜遅くまで勉強したとしましょう。 削る前よりも30分長く机に向かえたことで、その日の自分は少し満足するかもしれません。 しかし、その30分の睡眠不足が原因で、翌日の授業中の集中力がわずかでも落ちてしまったり、思考のスピードが鈍ってしまったりしたとしたら、トータルで見た時の学習効果はマイナスになってしまうのではないでしょうか。

私は、フラフラになりながら夜遅くまで起きている人よりも、毎日決まった時間にしっかりと睡眠を取り、朝から晩まで高い集中力を維持してコンスタントに勉強を続けられる人の方が、はるかに精神力が強く、そして偉いと思っています。 受験は長距離マラソンです。 一時的な無理をしてペースを乱すよりも、心と体の健康を保ちながら、毎日安定して走り続けることこそが、最も確実な合格への戦略なのです。

終わりに:自分自身の心と体を手なずける

今回は、私が実践した「スマートフォンを自習室に持っていかない完全シャットアウト型」の対策と、「明日のために意地でも8時間寝るという攻めの睡眠」について、たっぷりと語らせていただきました。

読者の皆さんが今抱いている「どうしてもスマホを触ってしまって自己嫌悪に陥る気持ち」や「周りのライバルたちが夜遅くまで勉強していると聞いて、寝ることに罪悪感を覚えてしまう焦り」は、私がかつて自分の机の前で、静かな部屋の中でため息をつきながら毎日痛いほど感じていた感情と全く同じものです。

今日お話ししたように、スマートフォンの誘惑に意志の力だけで勝とうとするのは非常に困難です。 それはあなたが弱いからではなく、機械がそのように作られているからです。 恥ずかしがらずに、スマートフォンを家に置き、物理的な環境を強制的に整えてみてください。 分からない問題は、人に聞くかノートにメモをする。 そのアナログな一手間が、あなたの思考力を確実に鍛え上げてくれます。

そして、睡眠時間を削ることを美徳とする風潮に、絶対に流されないでください。 あなたは、あなたの心と体を守る義務があります。 勇気を持って夜11時半に布団に入り、明日の自分のためにたっぷりと「攻めの睡眠」をとってください。 そして翌朝、すっきりと目覚めた頭で机に向かった時、あなたは必ず「自分は今、最高の状態で勉強できている」という強い自信を感じることができるはずです。

医学部受験という長く苦しい期間は、ただ単に偏差値を上げるためだけの時間ではありません。 それは、自分自身の心の弱さと向き合い、誘惑を断ち切るルールを作り、そして自分の体調を完璧に管理するという「真の自己管理能力」を養うためのかけがえのないプロセスなのです。 この受験を通して培われた自己管理能力は、あなたが将来、過酷な医療現場で働き、患者さんの命を背負う医師になった時、必ずあなたを支える最強の土台となります。

周りの大人たちが「スマホを活用しろ」と言っても、友達が「昨日も徹夜した」と自慢してきても、決して自分の信じた戦略とリズムを曲げないでください。 あなたが今、スマートフォンを家に置いて自習室に向かうその決断も、明日のために潔く電気を消して眠りにつくその勇気も、必ず未来の素晴らしい医師になるための血肉に変わります。

どうか、自分自身の可能性と選択を信じて、今日やるべき目の前の勉強に全力で向き合ってください。 あなたが納得のいく結果を掴み取り、春に笑顔で医学部の門をくぐれることを、宮崎の地から心より応援しています。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。 一緒に頑張りましょう!ローカルメディでお待ちしております!

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