こんにちは!宮崎大学医学部の竹内壮吾です!今回は、勉強の進捗管理や把握の仕方、それから通学時間が長い場合にどう有効活用していたかについて書いていきます。
医学科を目指している高校生、浪人生、社会人の方にとって、勉強時間を確保することはもちろん大事です。ただ、それと同じくらい「自分が今どこにいるのか」を把握することも大事だと思います。
受験勉強をしていると、毎日机に向かっているのに、本当に前に進んでいるのか分からなくなることがあります。参考書は進んでいる。授業も受けている。模試も受けている。でも、志望校に近づいている感覚がない。そういう不安はけっこうあると思います。
僕も、勉強の進み具合をどう管理するかはかなり意識していました。特に夏休みのようにまとまった時間がある時期は、何となく勉強していると、気づいたら1週間、2週間と過ぎてしまいます。これは本当に怖いです。夏休みは長いようで、けっこう短いです。
というわけで、今日は僕が受験期に考えていた進捗管理の方法と、電車通学の時間をどう使っていたかを書いていきます。
勉強計画は、まず1か月で仕上げる内容から決めていました

勉強の進捗管理で最初にやっていたのは、1か月で何を仕上げるかを決めることです。
特に夏休みは、1か月ちょっとくらいのまとまった時間があります。僕が浪人していた時期も、学校に通っていた時期も、まずはその1か月で何を終わらせたいのかを考えていました。
ここで大事なのは、いきなり今日やることから考えないことです。
もちろん、今日何をやるかは大事です。でも、今日の勉強だけを見ていると、全体の流れが見えなくなります。数学を少しやって、英語を少しやって、化学を少しやって、なんとなく勉強した気持ちになる。でも、1か月後に何ができるようになっているのかが分からない。こうなると、頑張っているのに不安が残りやすいです。
だから、僕はまず大きめの単位で考えていました。1か月でこの科目のこの範囲を仕上げる。数学のこの問題集をここまで進める。物理のこの分野を復習する。化学のこの単元を固める。そういう感じです。
1か月の目標を、2週間、1週間、1日の行動に落とし込みます
1か月の目標を決めたら、そこから2週間、1週間、1日という単位に分割していました。
たとえば、1か月で問題集を1冊進めたいなら、2週間で半分、1週間でこの章まで、今日はこのページまで、というように逆算します。こうすると、今日やることが自然に決まります。
よく「計画を立てましょう」と言われます。これは本当にその通りだと思います。ただ、計画を立てるときに、きれいな時間割を作ることだけが目的になってしまうことがあります。朝9時から数学、10時から英語、11時から化学、みたいに細かく決めたのに、1日目からずれて落ち込むこともあります。
僕は、そこまで細かく時間を決めるというより、今日やることを逆算して決めるようにしていました。もちろん、朝に数学をやろうかなとか、夜に暗記をしようかなという大まかなイメージは持っていました。でも、何時から何時まで何をやるかを全部細かく決めていたわけではありません。
自分に合う形でいいと思います。大事なのは、今日の勉強が1週間後、1か月後の目標につながっていることです。
計画は頭の中に置かず、紙やスマホに書き出します
勉強計画は、頭の中だけで考えないようにしていました。
頭の中で考えていると、どうしても忘れます。しかも、人間は自分に都合よく解釈します。昨日やる予定だったことを今日に回して、今日やる予定だったことを明日に回して、気づいたら予定がふわっと消えていることがあります。
だから、僕は紙に書き出したり、スマートフォンにメモしたりして管理していました。科目ごとに何をやるかを書いて、終わったら確認する。これだけでも、かなり頭の中が整理されます。
勉強は、ただ量をこなせばいいというより、自分が何をやっているのかを分かっていることが大事だと思います。自分の中で「今日はこれをやる」と決まっていると、朝に何から始めるか迷う時間も減ります。
この迷う時間って、意外ともったいないです。
朝にやることが決まっていると、勉強に入りやすくなります
朝起きて机に向かったとき、「何をしようかな」と考えるところから始まると、勉強に入るまでに時間がかかります。スマホを少し見てしまうこともあります。参考書を開いたり閉じたりして、結局30分くらい過ぎることもあります。
だから、前日や朝の時点で、今日やることをある程度決めておくのは大事です。
僕は、朝に何時間これをして、夜に何時間これをして、という細かい管理まではしていませんでした。ただ、今日はこれに取り組むということは頭に入れていました。そうすると、勉強を始めるまでの無駄な時間が減ります。
受験勉強では、集中力そのものも大事ですが、集中に入るまでの動線を短くすることも大事だと思います。
進捗は、志望校の問題を見て現在地を確認していました
自分がどれくらい進んでいるかを把握するために、僕は志望大学の過去問や模試の問題を見るようにしていました。
実際に全部解かなくても、問題を見たときに「これはこういう考え方で解けそうだな」と思えるかどうかを確認していました。数学なら、解法が頭に浮かぶかどうかです。物理や化学なら、知らない単語がないか、この公式を使えば解けそうだと思えるかどうかです。
これをやると、自分が今どの位置にいるのかが少し見えます。
参考書を進めていると、参考書の中ではできるようになっている気がします。でも、志望校の問題を見たときに対応できるかは別です。受験のゴールは、参考書を終わらせることではなく、志望校の問題に対応できるようになることです。
ここは、けっこう見落としやすいと思います。
次の参考書は、4割から5割くらい解けるものを選んでいました
参考書のレベルを上げるときも、自分の現在地を意識していました。
僕は、次に進む参考書を見たときに、4割から5割くらいは分かる問題があるものを選ぶようにしていました。これは、先生からも言われていたことです。
最初は、全部知らない問題が載っている問題集を一気にやった方が力がつくのではないかと思うこともありました。難しい問題集をやっている方が、なんとなく強くなっている気がします。見た目もかっこいいです。
でも、全部分からない問題集にいきなり入ると、参考書のレベル差が大きすぎてしんどくなります。解説を読んでも分からない。1問に時間がかかりすぎる。できない問題ばかりで、気持ちも削られます。
逆に、ほとんど分かる問題ばかりだと、成長は小さくなります。
だから、4割から5割くらい分かるけれど、残りはまだできないくらいの参考書がちょうどいいと思っていました。自分に少し負荷がかかるけれど、まったく手が出ないわけではない。このくらいが、継続しやすいと思います。
模試は点数だけでなく、解く過程まで振り返っていました

模試の結果を見ると、どうしても点数や判定に目が行きます。これは仕方ないです。受験は結果が大事ですし、判定が悪いと落ち込みます。逆に良いと少し安心します。
ただ、受験勉強の中では、模試の点数だけを見て分析するのはあまりよくないと思っていました。
僕は、模試の問題を後から復習したときに、「この問題は計算ミスで落としたな」とか、「この問題は本質は分かっていたな」とか、「これはそもそも方針が立たなかったな」とか、そういう見方をしていました。
同じ不正解でも、中身は全然違います。
計算ミスなら、処理の丁寧さや見直しの問題です。考え方は合っていたけれど最後でミスしたなら、次に改善できる可能性があります。逆に、そもそも解法が浮かばなかったなら、その分野の理解を深める必要があります。
模試の結果は、落ち込むためではなく学力を伸ばすために使います
もちろん、模試の点数は大事です。でも、模試の点数がそのまま入試の点数になるわけではありません。
受験勉強で大事なのは、自分の学力を高めることです。だから、模試を受けた後に「何点だったか」だけで終わるのはもったいないです。
どの問題が分かっていたのか。どの問題が分からなかったのか。どのミスは防げたのか。どの分野をもう一度やるべきなのか。こういうところを見ていくと、模試はかなり役に立ちます。
結果だけを見て一喜一憂する気持ちは分かります。僕も、結果が悪ければ普通に嫌です。でも、そこで終わらせずに、解く過程を分析すると、次の勉強につながります。
通学時間が長いなら、最初から使い方を決めておきます

次に、通学時間が長い場合の活用法についてです。
僕は高校時代も浪人時代も、電車通学をしていました。電車に乗る時間があったので、その時間に参考書を見たり、復習をしたりしていました。
通学時間が長いと、どうしても不利に感じることがあると思います。家が近い人は、その分長く机に向かえるように見えます。自分だけ移動に時間を取られているように感じるかもしれません。
でも、通学時間が長いからといって、それがそのままデメリットで終わるとは限らないと思います。使い方を考えれば、勉強時間に変えられます。
電車では、机がなくてもできる勉強に絞っていました
電車の中では、机でしかできない勉強はできません。数学をがっつり書いて解くことは難しいです。物理の計算をきれいに書くのも難しいです。
だから、僕は机がなくてもできる勉強をするようにしていました。
たとえば、参考書の解説を読む。数学や物理の解法を確認する。前にできなかった問題の考え方を復習する。リスニングを聞く。こういう勉強です。
机に座っているときにしかできない勉強は、机でやればいいです。通学中には、通学中にできることをやる。この切り分けが大事だと思います。
何でもかんでも通学中にやろうとすると、うまくいきません。逆に、通学中にやることを絞っておくと、短い時間でも使いやすくなります。
朝の電車では、眠らないためにあえて立っていました
僕が電車通学で意識していたことの1つが、朝はあまり座らないことです。
朝の電車って、座れるとちょっと嬉しいですよね。分かります。座りたいです。人間なので。
でも、朝に座ると眠くなります。僕も、朝から勉強しようと思って電車に乗ったのに、そのまま寝てしまって、気づいたら塾の近くの駅だったということがありました。勉強するつもりだったのに、ただの快適な移動時間になっていました。
それはそれで体は少し回復します。でも、勉強時間として考えるなら、もったいないです。
だから、僕は自分を起こすために、意図的に立って勉強するようにしていました。
朝は単純暗記より、少し頭を使う復習の方が合っていました
朝の電車で英単語帳のような暗記をしようとすると、眠くなることがありました。単語を見ているつもりが、だんだん文字がふわっとしてきます。これは危険です。寝ます。
そこで、朝は数学や物理の参考書を見て、解法暗記に近いことをしていました。書くことはできませんが、「この問題はこう考える」「この解説の流れはこうだった」と頭の中で確認することはできます。
自分ができなかった問題の解説を読むのもよかったです。ある意味、復習の時間になっていました。
リスニングも、通学時間には向いていると思います。机に座っていなくてもできますし、耳を使う勉強なので移動時間と相性がいいです。
自転車通学でも、安全を守りながら工夫できる余地はあります
僕は電車通学が中心でしたが、高校のときは途中まで自転車に乗って、そこから電車に乗ることもありました。
自転車に乗りながら勉強するのは危ないです。これは絶対に無理にやらない方がいいです。安全が最優先です。
ただ、友達の中には、赤信号で止まっている間に参考書を見て、英単語を覚えて、走っている間に頭の中で復習するというような工夫をしている人もいました。かなりストイックだと思いました。
もちろん、全員に勧めるわけではありません。安全面もありますし、人によって合う合わないがあります。
でも、通学時間が長いから不利だと決めつけるのではなく、その中で何ができるかを考える姿勢は大事だと思います。
通学時間の長さは、早起きと復習の習慣に変えられます
通学時間が長い人は、その分、ほかの人より早く起きる必要があります。これは一見デメリットです。朝が苦手な人にとっては、かなりつらいです。
でも、考え方を少し変えると、早起きできる環境でもあります。
もちろん、無理やりポジティブに考えればいいという話ではありません。通学が長いのは普通に大変です。疲れます。雨の日は特に嫌です。
とはいえ、その時間を勉強に使えるようになると、毎日の積み重ねになります。30分でも、毎日続ければかなり大きいです。英語のリスニング、解説の読み直し、前日の復習、暗記事項の確認。小さな勉強でも、続けると力になります。
通学時間を「奪われる時間」と考えるか、「使える時間」と考えるかで、気持ちも少し変わると思います。
まとめ:勉強は、進め方と振り返りを整えるほど前に進みます
受験勉強では、長時間勉強することも大切です。でも、それだけではなく、自分が何をどこまで進めているのかを把握することが大切だと思います。
1か月で何を仕上げるかを決める。そこから2週間、1週間、1日に分ける。紙やスマホに書き出す。志望校の問題を見て現在地を確認する。参考書は4割から5割くらい分かるものを選ぶ。模試は結果だけでなく、解く過程を見る。
どれも特別な裏技ではありません。でも、こういう地味な管理が、受験勉強ではかなり効いてくると思います。
通学時間も同じです。長いから不利だと決めつけるのではなく、その時間に何ができるかを考えることが大事です。電車では解説を読む。リスニングを聞く。立って眠気を防ぐ。机でしかできない勉強は机でやる。こういう切り分けをしていくと、移動時間も勉強に変えられます。
医学科を目指す受験生、浪人生、社会人の方は、それぞれ使える時間や環境が違うと思います。だから、誰かのやり方をそのまま真似する必要はありません。
ただ、自分の状況を見て、どうすれば少しでも前に進めるかを考えることは、どんな人にも役立つと思います。
というわけで、今回は勉強の進捗管理と通学時間の使い方について書きました。これから夏休みに入る人も、今まさに受験勉強を続けている人も、自分のペースを見失わずに進んでいってほしいです。ありがとうございました。
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